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助ける能力

なんで?

困っている人を助けたのは、私達じゃないですかっ!

いゃ、困っている人が、私達にお願いしてきたから、手伝ったんです!

それなのに、お願いしてきた人と同じ部署の何人かが、私達の働きを無視して、イイトコドリしたのだ。

分かっている。

いつものことなんだ。

その部署の何人かは、いつもそうなのだ。

でも、そのせいで、いつもその部署で困っている人がいる。

困っている人は、いつも困っている。

見るに見かねた他部署の私達が、時間外に手伝ったのだ。

いゃ、困っていることは私達に言ってほしいと、最近はお願いしている。

それは、他部署を手伝うことで、自分達が成長できると、私の部署では言われているからだ。

でも、今日は納得いかなかった。

なぜか、珍しく腹が立った。

たぶん、私にとって、イヤな仕事のやり方だった。

自分のことだけしか考えず、自分の欲で動いている。

そんな行動が、許せなかった。

お客さんはもちろん、後工程のことも考える。

それが当たり前ではないという行動。

思いやりがないと感じた。

そう。

誰かと話す時間はあっても、手伝うことをしないとか、そんな仕事のやり方が、私には許せない。

私だって、気づかないことはたくさんある。

でも、してもらったことに気づいた時には、感謝の気持ちを伝えている。

いゃ、感謝して、と言っているわけではなく。

なんだろ。

偉くなっても、歳を重ねても、思いやりを忘れてはいけないな、と。

私はきっと、困っている人を、見て見ぬふりすることはできない。

そんなことをしても、ずっと気になってしまうのだ。

でも、そこに便乗する人達が許せない。

そんなことを上司に話せば、吼えてみたら?なんて言う。

そんなキャラじゃないし、私が吼えても、と答えた。

私が吼える時は、会社を辞める時ですよ、なんて。

そんな究極じゃなくても、と上司は笑った。

でも、吼えることはしなくても、言ってやろうかな、とは思った。

伝えようかな、と。

お前らのせいで困っているのに、依頼もしないお前らが、イイトコドリすんな!

あ、吼えてるわ。

吼えずに伝える方法を、冷静に考えてみようと思います。

そんな人達と、勝負をするつもりはないけれど、困っている人を助けることができない人を、能力がある人とは思えません。

やっぱり、助けられる人になりたい。

私の憧れです。




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