エレベータの中で、音漏れに耳を傾ける日々
こんばんは、突然ですが筆者には最近密かな楽しみがあります。
通勤と退勤時に乗る地下鉄駅行きのエレベータ。
時間帯が時間帯なので毎回同じエレベータに2、3人乗るわけですが大概みんなイヤホンをつけ、音楽を聴いています。
エレベータという静かで閉鎖された空間だと、耳を澄ませばそのイヤホンから流れる音が聞こえてくるのです。
筆者はその人がどんな音楽を聞いているのか観察するのが、毎日の些細な楽しみになっています。
直近ですとくたびれたおじさんがパンクな音楽を聴いておりストレスが溜まっているんだなぁと同情したり、おじいちゃんが若者が聴いているようなKーPOPを聴いていた時は意外で驚いたりもしました。
まあ自動再生で適当に聴いている人もいるでしょうが、その人が聴いている音楽というのは外見で分からない内面や性格が出るものです。
筆者はそれに耳を傾け、軽くどんな人なのかチラ見し、その人の人生を想像します。
自分と全く違う年齢や性別、職業の人の人生に音楽をきっかけとして想いを馳せるのです。
余談ですが他人の人生に想いを馳せる方法は想像以外にも、その人の書いた文章を読むという方法があります。
noteでも本でも論文でも良いですが、読書というのは唯一自分以外の人生を具体的に追体験できるツールなのです。
筆者はただ音漏れを聞くのが好きなのではなく、人の追体験をエレベータという30秒程度の空間でできることが楽しみなのかもしれませんね。
赤の他人と関わることが少ない現代ですが、みなさんも少し周りをチラ見して、他人の人生を想像する遊びをしてみてください。
意外と毎朝同じ電車に乗っている人やよく見かける人に、勝手に感情移入しちゃうかもしれませんね。