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ポップでキャッチーなのは8小節だけで良いんです。

ポップでキャッチーな曲のことを話すと時々勘違いされることがあります。そのように感じます。ポップでキャッチーな「特定の箇所」がある曲のことをポップでキャッチーな曲と呼びます。具体的に言うと8小節がポップでキャッチーならその曲はポップでキャッチーな曲なんです。

ポップでキャッチーな曲とは覚えやすい曲のことです。初めてサラッと聴いて覚えられるのは8小節が限界です。それ以上は常人には無理です。逆に言うとそのポップでキャッチーな8小節以外はどんなに難解でもかまいません。サビだけ知ってる曲って多いですよね。そうなんです、ヒット曲というのはサビだけをファン以外の多くの人に覚えて貰えてる曲なんです。

ポップでキャッチーな曲を作ろうとしてるあなたはもしかして最初のイントロからAメロ、ミドルエイト、サビ、アウトロまでポップでキャッチーを目指してませんか?そんなことすると逆に薄っぺらくなってしまいます。甘ったる過ぎる曲になります。

甘酸っぱくしてください。酸味があるから甘さの良さが引き立ちます。また酸っぱさも良く感じます。難解な箇所があってこそポップでキャッチーな8小節が引き立ちます。

曲のレパートリーに関しても言える事です。激しいロックンロールを引き立たせるためには優しく物悲しい曲があるとより効果を増します。似たような曲想ばかりだと曲の見分けが付かなくなって結局一曲も覚えて貰えません。

もしあなたがポップでキャッチーなヒット曲を作りたいなら、8小節のキラキラメロディーとキラーワードを生み出してください。それが出来れば8割型曲は完成です。とは言ってもそう簡単にはいきません。どうやってキラキラメロディーとキラーワードを産めば良いのか、あなたは悩みます。そもそも簡単には産まれないからこそのヒット曲なんです。

方法はたった一つだけです。出来るだけ沢山の8小節を作ってください。数が多いとその中に本当にポップでキャッチーなヒット曲になる可能性が高まります。ヒットするか否かは8小節で決まります。キラキラメロディーとキラーワードを産むためにはとにかく沢山作る。これ以外の方法を私は知りません。

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