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【図解編4:「→」を学ぶ】

図解マガジンの過去の投稿は上記リンクに入れています。

日本の工場で実績を積んだ流星は、若手ながら半年間の長期出張で技術・製造管理教育のため東南アジア海外子会社の工場にいっています。流星はそこそこ英語はできるのですが、現場になかなか指示が伝わらないようです。そんな時、日本にいる上司の正輝からZOOMで連絡を受けます。そこで、意図や考えを伝える術として図解を学んでいきます。今回は下記の日高由美子氏の「なんでも図解」の内容に沿って進めていきます。「矢印」について学んでいきます。下記書籍の第二章に該当します。

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◆動きを与える「矢印」

👨‍;おはよう。今日は二章に入って。「矢印」について学んでいこうか。

👱;はい。お願いします。矢印ってかなり使えるというか、図に意味を満たせるというところではすごく使える印象です。

👨‍;そうそう。矢印があれば、パッと見て内容を理解できるんだ。例えば、

お題:入札者は出品者から発想された商品を受け取り、代金を支払う。オークションサイトは出品者からの出品受け付け、入札者はオークションサイトに入札価格の提示を行う。出品者と入札者は相互評価を行う。

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👱;やはり言葉で書くと、ややこしいですが、そこに図があるとわかりやすりですね。なんというか、図に動きを与えるイメージになります・

👨‍;そうそう。現実に動いているのは静止画でなく動画だからね。その動きを表現することが必要だからね。

◆流れ、双方向、対立をマスタ

👨‍;矢印の表現はいくつもあるようだけど、全て覚える必要はないと言っているよ。図解するな「流れ」、「双方向」、「対立」の3つが基本だ。

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対立なんかは競合との関係で描かれるね。
そして、微妙な関係性に関しては、線の違いで表していくといい。

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お題;C社はA社に提携を持ち掛けていたがA社とB社がすでに提携成立。E社は、A社とB社の提携に不満感じている。A社はD社に対して影響が大きい。

このお題で通常の矢印と関係性を加味した矢印の図を見比べてみよう。

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👱:ちょっと具体的な関係性がわからないので何を言いたいかはわかりにくいですが状況としては実ビジネスでありますよね。登場するプレーヤーが多く図を書かないと各々のポジショニングがわかりにくいという状況ですね。確かに矢印に意味を込めるのとそうでないのでは見やすさが違いますね。


◆集中・拡散、上昇・加工は矢印の「向き」で表せ

👨‍;ものごとの状態は、時間として横に動くだけでなく時に、よくなったり、悪くなったりする。その時間の流れと共にその現象の状態を示すのに、集中・拡散、そして上昇・下降の矢印が効果的だ。

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👱:なるほど。いろいろでてきましたね。パパっと打ち合わせで書けちゃったらすごいですね。

👨‍:まあな。でも、会社の打ち合わせや人前で披露するのに自分でやってみなきゃいけない。著者は自分会議でどんどん使いこなせっていっているよ。例えば下記のようなお題を図解してみる。

お題;自分のお小遣いをアップしてもらうには?現状は月20,000円。
会社のまわりはランチ1000円超え続出で、もし20日間会社に行った場合、普通に昼食代だけで消えていく。僕はコンビニスイーツがささやかな楽しみなのに、これでは働く意欲もなくなる・・・・・・。

これを書くと。

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お小遣いをアップしないと。。。

👱;おお、すべてのサラリーマンにも切実なお題ですね。ちょっと強引な感じはしますが、なるほど、図にするとわかりやすいし奥さんにも説明できるのでしょうね。あとは本人の覚悟とプレゼン次第でしょうが。笑

👨‍:そうだな。まずは、わかりやすく理解してもらうところからすべての交渉がはじまるからな。おっと時間だな。第二章の矢印はここまでだ。前回までと今回で最初に説明した3大ツールの内の「囲む」、「矢印」をやってきたから、次回第三章でもう一つの「人」を解説していこう。

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 今回はここまでです。「囲む」に続いて、「矢印」について解説しました。次回は、「人」を使った図解について解説していきます。この3つが揃うと本当に図解の幅が広がると感じています。実際自分の現場でパッと説明するときもこれを知ってから、かなり使っています。

*下記の固定記事に、このnoteのコンセプト、これまで解説してきたマガジン(書籍)のリンクを載せています。

これまでの各マガジンの一覧と位置づけの一覧は下記です。

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