発達障害当事者同士のアマチュア漫才コンビを結成しました
正直オレはもうお笑いをやることは無いと思っていた。
アマチュアを芸人を昨年引退したつもりだった。
だけどオレは、やっぱ血が騒ぐタイプだ。
漫才をやりたいという思いがある人が身近にいたら、やはりオレは溢れる思いを抑えられない自分に気付いた。
この度アマチュア漫才コンビを新たに結成した。
M-1グランプリの1回戦に出ることをまず第一目標として今動き始めた。
先日お話した発達障害者の自助会スタッフより暴言、恫喝されて出禁にされて以降、新たに他の自助会に関わっていて、オレ自らも現在スタッフの一員にまでさせて頂いている。
そちらで繋がりがあり、相方と出会った。
M-1に出てみたいという話があり、オレで良ければ、という話をさせてもらった。
ちなみにオレが発達障害と診断されたのは3年前なんだが、そこからコンビを組んできた方の中に発達障害当事者の人はいなかった。
今回初、相方も診断名があるとのことで、発達障害当事者同士のコンビとなる(公表することは相方から許可は得ています、というより相方も自身の障害を公表しています)。
ただ、オレらがやろうとしていることはお笑い、漫才。
そこに障害は関係ないことは念頭に置かなければならない。
何事もそうなんだがお笑いに関しては、障害があっても面白いものは面白いし、つまらないものはつまらない、そういう世界。
発達障害があるからといって、大会側から笑いを取ることについて配慮されることはほぼほぼ無いということを今一度再認識し、臨んでいきたい。
それにお客さんからしたら、出場者が障害者だろうが健常者だろうがはっきり言って関係ない。
面白いかどうか、笑えるかどうか、それが全てである。
オレは暗黙のルールがわからない、正義感が強く悪い人が許せない、緊張すると聞き漏らす、メモだらけになる、感情的になりやすい、衝動性が強い、柔軟性が無い、コミュニケーションがヘタクソなどのことがあり、相方には迷惑をたくさんかけるかもしれない。
そのときはごめんなさいと言うしかない。
一応ネタは書いてみた。
だがはっきり言って、勝てる自信は現時点ではまだ無いかもしれない。
というのはオレは1回戦を突破したことが一度も無いし、笑いのセンスもないから、勝てるという根拠がないからだ。
相方がどうだからということでは全くない。
笑いのセンスが無いことは、敗退し続けてわかっている。
前回大学生の人と組んでM-1グランプリ1回戦に挑んで敗退したが、オレはそのとき彼に衝動的に「オレが書いたネタがクソだったせいで負けてごめんな」と言ってしまった。
彼からは「そんなこと言われたらこっち何も言えなくなるじゃないですか。そうやって卑屈になるのは違うと思います。次もし誰かと組むことがあったら、そういうことは言わないであげてください」と指摘を受けたことがあった。
オレはそういうなんていうか、相手の気持ちを考える力も無い。
だけどそんなオレでも、お笑いをやりたいっていう人の気持ちには全力で乗っかりたい。
その上で相方に、オレの配慮の悪さによって迷惑が色々かかってしまったときは、そのときは頭を下げようと思う。
ともあれ、障害があるなし関係なく、やるからには魂を込めてやっていこうと思うし、一緒にオレがやりたいことをやってくれる相方には感謝しながら頑張り、ドラマを作っていきたいと思う。
コンビ名「プレミアムベーコン」です。笑
応援よろしくお願いいたします。
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