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渡辺薫がGSCに参画した理由その3=「仕事のOS(Operating System)が同じ」

こんにちは、ゴール・システム・コンサルティング&リ・デザイン研究所です。2021年7月より私たちの会社にジョインする、渡辺薫さんの連載第5回です。これまでの連載は、以下のマガジンからご覧いただけます。

渡辺薫がGSCに参画した理由その3は、「仕事のOS(Operating System)が同じ」です。

数年前、当時7名だった私のチームでOcapiを使ってみました。Ocapiは、MIT(マサチューセッツ工科大学)のダニエル・キム教授が提唱している「組織の成功循環モデル」の要素のうち、「関係の質」「思考の質」「行動の質」を測るためのオンラインツールです。

 結果、満点でした。

Ocapiを紹介していただいた、ハイパーコラボレーションの吉田裕美子さんにお願いして、振り返りの会を行いました。通常は、アンケートの結果に基づいて改善に向けたアクションを話し合うのですが、満点だったので、急遽「なぜ満点がとれたのか」を話し合うことになりました。
その際の、最も印象的だった発言が「仕事のOS(Operating System)が同じ」です。この言葉が出たとき、みんなが深くうなずき、さらにその意味を掘り下げることができました。話し合いの結果、私たちのチーム全員が「仕事のOSが同じ」と感じた二つの重要な要素が明確になりました。

一つ目は、全員がTOCICO Jonah(思考プロセス)の講習を修了していたことです。論理的に考え、コミュニケーションするための枠組みや用語を共有している、ということです。
二つ目は、全員がお互いに個人として尊重する姿勢を堅持していたことです。明確な指揮命令系統(上下関係)を含む特に大企業においては、なかなか実現しにくいチーム文化です。

今でも鮮明に記憶していますが、この時のチームの仕事のスピードとパフォーマンスは、圧倒的でした。それ以来、私は「仕事のOSが同じ」状態にすることをマネージャーとしての目標にしてきましたが、組織の中にあっては、自分自身の努力だけで実現できるものではなく、環境と運も必要だということも学びました。

渡辺薫は現在61歳。新しい環境で有意義な仕事をするためには、「仕事のOSが同じチームをゼロから作り上げること」や「既存組織の仕事のOSを変えていくこと」ことよりは、私の理想と考える「仕事のOS」を共有している組織で仕事をしたいと考えるに至りました。そして10年以上にわたる付き合いの中で、GSCがそういう組織であることを肌で感じることができました。これが、私がGSCに参画することを決めた第三の理由です。

渡辺 薫 (わたなべ かおる)
ゴール・システム・コンサルティング株式会社 
チーフ・カスタマーサクセス・オフィサー(CCSO)※2021年7月より就任予定

プロフィール
ハイテク企業でR&D、経営企画、マーケティング等を経験したのち、90年代のデジタルマーケティングの黎明期にはエバンジェリスト&コンサルタントとして活動。その後、外資系ITサービス企業等でITサービスのマーケティング、コンサルティング等に従事し、2010年日立製作所に入社。超上流工程のコンサルティング手法の開発と指導にあたるとともに、日立グループ内でのTOC活用に尽力。2018年からは日立製作所社会イノベーション事業推進本部エグゼクティブSIBストラテジストとして、日立グループのデジタルトランスフォーメーションの戦略策定・実行のサポートと人財育成に注力し2021年3月に退任。
TOCICO認定Jonah(思考プロセス)
TOCICIOからThe TOC Company of the Year を受賞(2018年)
TOCICO理事(2018年~)
日本TOC推進協議会顧問(2018年から2021まで理事長を務める)
(TOCICO=Theory of Constraints International Certificate Organization)

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