「テレワークに課題がある」が9割の日本

頻繁に緊急事態宣言が出る中、国が企業に対してリモートワークを推奨し続けている。リモートワークに実施して課題があるかと聞かれて、「はい」と答える人は9割を超えたという記事を見た。思ったことを書いていこうと思う。

まず、質問がよくない気がする。リモートワークに課題があると思いますか?と聞かれたらなんとなく「はい」と答えてしまいそうだ。もし聞くとするならリモートワークで何を課題に感じますか?という質問に変えてみてほしい。そうすれば具体的な課題を感じている人はその課題をこたえるし、意識していない人はとくになしと答えるだろう。この9割の人の中にリモートワークの課題を意識して考えている人はどのくらいいるのだろうか。

まずリモートワークの課題は形のある課題(ハード面)と直接目に見えない課題(ソフト面)の要素がある。

まずハード面についてだが、紙の印刷や郵便物の受け取りなど会社にいないとd系内仕事をどうリモートワークするかというような課題や、社員に対してのテレワーク環境整備が進んでいないという課題もあると思う。

ソフト面については、いざリモートワークをやったことで作業効率が落ちたり、部下、上司の顔が見えないことによるコミュニケーション不足や心身ケアの不足など会社によってはいろいろと出てくるかと思う。

ただ、こういう課題についてリストアップして改善しようと動いている人はどれくらいいるのだろうか。トップがやる気ないからとか責任転嫁していても今の状況は変わらない。

というか課題の意味わかっているだろうか。課題とは「目標と現状とのギャップを埋めるために、やるべきこと。」で問題解決のための具体的なアクションのことだ。本当に課題認識している人、そしてアクションまで落とし込めている人はどれくらいいるだろうか。問題提起だけしてアクションプランを考えないのは「問題」として挙げているだけで、そこで止めてしまっている。

大事なのは問題→課題→仮説→仮説立証の繰り返しだと思う。課題を一発で解決できれば苦労はないし、ほかの企業も解決していると思う。ノウハウ本だって出てくるだろう。いまだにこういう問題提起があるということはリモートワークの問題→課題→仮説が進んでいないことだろう。

まずは何が問題かをリストアップしてみる。それに対しての課題を明確にし、どういうアクションプランが必要か仮説を立てて実行する。それが普段の仕事でも重要なことだ。

そう自分に言い聞かせている(笑)できるかはやってみないとわからない。

ごーよー

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