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生涯ベストライブ候補! WRENCH 30yrs Presents Vol.1 "EDGE of CHAOS"

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2022年2月1日
結成30周年を迎えたWRENCHが、久々に自主企画『EDGE of CHAOS』を復活させることをSNSで発表。

30周年記念ライブの第一弾として『EDGE of CHAOS』が開催されるのは、4月16日。会場は新代田フィーバーで、fresh!とGREEN MILK FROM THE PLANET ORANGEが対バンを務めるという。


WRENCHのメンバーと知り合ったのは、1994年4月20日。FIGHT FOR YOUR RIGHTからWRENCHに改名後、東京での初ライブだった。
FIGHT FOR YOUR RIGHT時代のライブも何度か観ているが、本格的に通うようになったのは、その日から。

『EDGE of CHAOS』が行われる4月で、28年の付き合いになる。是が非でもお祝いに駆けつけたいと思っていた。

しかし、4月16日は別のライブを観に行くことに。
WRENCHの30周年ライブを蹴ってでも、行かなくてはならない事情があった。
そちらも好きなバンドなので、きっと楽しませてもらえるだろう。

それでも「もしかしたら、WRENCHの出番に間に合うのでは?」と思い、ベーシストのマッちゃん(松田知大氏)にメールで問い合わせると、20時予定とのこと。
「もしも間に合うようだったら観に行く」と返信した。

この日を逃すと、30周年のお祝いの言葉を直接伝える機会を失ってしまうかもしれない。
7月に左膝の前十字靭帯再建手術を行うので、年内に行われるであろう第二弾、第三弾の『EDGE of CHAOS』を観に行けない可能性があるからだ。

2022年4月16日
17時から某バンドのライブがスタート。とても良い内容だったので、十二分に満喫させていただいた。

大急ぎで新代田に移動。
小田急線のダイヤが乱れていたので焦ったけれど、なんとか20時前にフィーバーに到着。2番手のfresh!を数分だけ観ることができた。

ちなみに、最初の緊急事態宣言が発令された2020年4月以降、WRENCHのライブを観るのは、この日で6回目(配信を加えると9回目)。
コロナ以降、最もライブを観ているバンドである。

5回観た有観客ライブは以下。

2020年11月7日 @新宿 WildSideTokyo
2021年10月4日 @下北沢 Shelter
2021年12月4日 @中野 Moonstep
2022年1月9日 @渋谷 club asia
2022年2月26日 @新大久保 Earthdom


場内が明るくなったので周囲を見渡すと、幼なじみの木下敦也の姿を発見。
東日本大震災の復興支援活動のさなかにBRAHMANを知った木下と、ライブハウスで顔を合わせるようになって約10年。
小学校に入学した直後に知り合った木下が、WRENCHのライブに足を運んでくれることが、この上なく嬉しい。


WRENCHの元マネージャーでカメラマンの梅田航氏や、かつてWRENCHが所属していた3rd Stone From The Sunの小林由紀夫代表、DJの加藤敦慎氏、WRENCHのキューくん(坂元東氏)が在籍するBBのRYUJIさん、前日に千駄ヶ谷GOTENでお会いしたDOOM / セウ / GOOFY STYLEのアベユキヤさん、SNSで知り合ったSさんにも遭遇。
コロナ以降、ライブハウスで友人知人に会えるだけで幸せな気持ちになる。


ビール片手に近況報告をくり返しているうちに、暗転してWRENCHのメンバーが登場。

1曲目は、2019年に発表された『weak』のラストを飾る「Future Now?」。
一番好きなWRENCHの曲、そして以前はライブの最後に演奏されることが多かった「Future Now?」から始まったので、いきなりクライマックス状態。
『水戸黄門』で、格さんがドラマの冒頭で印籠を出すようなものである。

現時点での最新作である『weak』の楽曲を中心に、昨年披露された新曲「Moonshot」や、名盤『nitro』(2007年)収録曲の「recover」を加えたセットリスト。

『weak』発表直後からバンドを離れていたムロチンの代役としてドラムを叩いてきたマサトくんを正規メンバーとして迎え入れ、ツインドラムの5人編成で活動するようになったのが、2020年10月。
もはや、ツインドラムのWRENCHに対する違和感はなく、シェイカーを振るマサトくんの姿も見どころのひとつになっている。

本編ラストの「KIRAWAREMONO」が凄まじく、ここで終わっても大満足で帰路につくことができただろう。
しかし、メンバーがツイッターで「昔の曲もやる」とつぶいていたので、ここで帰るわけにはいかない。

再びステージに戻ってきたシゲちゃんが口にした曲名は「Half Mechanism」。まさか、1stミニアルバムの曲が聴けるとは!
コロナ禍でなければ、ステージダイブ&モッシュを敢行する観客が続出したに違いない。

そしてラストは、初期代表曲のひとつである「Midnight Express」。こちらも平時であれば、ダイブ&モッシュが巻き起こったはずだ。


コロナ以降、最初にライブハウスを訪れたこともあり、2020年11月7日に観たWRENCHのライブが生涯ベストの候補であることに変わりはないが、この日は間違いなくそれ以上のものを観ることができた。

WRENCH 30yrs Presents Vol.1
"EDGE of CHAOS"

2022年4月16日 @新代田Fever

1. Future Now?
2. NOCHINOI
3. Nothing
4. ヘルノポリス
5. Moonshot
6. tORA
7. recover
8. KIRAWAREMONO

[encore]
1. Half Mechanism
2. Midnight Express

WRENCH
SHIGE (vo,synth)
SAKAMOTO (g)
MATSUDA (b)
MUROCHIN (ds)
MASATO (ds,perc)


まん延防止等重点措置が解除され、終演後もビールを飲み交わすことができたことも嬉しい。良いライブを観た後は、浴びるようにビールを飲みたいよね。

WRENCHの皆さま、30周年おめでとうございます!

*     *     *


生涯ベストライブ候補、2020年11月7日のライブレポ。


こちらも候補のひとつ。
2012年5月12日に、WRENCHの20周年記念ライブ第一弾としてシェルターで開催された90年代セット。


そして、今回の30周年第一弾も候補のひとつ。

つまり、現時点での生涯ベスト候補トップ3は、すべてWRENCHのライブってことです。


2020年8月31日の配信ライブを、YouTubeで観ることができるのでぜひ。


*     *     *

【追記】2022年7月30日

2022年4月16日のライブ映像が公開されました。
ぜひ、爆音でご覧ください!


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