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泣きながら弁当を食べた日④


こんばんは。もずくです。

今日も一日お疲れ様でした。


前回は、職場の上司に辞めたい旨を伝えました。

今回は話を少しだけ戻して、両親に辞めようと思うことを伝えた日のお話をしようと思います。 

両親へ辞めようと思うことを伝えたのは、


この記事に書いていた日です。
わたしが辞めようと決断した日に伝えました。

この日の家での詳細を話していきたいます。



毎日仕事で一日中スタッフやお客様と
話しているからか家では喋る気力も、
笑顔を振り撒く気力もありませんでした。

帰りが遅いから夜ごはんは皆が食べ終わった後に一人で食べることが多かったです。

疲れているから皆でご飯を食べている時でも、
あまり喋らないことの方が多かったです。

その日、私はいつものように小さな声で
「ただいま」とだけ言い、そそくさと自分の部屋へ向かい、部屋着に着替えて、リビングへ向かいました。

私が降りて来たらすぐに

「ごはんできてるよ!」
「ごはん温めようか?」
「洗い物はそのまま置いてていいからね」

父も、母も、
いつもいつも優しく話しかけてくれました。

毎日ちゃんとお礼言えてたかも覚えていません、
この頃は私はまだ子供で幼くて、
仕事の疲労ですごく暗かったと思います。

それなのに、いつも優しくしてくれた両親に
申し訳なくて、この内容を書きながら泣いています。笑

感謝の気持ちを伝えられていなかった分、
今は沢山会って、伝えるようにしています! 


話を戻します。

温めてくれたごはんを食べていると、
母が「最近仕事どう?」と聞いてきました。
父はリビングでテレビを観ていました。

今日は沢山泣いて、辛かったから
本当は早くごはんを食べて、お風呂に入って、
すぐベッドに入って寝ようと思っていました。


普段は仕事で疲れてあまり喋らない私でしたが、
だれかに直接話を聞いてもらって、
楽になりたかったんだと思います。


私は間違ってないよ、頑張ってるよって
言われたかっただけなのかもしれません。

「親」という一番の味方になってくれる人に
庇って欲しかったかもしれません。

「私、もう仕事辞めると思う」と伝えました。

それを聞いて、テレビを見ていた父が、
わざわざテレビを消して私の近くに来てくれました。

私はものすごく早口で、
今日の辛かった出来事や、今までの不満を
全て吐き出すように話しました。

両親は黙ってずっと頷きながら、
私の話を優しく聞いてくれていました。

私は、小さい頃から親を心配させたくなくて、
相談事や弱音を言ったことがありませんでした。


いつも一人で考えて、自分の中の答えが
決まった後に両親に話していました。

そんな今まで全部ひとりで決めてきた私が、
ここまで弱気に話すのが珍しかったのだと思います。

職場であったことを全部話した後に、

「いつも大変だったもんね、よく頑張ったよ」
父も母もそう言ってくれました。

母は、私が夜に仕事の資料作りをしているのを
知っていました。

その時、私は軽く「大変なんだよね〜!」
くらいにしか母に言っていなかったけど、
「あまり無理しないでね」と声をかけてくれた。

父も私の様子をいつも気にかけてくれていた。


「できればすぐに今の職場を辞めたいけど、
 仕事をしない期間があるのも嫌だし、
 ちょうど良い求人が今日あったから、
 明日ハローワークへ行ってみようと思う」
とも伝えました。

すると、ずっと黙って聞いていた父が
「お前は偉いぞ。すごい、本当によく頑張った」

その瞬間、目頭が熱くなるのを感じました。

あぁ、これが一番欲しかった言葉だったんだなと。

私は、まだ社会人3年半の未熟者で、
足らない部分も沢山あったのは分かっているけど
私が今まで頑張ったことを無かったことのように
されることが一番辛かったんだ。と気付きました

はじめての仕事をいきなり任されて、
手助けもしてくれない、文句しか言われない、
分からないなりに一生懸命頑張って完成させたものを内容はどうにしろ、その頑張りに対して
何も言われなかったことが辛かったんだなと。

ただ頑張りを認めて欲しかったのかもしれません。

これは決して私から見た視点なので、
先輩の考え方はもしかしたら違ったのかもしれません。
私を追い詰めるつもりは無かったのかもしれません。

母も、私が沢山悩んで考えて出した答えなら
応援するからしたいようにすればいいよと
言ってくれました。

両親の言葉にすごく救われました。

同世代の友達や彼氏とは少し違う、


社会人を30年以上している両親からの言葉は、
すごく、すごく重みがあり、私を強くしてくれました。


お父さんも、お母さんも、
娘の私に話していないだけで、今まで嫌だったことや、辛かったことが沢山あったんだろうし、
でもその中で私たちにそんな部分は見せずに
普段通り接してくれていたんだろうなと。

両親からの言葉だけでこんなに心が軽くなるなんて、こんなに強くしてくれるなんて

もっと色々なことを両親に話していたら良かったなとも思いました。



お風呂に入って、布団に入って、
寝ようとしてもやっぱり眠れませんでした。

今日の辛かった出来事を何度も何度も思い出して、勝手に一人で傷ついて涙を流していました。

こうされたのが辛かった、ああされたのが傷ついた、前にもこういうことがあって、あんなこと言われたなとか…

もう随分前に終わったことなのに、
辛いことばかり思い出して、
辛かったことを数えたりしていました。

その日は涙を流しながらいつの間にか眠っていました。


皆様は、どうか悲しいことばかり数えるのではなく、幸せの数を数えてみてください。

辛いことを考えても苦しめるだけで、
楽にはなりません。



次は、前の話の続きとなります。
長い間お読みいただきありがとうございました。











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