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WRENCH 30yrs Presents Vol.3 "EDGE of CHAOS" Current & Beginning / feat. Fujimaru Nagoya

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2022年9月29日
12月3日(土)、新代田フィーバーで『WRENCH 30yrs Presents Vol.3 "EDGE of CHAOS" Current & Beginning』が開催されることが発表された。
4月16日のVol.1、8月6日のVol.2に続く結成30周年記念シリーズのファイナルとして行われるWRENCHのワンマンライブ。

5人編成の現メンバーと、初代ドラマーの名越藤丸を迎えた4人編成のオリジナルメンバーによる二部構成。

Vol.1は観に行けたが、7月に左膝の手術を受けたのでVol.2は断念した。


2022年11月7日

オリジナルメンバーによる東京ラストライブ(2003年11月4日)の1曲目に披露された「空虚放浪」の映像が、YouTubeにアップされた。

2008年リリースのDVD『NISTORY』に収録されている映像だが、初めて観た若い世代のWRENCHファンも多いのではないだろうか。
個人的にも久々に観たので、いやがうえにも期待が高まる。


2022年11月22日

DJ TASAKAのゲスト出演が決定。


11月27日
数年前から治療を続けている腰と、手術した膝の回復具合から、ライブを観に行けると判断してチケットを予約。
WRENCHのワンマンを観に行くことを目標に、リハビリを続けてきた。


*     *     *


2022年12月3日

友人Tとリバーサルの展示会に立ち寄ってから、フィーバーへ。

入口で、REDSHEERのherAx Jun氏に遭遇。
そして併設レストランのPOOTLE(旧・POPO)で、WRENCHのマネージャーを務めていた梅田航氏に遭遇。
WRENCHの元ローディーで、名越とCAUCASUSというバンドを組んでいた工藤弘幸氏も現れた。

その後も続々と旧友たちと再会(ざっと思い返しても30人以上)。
20年前にライブハウスで顔を合わせていた連中と盃を交わし、気分はすっかり同窓会。

第一部は、現メンバーによるツインドラムの5人編成。

SHIGE - vocal, synth
SAKAMOTO - guitar
MATSUDA - bass
MUROCHIN - drums
MASATO - drums

WRENCHのライブを観るのは、6月2日の新宿ロフト以来。

現行セットのイントロダクションは、インスト曲の「rising」。そして、2007年発表作『nitro』から「lights give out all freedom」と「blast your dance music」。人気曲が連発され、早くもフロアの沸点が最高潮に。

現時点での最新作『weak』(2019年)から「ヘルノポリス」。そして2曲の新曲を挟んで、再び『weak』から「KIRAWAREMONO」と「Future Now?」。
『weak』の楽曲をプレイする5人編成のWRENCHは圧倒的に素晴らしく、彼らが最強の布陣であることを改めて実感する。

「Future Now?」の余韻に浸っている中、ステージ上に突如、浅野忠信が登場。2008年発表作『drub』に収録されたWRENCHと浅野の共演曲「drift」が披露された。

ラストは必殺「feel more」。文句なしのセットリストで、第一部が終了。

WRENCH 30yrs Presents Vol.1
"EDGE of CHAOS"
Part 1 / Current

1. rising
2. lights give out all freedom
3. blast your dance music
4. ヘルノポリス
5. Breaking Man
6. Moon Shot
7. KIRAWAREMONO
8. Future Now?
9. drift feat. TADANOBU ASANO
10. feel more

WRENCH
SHIGE -vocal, synth
SAKAMOTO - guitar
MATSUDA - bass
MUROCHIN - drums
MASATO - drums


小休止をはさんで、第二部がスタート。
オリジナルメンバーでのライブは19年ぶりとなる。

和田成文(シゲちゃん) - vocal
坂元東(キューくん) - guitar
松田知大(マッちゃん) - bass
名越藤丸(オッちゃん) - drums

ステージから第一部で使用されたシンセが撤去されていた。あの頃のように、シゲちゃんがヴォーカルに専念することを意味する。

シゲちゃんが「WRENCH 行きます」と言い放ち、「空虚放浪」。オッちゃん在籍時代の東京ラストライブの1曲目からスタートする憎い選曲に、フロアが沸く。

2曲目は「空虚放浪」と同じく1997年リリースの『WANDERING IN THE EMPTINESS.』に収録されたキラーチューン「時空自在」。場内の空気がさらに熱を帯びる。

そして、1stミニアルバム『WRENCH』(1994)から「Half Mechanism」。
これまでに、この曲で何度ダイブしたことだろう。
オッちゃん在籍時代のライブは100回以上観ている。

「DOUBLE-0-FREEDOM」「RIDE ON! drastic doom's tension」「Sole to the glow」と2000年代の楽曲が続く。この時代の曲をこんなにやってくれるとは!

本編のラストは、初期WRENCHの代表曲のひとつ「ヒポテーゼ」(1997年)。
当時はライブを重ねるごとに間奏パートが変化していった印象があるが、今回はキューくんが音源を再現したかのようなギターソロを弾いていて胸が熱くなる。
マッちゃんとオッちゃんが刻むリズムに乗って、ステージ中央のシゲちゃんが縦横無尽に舞う。
4人が演奏する姿を脳裏に焼き付けようと目を見開くたびに、涙がこぼれそうになる。

アンコールは「Time & Space」「SKY,LIQUID,MEN,」「空」。
(もちろん、他にも聴きたい曲がたくさんあったけど)十二分に堪能させていただいた。

未だ収束しないコロナ禍に実現したリユニオンライブを目撃できたのは、本当に幸せなことだと思う。

WRENCH 30yrs Presents Vol.1
"EDGE of CHAOS"
Part 2 / Beginning

1. 空虚放浪
2. 時空自在
3. Half Mechanism
4. DOUBLE-0-FREEDOM
5. RIDE ON! drastic doom's tension
6. Sole to the glow
7. ヒポテーゼ

[encore]
1. Time & Space
2. SKY,LIQUID,MEN,
3. 空

WRENCH
SHIGEFUMI WADA - vocal
AZUMA SAKAMOTO - guitar
TOMOHIRO MATSUDA - bass
FUJIMARU NAGOYA - drums

シゲちゃん、キューくん、マッちゃん、ムロチン、マサトくん、オッちゃん、ありがとう!
この日のことは一生忘れない。

30周年おめでとうございます。


https://twitter.com/fjmrhythm

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【追記】2023年6月22日

当日のライブ映像がYouTubeで公開されました!


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