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休学日記 海士町編 <最終話>

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

このnoteから3か月以上が経ち、とうとう今日がEntôにおける最終勤務日になりました・・・。朝起きて、海を見ながら伸びをして、ごはんを作って、今日の予約状況を確認する、という生活ともさようならです🥲

留学までの期間というとてもわがままな短期間インターンでしたが、海士町に来る前の期待の100倍、海士町にきてよかったな~と思っています。後悔も一切なく、明日離島できそうです。

最終日、朝から大時化だったのに奇跡的に綺麗すぎた夕日

このすごく満たされた気持ちを忘れないように、また、少しでも多くの人に海士町並びにEntôにきていただけるように、休学期間を海士町で過ごせてよかったことを書いておきたいと思います。


海士町で幸せの基準が変わった

これは後程、また別のnoteに書こうと思っていますが、これまではお金やSNS、自分の発作的な欲求にとらわれた幸せをずっと追いかけていたように感じます。

例えば、

「どうしてもこの形でこの素材のパンツを友達とのディナーに着ていきたい!」→駅ビルを6階から2階までぐるぐる回って探しまくる

「Instagramで一目惚れした2万円のワンピース」→常設店舗すべてに電話して在庫を確認してお取り置きしてもらって交通費2,000円かけて取りに行く

「明日までにネイル綺麗にしたい」→1時間くらい即予約できるネイルサロンを探してバイト前に急いてかけこむ

みたいな・・・。

こういう幸せはお金を払った瞬間が幸せのピークな気がします
手に入れることができた!という達成感と、これからそれを身に着けて生活するワクワク感と。

ですが、海士町で感じた幸せはじわじわと、永久に忘れない幸せだなと感じます。

お気に入りの「黄昏読書」

ここに来てから、無料で自然を遊びつくしたり、見返りを求めないお裾分けや助け合いのシャワーを浴びたりして、私にとっての幸せの本質に触れることができたと思います。

お金をかけたり、焦らなくても、
朝起きて透き通った海を眺めたり、摘んだ野イチゴを雑談しながらジャムに加工したり、イカ釣りしながら何も考えない時間を過ごしたり、夕日が沈んで文字が読めなくなるまで海辺で本を読んだり、港にガスコンロと鍋とお肉だけをもっていってBBQを始めたり、真っ暗なビーチにみんなでいって一言も発さず30分くらいただ星を見ていたり、

じんわり幸せだな~と感じる瞬間が多すぎた3か月でした。

また、21歳にもなって初めての自力での生活でしたが、自分はこれがなくても生活できるな、とか逆にこれがないと生活に支障がでるな、といったラインを見極めることができました。これによってはじめて、「ないものはない」海士町で「足るを知る」を少し学べました



将来の解像度も上がった

これはEntôにて、繁忙期に毎日働かせてもらったおかげです。
毎日働く中で、これをやったらお客さんが喜ぶんじゃないかな、とか、これを取り入れたら業務が減りそう、とか、現場にいながらじゃないと考えられないことに毎日時間を使うことができました

ホテルに関して、やりたいことの解像度が上がったことはもちろんですが、自分の将来像の解像度も上がりました。

Entôに来るお客様は素敵なお客様ばかりで、お部屋に感謝のお手紙や絵を残してくださったり、スタッフに差し入れをくださったり、おうちに帰ってからお手紙を綴ってくださったり・・・

こんな人になりたい!と思う人に接する時間が多かったです。

それもこれも、Entôと海士町で受け入れる皆さんが素敵だからで、絶対にまた戻ってきたいなと思いました。



「ホスピタリティ」というよりも「温かい」海士町のみなさん

冒頭にも少し書いた通り、海士町のみなさんは「ホスピタリティが高い」と表すよりもただただ「温かい」なと思いました。

おもてなし精神がある、とか思いやりがある、という以前になんか温かいのです。

まだ言語化できてない・・・・
けど、その場が温かくなることをするんです。

心がほかほかする、勝手に笑顔になる瞬間が多かったなと思います。
また海士町に来てなんとか言語化したいな~・・・

島民と来島者の区別をつけず、誰に対しても温かいんですよね・・・
感謝してもしきれませんし、私はずっと海士町が大好きでいるんだろうなと思います。

行きたい焼肉屋さんに行けなかったけどそれよりも絶対に楽しかったと思える雑BBQ




まだまとまってないうちにnoteにしてしまいましたが、いろんな場所を訪れるたびにそこの地域性やそこに住んでいる人たちが好きになっているのに、それをさらに更新してくる第二の故郷的な場所ができるとは思っていませんでした。

お別れはさみしいけど、絶対にまた戻ってくるだろうな、と思っているのでさくっと帰ります。これまで関わってくださった皆さんほんとうにありがとうございました。


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