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jopus story

私たちの始まり

バングラデシュ人の友人が語った言葉

jopusのスタートは、当社代表の加藤がGoalistを起業した創業期まで遡ります。
当初からアジアでもビジネスを展開すると決めていた加藤は、
「1カ国10人、5カ国50人の会社にする」という目標を掲げていました。

その同時期に加藤は日本でバングラデシュ人の友人と知り合います。
彼の名前はRony。日本がアジアで一番の国だから、という理由で来日した野心家でした。
起業家同士意気投合し、「今後どういう会社を作りたいのか?」と加藤が質問すると、彼はこう答えました。

「俺は財閥を作りたい」

「バングラデシュは経済もインフラもまだまだ発展していない。でも人口は1.7億人と日本よりも多く、若者に溢れている。つまり、日本の戦後と同じ状況が今起こっているんだ。日本の歴史を見たとき、そのタイミングで財閥のような会社が生まれただろう?
だから、バングラデシュで財閥を作るって決めたんだ」

バングラデシュのステージを客観的に見つめ、日本と比較した上で「財閥を作る」という大きなビジョンを掲げた彼。
日本でここまでの視座の高さを持つ人物はなかなかいませんでした。
その目標のスケールの大きさとハングリー精神に、加藤は大きな衝撃を受けました。



圧倒的なエネルギーとインパクト

「一度バングラデシュに来てみなよ!」
と強くRonyに誘われ、加藤は現地へ渡航します。
そこで目にしたのは、加藤の想像をはるかに越えた、溢れんばかりの街の活気とその土地に生きる人々のエネルギーでした。

「カオスの中に次のビジネスは生まれる」

そんな直感と熱量を感じながら、加藤はRonyとともに現地法人を設立しました。

ウェブサイトへ求人広告を掲載したことで、さらに加藤は驚きます。
無名な会社の、若干名の募集に対して200件近く殺到する応募の数々。
求人の必須条件を持ち合わせていなくても、「働きたい!」とアピールする求職者の前のめりな姿勢。
日本では体験することのない勢いと強い意志を肌で感じ、そのエネルギーにただ圧倒されるばかりでした。

このハングリーさが日本にミックスされたなら、ものすごいインパクトになるんじゃないか。
彼らの持つエネルギーは、日本人にとっても、企業にとっても、さらに日本社会全体にも新しい風を吹かせてくれる。
日本社会に多様な価値観が合わさることで、ポジティブな影響がきっと広がる。
10年以上人材業界に携わっていた加藤は、何か自分にできることがあるはずだ、と確信を抱きました。

その確信が「いつか、日本で働く外国人の事業をつくりたい」という強い想いに変わり、jopusの原型となりました。



jopusについて

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外国人とはたらく、を当たり前に

「日本に住む外国人がいきいき働ける社会を作る」
それがjopusのミッションです。

外国人が日本で働きたい理由に、「日本に住みたいから」という声を多く耳にします。

日本の文化やサブカルチャーが好きで、日本に興味を持った。
留学してから好きになった日本に住み続けたい。
日本で進んでいる技術を習得して、母国に持ち帰りたい。

彼らはこんな思いを持って、日本へやってきます。

jopusの理想は、そんな彼らが日本を好きでい続けてくれること。
彼らが日本で働き、日本で暮らし、日本で学び、日本で恋をするまで、仕事も生活もサポートできるサービスを提供したいと考えています。

私たちが現在取り組んでいるのは、まさにその第一歩である「日本で働く」のサポート。
「日本で活躍したい外国人」と「外国人を採用したい日本企業」を繋ぎ、日本で働く外国籍人材を増やすことです。

その一方で、双方のマッチングの難しさを日々感じているのも事実です。
今日では日本で働く外国人も徐々に増えてきましたが、
まだまだルールや情報が整備されている状態とはいえません。

日本で働きたいのに、日本での就職方法がわからない。
外国人求職者も日本企業も、十分な情報を得ることができていない。

双方のアプローチを増やすためにはどうしたら良いのだろう?
わたしたちができることはなんだろう?

また、社会全体に目を向けると、外国人採用の定石やマーケットの仕組みが整っていないことで、一部の企業による外国人の働き手や技能実習生に対する不適切な扱いも生じています。
意志をもって日本へ来てくれた彼らに対し、不当な条件での就労や、日本への期待が裏切られるような思いはさせたくない。そうjopusは考えます。

ポジティブな外国人採用を増やして社会全体に浸透させていくこと。
それは外国人求職者や企業のニーズを超えて、社会問題の解消にも繋がっていくのではないか。

そんな問いかけをしながら、jopusは就職サービスの提供やメディアでの情報発信に取り組んでいます。



jopusのビジョン

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多様性による化学反応

「外国人採用」と聞いたとき、どんなことをイメージしますか?

どんな人がいるの?
日本の会社に馴染める?
ビザは大丈夫?

「日本での就職」と聞いたとき、どんなことをイメージしますか?

どんな人達がいるの?
日本の会社に受け入れられる?
外国から来たのは私だけ?

日本企業にとっても、外国人求職者にとっても、実際に踏み出す時の不安は大きいものです。

それでも、私たちは外国人を新たなメンバーにすることのポジティブな側面と可能性に期待してほしいと思います。
母国を出て日本で働く彼らの存在と、彼らの持ち合わせる旺盛なチャレンジ精神は、既存の日本人メンバーへ良い刺激と影響をもたらします。

「自分が海外に行ったときでも同様に活躍できるだろうか?」と世界を意識するきっかけになったり、多言語を話すメンバーがいることで、「いつかは英語を学ばなきゃ」という気持ちにも火がつきます。

その影響は社員に限らず、事業全体にも対してもいえるでしょう。
海外展開を含んだ新しいビジネスのヒントが広がったり、言語のブリッジをしてくれるメンバーが一人いることで、採用候補者の幅も増えていきます。

想像を超える変化と多様性がもたらす化学反応。
外国人採用の秘めたポテンシャルと最も大きな価値は、実はその部分にあるのかもしれません。



次の当たり前をつくる

日本で働きたい外国人の数に対し、外国人採用にチャレンジする企業はまだほんの一握りです。
異なるバックグラウンドで生きてきた彼らとうまく付き合えるだろうか?
言葉の壁がある中で踏みこんだコミュニケーションができるだろうか?
文化や言語の違いによって生じる壁は確かに存在します。

ただ、1つ言えるのは、求職者と会社の相性という点では、日本人でも外国人でもなんら変わりはないということ。
お互いが仲間として幸せになるには、個人と会社の価値観の共感が必要です。

彼と一緒に仕事をする想像ができること。
彼女がチームに溶け込んで活躍している姿が目に浮かぶこと。

文化背景や語学力以上に価値観への共感ができるかどうかが、採用する側にとっても採用される側にとっても大事な指標になるでしょう。

隣の席に外国人メンバーがいて、コーヒー片手にミーティングをする。

現場で日本人の先輩が外国人の後輩に新しい技術を教えている。
専門用語を説明するのに、日本人もカタコトの英語やジェスチャーを交えながらコミュニケーションをする。

外国人メンバーとのたわいない会話の中で、彼らから見た日本の姿を知る。
日本人との視線の違いや、見出している日本の将来像、価値観を聞いて驚く。

そんな光景を、日常の中に増やしていきたい。

日本で活躍したい外国人がいきいき働ける社会をつくる。
日本企業に外国人採用の機会とそこから生まれる新たな可能性を提供する。

jopusは「次の当たり前」に向かって、一歩一歩近づくことを目指しています

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