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誰にでもわかるシナリオの書き方 入門編②

こんばんわ😄
最初の投稿が思いのほか、好評だったので本日はその続きを書く事にしました。
やはりシナリオなど文章表現に興味を持たれている方が多いという事なのかなと思いました。
私は、18歳まで小説を書いたりシナリオを書いたりしたことは一切なく、勉強したこともありませんでした。
好きな人は中学生ぐらいから書いていたりするようで、出遅れてましたが何歳からでもトライできるのが良いところだったりします。
師匠も人生経験が物を言うから、様々なことをしなさいと仰っており学生の頃は意味がよくわかっていませんでしたが、いい歳になって来ると確かにそうだなと思うことばかりです。

わかりやすい例を出すと、恋愛していない人としたことがある人が書くものではやはり、リアリティーが違います。
経験したからこそ描ける心理描写やシチュエーション、セリフがあります。


キャラクターはリアクションと動き、セリフで描き出すのがコツです。
キャラクターを描くのに何ページも費やして説明すると言うのは、間違っていて、象徴的なシーンや瞬間の反応で見せるのがベストです。
反応や動きで人となりを見せる方が、セリフで説明するよりもずっとわかりやすくなりますし、説明セリフやシーン程つまらぬものはありません。
そして大事なのは、キャラクターは終始一貫していないとダメです。
天然なら天然キャラで、クールならクールキャラにしておく必要があります。
クールだけど驚くことはありますが、それはあくまでもクールなキャラの驚きになっていないといけないということです。


主要な登場人物は早めに登場させましょう!
なぜならばキャラクターの理解、キャラクターとキャラクターの関係性というものを早めに描き出さないと、物語の主軸に関係する仕掛けや伏線の上に乗せていくことが遅くなるとテンポが悪くなるからです。
一般的には主要な登場人物は、「起」もしくは「承」の前半までには出した方が良いと言われています。
ドラマの基本的な構造については下記の有料記事に書いてあるのですが、大凡の構成が決まっているからです。


話は削るぐらいの方が締まって面白くなります。
これは、ゲームでも同じです。
シナリオでは承部分が一番ボリュームを持っているのですが、ここがダレると途端につまらなくなります。
承では、伏線を張ったり、新たな事件、トラブルを起こしたりして膨らませますが、余計なエピソードを膨らませ過ぎないようにするのが重要になります。
無理矢理に膨らませて冗長になるぐらいだったら、削ってしまった方が絶対に良いものになります。


転の中で最も重要で、ストーリーの中でも最高潮に盛り上がるクライマックスは、絵で見せることを心がけましょう!
一番の山場でクライマックスのために物語を書いていくわけです。
長セリフでというのは避けたいところです。
臨場感、緊張感、迫力、感動はやはりセリフではなく絵で見せた方が、盛り上がりますし、伝わります。
なので決定的でこれだ!というクライマックスシーンを思い描いて書くのがオススメです。


結ですが、クライマックスの後にどうなったのかという解を見せる部分ですが、主人公が持っていた超目標がクライマックスで達成されたり、完結して、そしてまた何かが始まるという期待を抱かせる役割を持っています。
ここは最高に盛り上がった感情を落ち着かせ、余韻を提供するのが良いのですが、長さにこだわる必要はありませんから、無理矢理に余韻を残そうとしたりせずに、一番良いと思う終わり方を描き出すことに注力しましょう!


シーン(場所、柱)の説明は的確に、そして簡潔に書きましょう。
起承転結といった構成の話は終えて、場面転換などシーンの話を書きます。

◯駅

という柱、シーンにしても様々な駅がありますよね。
渋谷のような繁華街にある巨大ターミナルもあれば、秘境の無人駅や住宅街にある駅など様々です。
もちろんシーンというのはどこでも良いなんてことはなくて、描き出すドラマにとってここでなければいけないという意味を持ったものですから、しっかりとしたイメージと意図があるはずです。
なのでしっかりとイメージを固めて必要な情報を柱やト書きに必要最低限に書きましょう。


一つのシーンは長くなり過ぎないようにしましょう。
一概に言えませんが、原稿用紙で10枚も一つのシーンが続くようなことはオススメしません。
もちろん、ドラマ全体に意味があり必要性を持って効果的に長いシーンがあることはあります。
あまり長いシーンが続くとダレてしまいがちですし、一つのお話の中でそのような長いシーンが何度もあると、テンポも悪くなりますし確実にダレますから、使う場合は効果的に絞って使うように心がけましょう!

ということで第2回はこの辺で終わります。
また続きを書いていきますので、ぜひ読みにきてください😄

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