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生きようと奮起する姿胸打つ【この世界の片隅に】鑑賞後の願い

車椅子の映画・海外ドラマレビュアー Norikoです。
今回は、戦時下の広島、呉空襲に怯えながらの困窮する日常を、人間味あふれ描いたアニメ映画『この世界の片隅に』をご紹介します。


脚本/監督を手掛けた片渕須直が、主人公すずの声に女優のんの起用を熱望した本作

おっちょこちょいで困っている姿に手を差し伸べたくなる、おっとりした性格の主人公すずを、のんが親しみ込め熱演

戦時中、食料や物資の配給困難な状況下で、すずの嫁いだ家族とともに助け合いながら暮らす様子、すずの複雑な淡い恋心を人間味あふれ描かれ、親近感を覚える

空襲により身近な人を亡くし、すず自身も惨劇に見舞われ、今まで胸に秘めていた思いが溢れ出し、感情を爆発させながらも生きようと奮起する、すずの力強い姿に胸が熱くなる

空襲・広島長崎の原爆投下など戦争の悲惨さや、わずかな物資・食料を工夫して生活する知恵、惨劇に見舞われ人物同士衝突しても、向き合い助け合う姿に考えさせられる

困窮する状況下に互いを思い合う重要性込めた本作鑑賞中に、デマや情報によって話題の商品を買い占めてしまうなど、現代社会での異様な出来事が思い起こされ、本作の様に、どういう状況であっても人同士が助け合える社会になって欲しいと願っていた

ハンディを持つ筆者の私は、人と見た目が異なり特殊な一面見せても差別されず、多様な海外ドラマ情報サイトにて再び、フェアに執筆活動出来る社会であって欲しいと願っている

本作は、日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞など受賞した


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