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距離と感情

先日、知人に誘われ、あいみょんさんのライブに行った。

以前にも一度行ったことがあり、今回が2回目だった。

感じたことが前回と違って不思議だったので、書いてみることにした。

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前回はかなり大きな会場で、遠くの席。「肉眼で一応ご本人見えてます」くらいの距離だった。

今回はたまたま席が前から2・3列目だったので、かなり距離が近かった。ステージ自体も客席と近く、一番近い時はご本人との距離が1.5mくらいだった。

当たり前過ぎて感想ですらないのだが、間近で見て「本物や…」と思った。

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前回は「マリーゴールドの人やんな」くらいの認識で、誘われたから行ってみたという感じだった。ライブが良かったので、その後あいみょんさんの曲を色々と聞くようになった。(ハマった話:こちらの記事

今回のライブも良かったのだが、同時に、前回にはなかった感情も抱いた。距離感が違ったからだろうか。

例えば、1つ前の列の人たちがご本人とハイタッチしたりしていて、すごく盛り上がっていた。

あいみょんさんとハイタッチできて嬉しい気持ちは、すごく分かる。

でも、それより強く思ったのが…

逆にハイタッチしただけで、こんなに喜んでもらえる存在ってすごくない?

気のせいかもしれないが、少し悔しいみたいな感覚があった。いや、本当に気のせいかも。笑

また、ライブ終盤に目が合った客席の小学生に、ご本人がギターピックをプレゼントするという出来事があった。「ギター始めてね」という言葉をかけながら。

その小学生は、それがきっかけで本当にギターを始めて、熱中することになるかもしれない。もしかしたら、将来音楽を仕事にするようなことになるかもしれない。

圧倒的な「give」を見せつけられたなという感じ。

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別に私は、有名人とかインフルエンサーになりたいみたいな欲はあまりない。だけれども、giveする側であり続けたいなとは思った。

自分がした話で誰かの笑いがとれたり、自分の助言が誰かの背中を押したりみたいなレベル感でも。

ライブが終わって、なぜかそんなことを思った。

ちょうど両親が近々還暦を迎えるということで、ちゃんとしたところで家族の記念写真を撮ることを提案してみて、実際にすることになった。

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「あいみょんさんって、やっぱいいよね」と帰路につきながらも…

同時に、まさかの国民的大スターに謎の競争心(?)を抱いてしまうという、よくわからない夜だった。

私は体質的に、「推し活」は向かないのかもしれない。

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ちなみに、この曲がまさにご本人と1.5mだった時のもの。まさかの知らない曲。笑

でも、すごくいい曲だった。テンポ感が良くて、この上なく聴き心地の良い曲。隠れ名曲ではなかろうか。