見出し画像

【リーダーシップ論】リーダーとボスの違い

おはようございます!
今日はチームマネジメント、組織マネジメントにおけるリーダーの役割について書きます。
組織やチームを率いるのはオピニオンリーダー、リーダーであるハズが何を勘違いしているのか、日本ではボスのように振る舞う人をよく見かけます。
猿山のボスのように偉くて絶対権力者だと思っている人、いや思っていないけどそういう刷り込みイメージを知らず知らずに持ってしまったために、間違った立ち振る舞いをしていて、裸の王様状態になってしまっている可哀想な人がいます。

そういう人に語りかけてみたこともありますが、大抵の場合は傾聴もできていないのと、プライドが高い人が多いので聞く耳を持ちません^^;
コミュニケーションについて書いた下記の投稿にもあるように、望んでいない人にアプローチしても大抵の場合は無意味か逆効果だったりします…。

本人が「おや、おかしいぞ」とか「なんかうまくいかない」と言った形で違和感を覚えたり、私のようにチームメンバーが素っ気ない態度を取ったり、反目したりして初めて、自分が間違っているかもと気づく段になってようやく過ちに気づいて学び、内省して言動を改めていくという人もいますが、そういう茨の道をわざわざ歩む必要はないです。
痛いですし、自分も周囲も少なからず傷つきますから。
そんなことになる前から学んでおく方が良いです。
そう、転ばぬ先の杖ですね。

こちらのイラストシリーズは有名なのでご紹介。
非常にわかりやすいですね。
指図するのがボスは、一緒にゴールへ向かいます。しかも先導してね。

ボスは誤ったプランを出した部下を叱責します。
しかも衆人環視という最悪な場所で…。
一方リーダーは、誤ったプランには言及せずに正しいプランを提示し、一緒にこのプランで頑張ろうと鼓舞します。

ボスは全ては自分のおかげ、手柄と言わんばかりに我が我がと主張します。
組織で、チームで働いてるわけですからそんなことはあり得ないのに^^;
一方、リーダーは常に私たちが、チームのおかげで、みんなの力でと語りかけます。

ボスは部下やメンバーを人として見ていません。
道具や駒のように扱います…。
これでは人心はついてきません。
一方リーダーは、たとえうまくいかなくても、上手にできなくても根気よく部下やメンバーにチャンスを与え、フォローし育成しようとします。
これは言葉で簡単ですが、成果を求められる立場になるとわかりますが、胆力と覚悟がないと取れない行動で意外と難しいです^^;

共通しているのは何かというと、間違った考えの人はリーダー=偉いと勘違いしているということです。
別に上司や役職者が偉いわけでも絶対に間違わない存在でもないですし、ましてや絶対権力者などではないのです。
組織における役職などはただの役割です。
上下の関係というより、横並びの列の先頭に立っているのがリーダーで、直面しているのは顧客だったり、株主だったり、ステークホルダーで、よりホットなヒリヒリする前面に立っているのです。
なのでその職務にあった職権と職責を三面等価で与えられているに過ぎないのです。
当然、前面から遠ざかる程に与えられる職務、職責、職権は小さくなっていきます。
後方は安全地帯で脅威は少ないですし、対処すべき事態の速度感も遅いからです。
ただそれだけですが、このことがわかっていないビジネスパーソンが多いので、色々な齟齬が様々な階層で発生して、理解し合えない事態が発生してしまうのです。
なので、私は特に新卒教育ではこのような原理原則について、お話して説明させてもらっています。
肝腎要なのは原理原則です。
それを知り、理解して日々の仕事に向かうのと知らずに漫然と向かうのとでは精神衛生的にも、協働のマインドの醸成にも月とスッポンの差を生み出します。

ということで今回も最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
私も時折このことを振り返り、内省して軌道修正しながら日々、修行を重ねています^^;

記事を読んで頂きましてありがとうございます😃 サポート頂けましたら嬉しいです!頂いたサポートは新たな記事を書くための活動費に充て、より有益な情報発信のための糧にします🙇🏻‍♂️