GoToトラベルはいつ再開できるのか?
本日は時事通信社からピックアップ。
GoToトラベルの開始から1年。新型コロナウィルスの感染拡大を受けて昨年末で一斉停止をしている。関連業界では早期再開が強まっているが感染者増加に歯止めがかからず、先行きは見通せない。このことについて考えてみたい。
そもそもGoToトラベルはなぜスタートしたのか
大きく2つの理由がある。
1つは旅行業界が大きな打撃を受けているため、国の援助だけでなく国民のお金による協力が必要だからだ。地方の観光地は壊滅的な打撃を受けている。訪日客数の減少に加えて県外からの観光客も減少している。そんな中、休業をせずに営業を続ければお金は出ていくばかりになり、赤字の一途をたどる。
2つめ価格弾力性が高いためだ。価格弾力性という価格が下がったときにどれだけ需要が増えるかを示す指標のことだ。例えば食品を例に挙げる。人間の胃袋には限界があるため、いくら安くしても売れまくるということはない。人間の胃袋の総数=需要の限界だからだ。そのため、価格を単純に半分にしても需要は倍にならない。一方で、旅行の場合は旅費を安くすることで需要が3倍にもなるという。
以上の理由があり、GoToトラベルを開始したのだ。ただ、GoToトラベルで旅行需要を作り出した場合に、人の往来は増えるため新型コロナウイルスの感染拡大のリスクと隣り合わせとなる。
GoToトラベルはどうすれば再開できるのか
おそらく今の感染状況では再開できない。対策は大きく2つ。1つは再開の基準を決める。2つめは制度を変えることだ。
まず1つ目だが、これは新規感染者が何人以下になったら再開しますという感染者の観点での基準や、ワクチン接種率が100%になったら再開しますというワクチン接種の観点があるっだろう。前者についてはエビデンスが少ないため、判断が難しいだろう。ただ、ワクチン接種率が100%になったら再開しますといわれれば、国民もワクチンを接種せざるをえないだろう。まずは基準を設けてゴールを見せる。そうしてどこまで待てばいいのかを観光業などの関連業の人たちに認識してもらうことは大事だと思う。その方々が残念がらずに済むだろう。
2つめは制度の形を変えることである。たとえば集中的に人の往来が増えそうな県や地域の割引率を下げ、穴場スポットの割引率を上げるとか。人が込みそうな時間帯の新幹線・航空機のチケットの値段を下げるとか、ギャンブルのオッズのように毎日変動するようにして、裏ではうまく人の流れをコントロールするようにする。あとは在住の地域や検査で陰性かを確認済みの場合に割引率を上げるなど、実現できるかはわからないが策はあるだろう。
万が一感染者が出たとしても、どこから感染したのか、どういう状況で感染したのかを検知することができ、今後の教訓に生かすことができる。
それか旅行地でクラウドファンディングサービスを行って一時的にお金を集めるなどはどうだろうか。これは個人や特定の団体や企業に限った話になるかもしれないが、新しい観光地やリゾートを作るので出資してくださーいといって一時的にお金を集めて、お金を落としてもらう。最初は投資した人だけにして徐々に枠を広げて長期的にお金をPayできるようにするなど。
とにもかくにも制度を再開しるゴール(基準)と制度の改革を考えなければ一生停止だろう。
国にコンサルつければいいのにって思いったがなんかダメなんだろうね。利益寄っちゃうだろうし。いろんな頭いい人集めてさ、対応策代わりに考えてチームとかあったら面白そうだとおもった。
ごーよー
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