早く私に生まれたいのに。新型ウイルスによる弊害【乳桃みゆは女に戻りたい vol.9】

生きていく上で、楽しいこともあれば悩ましいこともたくさん。そんな女性の悩みを、専門家に質問していくYoutubeチャンネル「GOAL IN TV」。番組を盛り上げてくれている出演者の一人、乳桃みゆさんのコラムです！「女性に戻って、結婚したい」そんな目標に向かって頑張る彼女の姿をお届けします。

こんばんは、ちちみゆです。
わたくし本来ならば4月にタイで性別適合手術を受けてニューライフを送っているはずだったのですが、こんな世の中なので未だできておらず、年内にできるかも分かりません。信じたくないけど、できない可能性も結構あります。

今タイは入国緩和しているのですけど、性別適合手術を受けるためには新たにビザを取得したり、海外保険に加入したり、健康証明書を発行してもらい、PCR検査をして無症状という証明書を発行しないとならなくて、費用が上乗せされる状況。

通訳とか付き添いとかいろいろしてくれるアテンド会社の人からも「今万全なサポートができない状況です」と言われてて、そんななか強行するか、世の中が落ち着いて普通に入国できるようになるまで待つか悩みました。

落ち着くのがいつかも分からないし、タイで第二波が起これば再度入国禁止になって渡航できなくなるし。だからといって、渡航してから渡航制限がかかり何ヶ月も日本に帰れなくなるなんて事になっても大変だしタイの人も迷惑だろうし……結局時期を待つことにしました。

しょうがないけど、もう待ちたくないよ〜っていう魂の叫びが聞こえてきます。

知人にこの話をしたところ、「個人的には落ち着くまで待てば良いだけの話だけど、当人からしたら1秒でも早くしたいもんなの？」と不思議そうにしていました。待てないくらい早くしたいもんでございやす。

性転換できてない今の時間は私にとって無駄に寿命消耗してるのと同じに感じます。早く生まれたいです。私に生まれたい。

何を始めるにもまずそこから。お話になりません…。やるってなったら即効やりたいんです。

一緒のお店で働いてる人にこの話をしたら、「1秒でも早く手術したいと思ってなきゃ9ヶ月で手術費貯めらんないよね」と言ってて、まさしくその通りです。禿同（はげどう）です！

性別適合手術をしたい、という気持ちが心に湧いてからの道のり、性転換マラソン。今まで回り道しまくりだったので、すでに12年くらいかかってしまっています。ですが、いよいよゴール目前というところでコースがいきなり伸び、更に黒い霧が一面にかかり、足場も泥沼で悪くなり、視界も距離もどれくらいなのか分からなくなった感じっすね。

私が心配なのは、性転換手術が延期になればなるほど造膣の際、膣の深さが足りるのかどうか、ということ。（ち○こと玉袋の皮を作って膣を作る手術法でやってもらいたいのですが(反転法)、ある程度の長さが必要で、玉抜きしたらどんどん小さくなっていくし、一応入浴の際に皮を伸ばしてはみてるけどこんなんで足りるのか分からないから心配です。）

足りなかったらS字結腸を使う手術しかできなくなり、それはお腹も切るし、費用もかさむし、においもひどいらしいので反転法でやりたい、と願う日々です。不安。

自慢じゃないけど私、巨根じゃないので。

前は女の子みたいでかわいいかも♡て思ってたけど、そもそも女の子にちんこ無いっすもんね。あと、玉取ってからはっきりと変わった感じがします。前も大きくなかったんだけど更に小さくなった感じがしますもん。姿勢というか勢いがなくなってる。やる気なし、ていうのが伝わるちんこになってる。

はあ。巨根だったら深い膣が作れるからこんな心配しなくて良かったのかな。それはそれで、絶対悩んでたと思うけど。

なんにしろどうしようもない悩みなので困ってますが、今日もまた私は出勤します。いざという時のための貯蓄をしておかないとなりませんものね。

なんとなくですが手術後、仕事復帰して少ししたら目標達成したし卒業かなぁって自分で決めてたけど、その時期もズレてきてるので今私は悩んでるだけでなく迷ってもいます。忙し〜！！！！

思わぬタイミングで手術が後ろ倒しになってしまった乳桃さん。彼女だけでなく、大切な予定が延期になってしまった人も多いのではないでしょうか。仕方ないから、今目の前にある仕事を頑張る自分を褒めて甘やかしちゃいましょう……！

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