コロナ対策に必要なのは客観的な姿勢

連日、報道番組では感染者数が拡大していること、医療がひっ迫していることを絶えず報道しており、それにうんざりしている人も多いかと思う。

感染者数と死亡者数を見せられて、いかにも日本は危機的状況にあるというような印象を国民に報道している。

日本の今の状況を客観的にみると(数字で各国と比較すると)どうだろうか。今報道されている姿とは違った日本の感染状況が見えてくるかもしれない。

まず、ワクチン2回目の接種率だが日本は37.87%。アメリカやイギリス、フランスは50%を超えている。この数字を見ると日本はワクチン接種が遅れているように見える。

続いて新規感染者数に対する死亡者数の割合について、日本は0.12%で、アメリカやイタリアは0.5近くの数字をたたき出している。ワクチン接種が最速で完了したイスラエルで0.29%と日本の倍以上になっている。

これからわかることは接種を完了していないにもかかわらず死亡者数を多く出していないというところだ。これは日本の医療技術や医療体制がほかの国と比べて発達していたり、医療従事者の日々の献身のたまものだ。

こういうところを報道していく必要はあると思う。一方の意見として、上記の数値を公表することで人々の警戒心が薄れて外出自粛がされないのではというものもあるかもしれない。ただ、それこそバイアスがかかっている。感染者数を垂れ流していても外出の自粛は緩みだしている。現状を正しく把握して次に何をすべきかを考える、判断することが日本に求められている。

また医師会についても正しく報道すべきである。なぜワクチン接種がおくれてしまったのか。なぜワクチン接種をする人に自衛隊も動員しなければいけなかったのか。そして医師会会長の医院は盆休みなのにほかの病院は休みなくコロナと戦っているのか。

個人的な意見だが、医師会会長の人がスーツをきて医療がひっ迫してますといわれても説得力があんまりない。本当にひっ迫しているならあなたも現場でコロナと戦っていて、政府とおしゃべりしている余裕なんてないはずである。こういうところに違和感を持てる人になりたいものだ。

コロナは0にはならない。0に近い数字にすることが正義かのように報道されているが、それは間違いだ。0にできないということはどう共存していくかを考えなくてはいけない。終わりがないというが終わりなんてはなからない。インフルエンザとも共存しているように、コロナとも共存しなくてはいけないし覚悟も決めないといけない。

おそらくBeforeコロナの時代には戻れないのだから。

ごーよー

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