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【図解編5:「人」を書く】

図解マガジンの過去の投稿は上記リンクに入れています。

日本の工場で実績を積んだ流星は、若手ながら半年間の長期出張で技術・製造管理教育のため東南アジア海外子会社の工場にいっています。流星はそこそこ英語はできるのですが、現場になかなか指示が伝わらないようです。そんな時、日本にいる上司の正輝からZOOMで連絡を受けます。そこで、意図や考えを伝える術として図解を学んでいくことになりました。下記の日高由美子氏の「なんでも図解」の内容に沿って進めていきます。今回は第3章の「人の表現」について学んでいきます。

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◆「人」をマスター!!

👨‍;おはよう。

👱;おはようございます。三大ツールの前回までで、「囲む」と「矢印」について学んできました。今日は、残りの一つ「人」ですね。

👨‍;そうそう。やっていこう。まずは、1秒で書ける人のアイコンだ。人のアイコンには2つの特性があると言われている。「なじみがある」と「視線がいきやすい」だ。例えばさ、

A社はユーザーにサービスを提供し、ユーザーはその代金を支払う

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というお題があった時人のアイコンがあった方が柔らくなってわかりやすい。そして、人は本当に簡単に丸と線だけで書くことができるんだ。その丸と線の「人」を著者は、ゼロワン君と呼んでいる。(頭がゼロの形で胴体が湾曲した線でできているからゼロワンとのこと)

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👱;ほんとだ、簡単だ。これを駆使して人を使った図解をしていくというわけですね。確かにビジネスや現場は人で成り立っていますから使う場面は多そうですね。ちょっと書く練習してみます。

👨‍;とりあえずいっぱい書くことが大事だと著者も言っている。

◆人のアイコンの「2つの使い方」

👱;しかし、どんな時に人のアイコンを使えばいいのでしょうか?

👨‍;大きく2つだと著者は言っている。1つは「ビジネスモデルなどの図解の中で役割や人の存在を明確にしたい時だ。例えば、下記があったとしたら人があるなしで見やすさはどうかわるだろう。

A社の商品を購入したユーザーに商品を送る際、サンプルを同梱し、ほかのユーザーに配布してもらうことで商品の認知を広げます。

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👱;おお、やっぱりイメージ違いますね。

👨‍;だろ。二つ目は、人に関わるサービスや状況、状態をわかりやすく伝えたい時だ。下記を見てくれ。例えばこんな時。

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👱;おお、イメージしやすい。なるほど、人の役割や状態を表すという部分がポイントになるわけですね。囲んで、矢印つけて、そしてビジネスでは人がかかわることが基本だから、その人その状態を表現するという位置づけで使われていくわけですね。

◆人の「思考」や「状態」を表すなら、吹き出しと組み合わせる

👨‍;そうそう、そしてさらにその状態を表していく中で、吹き出しを使うとさらにうまく表現ができていくんだ。

👱;確かに吹き出しを入れると感情やメッセージも入れられますよね。

👨‍;ゼロワン君と矢印の図にそこに吹き出しやコメントを入れるとわかりやすくなる。さらに表情を書けるとさらに豊かになっていくんだ。

退職後もその企業をSNSで応援する社員。退職後悪意のあるSNS投稿をし、企業にダメージを与える社員

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👱;おおなるほど。

👨‍;こうやって喜怒哀楽も簡単に表現できていくんだ。

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◆関係性も感情も瞬時に表す「顔の向き」

👨‍;「現場人員とトップの対立」「困ったとき」「反応」などの関係性や感情は「顔の向き」と「矢印」で表現できるといわれている。顔を同じに向きに向けると「チームワーク」とか、「統一された方向性」などが表せるんだ。体は近くても、違う方向を向いていれば「仲間割れ」「見せかけだけのチーム」になるし、信頼関係を築ければそれも表せる。

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👱;おお、わかりやすいし、簡単。

👨‍;それと人と人を区別させたいのであれば、下記を適応していく。

① 斜線で色分け
② 肩の形を変える
③ ネクタイを付ける
④ 帽子をかぶせる
⑤ 体系を変える
⑥ 髪型を変える

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👨‍;一般的に使えるアイコンも下記に書いておく適宜使ってみてくれ。

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👱;確かに丸と線だけでいろんな表現ができますね。

👨‍;「人」の部分はこれで終わりだ。これで三大ツールの解説は終わったから、次回は、4日目(第4章)として「文章を読み最速で作図する」を進めていこう。

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本日はここまでです。私自身これを投稿しながら勉強していますが「囲む」、「矢印」、「人」を書けるようになると、すごく実践で練習しやすくなりますね。タイではお互い英語という両者母国語でない中でコミュニケーションを図るので絵をかいて概念を説明するのは本当に有効なんですよね。それと構造を理解しないといけないので頭の体操になる気がしています。
 さて、次回は実践編に入っていきます。三大ツールを使って、速記するという練習です。読んで解釈して描くというあたりの解説になっていきます。

*下記の固定記事に、このnoteのコンセプト、これまで解説してきたマガジン(書籍)のリンクを載せています。

これまでの各マガジンの一覧と位置づけの一覧は下記です。

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