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日本の「ステップファミリー(子連れ再婚家庭)」の統計データを調べてみた、ステップファミリーは年間 約2.2万件(世帯) 誕生している。

※2023年に再度、推定してみました。最新エントリーはこちら。


国内外の社会問題をビジネスの力で解決するボーダレスジャパンのボーダレスアカデミーに通っています。自分に与えた社会問題は「ステップファミリー(子連れ再婚家庭)への支援」。

解決するビジネスプランを考えるうえで困ったことがある。日本にどれくらい「子連れ再婚家庭」が存在するのか、数、推移、家族構成などの実態がわからない。

厚生労働省、司法統計などのデータを探っても見つからない。

日本の「子連れ再婚家庭」の世帯数(できれば年間の成立件数)、普通養子縁組(未成年)の年間成立件数について、お!私はわかるぞ!という方、教えてくれませんか???

以下、公開されている行政データから推定してみた。

● 結論
ステップファミリー(子連れ再婚家庭)は年間 約2.2万件(世帯) 誕生している

・ 養子縁組(普通養子縁組+特別養子縁組)  72,858件 ※1
・ 特別養子縁組 495件 ※2

 普通養子縁組  72,363件  

ここで普通養子縁組を未成年の養子縁組だけにしぼってみる。

・養子が未成年である割合 約61% ※3

 72,363 × 約61% = 44,141件

子連れ再婚家庭の件数を知りたいので平均的な子供の数で割ってみる。

・夫婦の平均出生子ども数(完結出生児数) 約2人 ※4

 44,141 ÷ 2 = 22,070

1年間で成立するステップファミリー(子連れ再婚家庭)は、約2.2万件(世帯)

ちなみに日本の年間婚姻件数は58万件、そのうち夫婦ともに又はどちらが一方が再婚 は17万件、つまり婚姻の4件に1件は再婚(※5、6)となっている。。

再婚してもどちらも子供がいない場合もあるので、普通養子縁組の件数から推定してみました。しかし子供を普通養子縁組しない場合もあるし、引用データは統計年がばらばらなのであくまで推定です。

他にこんなデータ、計算式から推定できるんじゃないか! そもそも統計データとして公開されているぞ!といった情報あれば、ぜひコメント欄まで!!!!

随時修正していきます。


※Facebookでステップファミリー(子連れ再婚家庭)の非公開グループを運営しています。Facebookで   ステップファミリー倶楽部 で検索して、参加申請してください。成立から2年半で約100名のステップファミリー、ステップファミリー予備軍(シングルファザー、シングルマザー)に参加してもらっています。悩み相談だけでなく、嬉しかった出来後の共有コミュニティです。

※1 戸籍統計 種類別 届出事件数  2018 / 法務省
※2 特別養子縁組の成立件数   2016 / 厚生労働省
※3 養子縁組等に関する実態調査結果概要  2010 /民事局
   当事者双方が日本人である事件数 30,613 <2010/01~3 3ヵ月間>うち養子が成年である事件数 11,952 ⇒ 未成年 18,661 (約61%)
※4 完結出生児数(夫婦の最終的な平均出生子ども数) 2015 / 国立社会保障・人口問題研究所 
        夫婦の完結出生児数とは、結婚 持続期間(結婚から経過期間)15~19 年夫婦の 平均出生子ども数であり、夫婦の最終的な平均出 生子ども数とみなされる。夫婦の完結出生児数は 1.94 人。
※5 令和元年(2019)人口動態統計の年間推計 / 厚生労働省
※6 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況 2015 / 厚生労働省
  婚姻件数 635,156
  夫婦ともに初婚 464,975
  夫婦ともに又はどちらが一方が再婚 170,181 
  再婚の割合 約27% 

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