サイン入りレコードA to Z (Donuts版) 番外編 2018年ベスト5
※無料で全文読める「投げ銭」スタイルのノートです。
レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
こんな稚拙なコラムに目を通してくださる皆さまのおかげで、なんとか2巡目を終えることができました。心より感謝申し上げます。
今回は久々の番外編です。
昨年同様、個人的な2018年リリース盤のベスト5を選んでみました。お付き合いください。
2018年のベスト5
(2019年1月8日公開記事を再編)
その前に、まずはこちらの2枚を。
BB / REDSHEER
『In The Beginning Of Noise Slaughter』 7"
RYUJI、坂元東、駒村将也、広野与一
- 2018年9月20日 @池袋手刀
BBとREDSHEERのスプリット7インチ。なんと限定50枚です。
BBの「Rise」がめちゃくちゃカッコ良くて聴きまくってるんですけど、こちらは2017年にCDでリリースされたスプリット盤を昨年アナログ化したものなんですよね。
「2018年のランキングに入れるのってどうなの? 」と思い、泣く泣く外しました。
続いてこちら。
Ellie
『STAY GOLD』 CD
Ellie
- 2018年7月15日 @渋谷JZ Brat
元Love TambourinesのEllieさんが11年ぶりに発表したミニアルバム。
内容はもちろん最高で、ライブで何度も聴いた愛着のある楽曲ばかりです。
本来ならば余裕でランクインする作品なんですが、残念ながらリリースされたのはCDのみ。レコード専門の『ドーナツマガジン』に載せるわけですから、やはりアナログ盤が存在しない作品を入れるのはちょっと気が引けます。
ということでVIVID SOUND様、アナログ化をご検討ください。
それではベスト5です。
あえて順位はつけていません。
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SLY & ROBBIE meet NILS PETTER MOLVÆR feat EIVIND AARSET and VLADISLAV DELAY
『NORDUB』 LP
Sly Dunbar、Robbie Shakespeare、Nils Petter Molvær
- 2018年9月18日 @Blue Note Tokyo
唯一ランクインした海外作品は、ジャマイカ最強のリズム隊と北欧ジャズ・ミュージシャンとの共演盤です。
ブルーノートで観た来日公演も素晴らしい内容で、昨年観た海外アーティストだとLeRoy Hutson、Dr. Lonnie Smith、EXCELと並ぶ満足度。
優れた演奏を生で聴くと、音源もそれまで以上に良く聴こえることがあります。このレコードはまさにそのパターン。
(ジャズメンとレゲエミュージシャンの共演盤といえば、Nat Birchall meets Al Breadwinner featuring Vin Gordon as Don D Jr『SOUNDS ALMIGHTY』も甲乙つけがたい充実作でした。どなたか彼らを日本に呼んでくれませんかね?)
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envy
『alnair in august』 7"
深川哲也
- 2018年12月4日 @Liquidroom
中川学、河合信賢
- 2018年12月4日 @恵比寿の居酒屋
2月に飛田雅弘氏と関大陸氏が脱退し、4月に深川哲也氏が復帰。以降、頭の片隅でずっとenvyのことを考えていた気がします。
深川氏が復帰してから初めて観に行った『LAST WISH Tour』(12月4日)の物販で販売されたこの7インチの曲は、ライブでも披露されました。
いろいろ思うことはあるけれど、それでも素晴らしいライブだったことは間違いなくて。
envy、そして飛田氏と関氏のこれからの活躍を祈念いたします。
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BRAHMAN
『梵唄 -bonbai-』 LP
KOHKI
- 2018年2月3日 @我が家
TOSHI-LOW、MAKOTO、RONZI、細美武士
- 2018年2月9日 @都内某所
5年ぶりに発表されたBRAHMANのニューアルバム。
発売日の4日前。身体に故障がある私を気遣ってくれたKOHKIくんが、自宅まで届けに来てくれました。ありがたいことです。
昨年観たライブの中で特に印象深いのは、彼らが主題歌を提供した夏木マリさん主演の『生きる街』のショーケースライブです。
