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facetime(テレビ電話)に感動した話

先日、アメリカの役所に行って感動したことをシェアしたい。

テレビ電話って使いますか?
私は学生の頃、友達と電話するときによく使ったなあ。
部活の愚痴や、誰と誰が付き合ってるらしいとか、
今考えればかなり内容は薄っぺらかったのだけれども(笑)

covidで在宅ワークやオンラインツールが普及して、
ビジネスでもzoomやらgooglemeetやらを多用するようになった。
私も友達と電話するときだけ使っていたツールだったけど、
仕事でも使うようになって、
もうface timeは電話ツールのひとつとして、今はノーマルになっている。

先日、こちらアメリカの役所に行った時のこと。
私の二つ隣の椅子に、ラテン系?の女の人が座ってた。
左手で持ったスマフォをセルフィーするような角度で持ち、
逆手の右手でジェスチャーをしはじめた。
わりと激しく手を動かしていたから、私もつい彼女に目をやり、見ていた。
始めは何をしているのかわからなかったが、よく見ると
スマホでfacetime(テレビ電話)をしていたんだ。
一瞬、役所の待合席で何やってんねん!って思ったけど、
スマフォから音は聞こえないし、彼女も声を発しない。
どうやら彼女は聾者であったようで、
電話先の相手と、手話で会話をしていた。

日本では「silent」とか「オレンジデイズ」のようなドラマも
流行っていたから、手話はテレビなどで何となくみたことがあったけど、
実際に身近で、リアルな手話の会話見たことは初めてだった気がする。
(ちなみにかなりのスピードで手を動かしてた)

そこで、改めて感じたことが、
ああ、テレビ電話って、めちゃくちゃすごいツールじゃんって。
音だけの電話ではなくて、映像をつけるだけで、
「電話をすることができる人」を増やすツール。
目まぐるしく便利なモノが誕生していく世の中で、
モノ意味を1回1回考えたことなんてなかったけど、
ひとつひとつのツールの意義や本質を考えてから使ってみようと思った。

世の中にある当たり前って、
当たり前すぎて考えたことなかったんだけど、
その物事一つに対しても考えることで
自分の感性も高めてくれるような気がした、そんなできごと。



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