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2023年最新のステップファミリー(子連れ再婚家庭)統計データを大公開!日本には年間約3.7万の新しい家族が誕生




日本における養子縁組とステップファミリーの状況

法務省の養子縁組データ

法務省によれば、養子縁組(普通養子縁組+特別養子縁組)の年間件数は72,858件で、特別養子縁組が624件を占めます(厚生労働省)。また、養子が未成年である割合は約61%だとされています(法務省)。一方、夫婦の平均出生子ども数は約1.9人となっています(国立社会保障・人口問題研究所)。

未成年子どもを対象とした普通養子縁組の推定

これらのデータを基に、普通養子縁組の未成年子どもだけを対象にすると、年間44,141件の縁組が行われていると推定されます。さらに、夫婦の子供数を考慮して世帯数を算出すると、約23,232件の普通養子縁組が未成年子どもを含むステップファミリーの成立となることがわかります。

統計調査の限界

ただし、公的機関が公表している統計調査の調査時期が異なることや、普通養子縁組をしていない婚姻関係ある夫婦家族、事実婚の家族は含まない数値となります。

アンケート調査結果からの推定

筆者が2022年12月に国内のステップファミリー(事実婚含む)を対象とした169名のアンケート調査結果を加味すると、ステップファミリー(事実婚除く)における普通養子縁組の実施率は約63%であることがわかりました。この場合、普通養子縁組を実施していない家族も含めると、年間36,876件のステップファミリーの成立が推定されます。

婚姻全体と再婚におけるステップファミリーの割合

2020年において、婚姻全体は52.6万件であり、そのうち再婚は13.9万件でした。これにより、婚姻全体の約7.0%がステップファミリーであり、再婚においては約28%がステップファミリーと推定されます。

ステップファミリー成立件数の推定

以上の数字を基に、この記事ではステップファミリーの日本における成立件数を約3.7万件/年と推定しました。なお、2021年1月のエントリーから推定を見直してみました。

まとめ

法務省のデータやアンケート調査結果などから、日本におけるステップファミリーの成立件数は年間約3.7万件と推定されています。婚姻全体におけるステップファミリーの割合は約7.0%、再婚におけるステップファミリーの割合は約28%であることがわかりました。これらの結果は、ステップファミリーが日本社会においても一定の割合を占めていることを示しており、今後もステップファミリーに関する支援や研究が必要とされるでしょう。

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