映画のイベントということで、モッシュやクラウドサーフなんてものに全く縁がなさそうな客層。もちろん彼らのファンもいたけれど、武道館公演の直後ということもあり普段より少なめ。それでも、いつも通り(いや、いつも以上に)激しく美しく。
BRAHMANはアウェイに強いバンドだと思います。
そして手前味噌ながら、TOSHI-LOWからセットリストの相談を受けた2つのライブを挙げさせてください。
7月8日のOUTRAGEとのツーマン、そして12月4日のenvy企画『LAST WISH Tour』です。どちらも私が提案した曲を、ほぼ採用してくれました。
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RHYMESTER
『After 6』 7"
DJ JIN
- 2018年12月21日 @ラーメン天華
配信のみでリリースされていた「After 6」が、めでたく7インチ化。
RHYMESTERの宇多丸さんがパーソナリティーを務めるTBSラジオの帯番組『アフター6ジャンクション』のオープニングテーマを、フルバージョンにリアレンジした楽曲です。
ラーメン天華という行きつけのラーメン屋の店主がTBSラジオ信者のため、その店に行く度に必ず耳にしていた曲なので、正に待望のアナログ化。
そして、DJ JINくんにサインを入れてもらった場所もラーメン天華です。
さらに、JINくんと飲んだ3日後(12月24日)。
またまたラーメン天華で飲んでいると、サンタの衣装を身に纏ったアナウンサーが出現。なんと『アフター6ジャンクション』の中継でした。
リスナーにプレゼントを届けるという企画で、ラーメン天華の店主が当選したそうです(笑)
JINくんの馴染みの店に、宇多丸さんの番組の中継が入るという奇跡。
ちなみに、このラーメン天華には、JINくんのサインが入った『B-BOYイズム』の12インチ(※)が飾られております。RHYMESTERファンの皆さま、西新宿にお越しの際はぜひ。
JINくんのお気に入りはタンメンです。
※現在は、宇多丸さんとMummy-Dさんのサインも入ってコンプリート達成!
ラーメン天華
東京都新宿区西新宿5-8-1
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黒川沙良
『Now Best One / Allnight (T-GROOVE Remix)』 7"
黒川沙良
- 2018年7月16日 @ディスクユニオン新宿ソウル・ダンスミュージックショップ
2018年にリリースされた作品の中で最も聴いたレコードは、間違いなく黒川沙良さんの新作7インチです。
昨年2月にディスクユニオン下北沢店で初めて観た黒川さんのライブが衝撃的で、7月に出た今作も入荷日に購入。
新宿のディスクユニオンで行われたリリースイベントで再び黒川さんの歌に圧倒されて以来、ライブに通うようになりました。
最も印象に残っているのは7月25日に代官山ループで初めて観たグランドピアノの弾き語りです。
この7インチ、実は2枚所有しております。
黒川さんのライブを観た後はもちろん、酒を飲んで気分が良いときに出番が多く、酔っ払いすぎて危うく傷をいれそうになったことがあったので、もう1枚購入しました。
(前作の『ガールズトーク』も同様)
黒川沙良
『Now Best One / Allnight (T-GROOVE Remix)』 7"
黒川沙良
- 2018年8月31日 @原宿ストロボカフェ
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以上、こんな感じになりました。実質的には7枚選んだようなものですが、まぁ問題ないでしょう。こんないい加減なコラムの読者の皆さまは寛大な心の持ち主ばかりだと思いますので。
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【追記】2022年8月31日
ということで、2019年1月8日に公開された『ドーナツマガジン』のコラムをご覧いただきました。ありがとうございます。
本文に記載したように、2018年に最も聴いたアーティストは黒川沙良さん。これまでに発売された3枚の7インチは、全て愛聴盤です。
そして本日、沙良さんの新曲「I'm Going My Way」が配信でリリースされました!
めちゃくちゃ良いのでぜひ。
(7インチ化希望!)
* * *
【追記】2022年9月1日
ラーメン天華に行ったので、DJ JINくんのお気に入りのタンメンをチョイス。
メンバー全員のサインが揃った『B-BOYイズム』の12インチも載せておきますね。
RHYMESTERとNEW ERAのコラボキャップも飾られてます。
西新宿にお越しの際はぜひぜひ。
ラーメン天華
東京都新宿区西新宿5-8-1
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