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返歌🌸 共作小説【白い春~君に贈る歌~】第2章「海を眺めていた」②


どんな言葉もいらないから 

どうか僕のそばにいてくれないか

愛の意味を探して失って 

少し疲れてしまった 心のそばに

何を信じて生きていくの

まっすぐな瞳は悲しいこの世で


そばにいるだけでいいと 言ってくれるあなた

その優しさに甘えたかった

あなたはいつも愛を探していたね

あなたの優しさ 嬉しかったよ

お互い 不器用なんだよね 真っ直ぐすぎて

信じられるもの ずっと 探していたね



Good-bye 今 悲しみなんてさ 

宇宙船から見たら ちっぽけすぎて

Good-bye 今 僕がそばにいて

君を守るから


悲しみが いつも追いかけてくる

宇宙船に乗ったら 逃げられるかな?

あなたにすがりたいけど

わたしは 重すぎるかもしれない



悲しそうな瞳をしている 

君は何を見つめているの
 
僕はもっと もっと知りたい


わたしの闇 見ちゃったかな

わたしが見てるもの あなたにも見える?

あなたを そこへ いざなってしまうの



今日も君は笑ってた
 
みんなと距離を測ってさ 

心は雨に痛んだろう 

誰も知らぬ夜にいたんだろう


わたしの乾いた笑顔

あなたには お見通しだね

心にはざーざー雨が降っていて

わたしを見てくれたのは あなただけ



どこに行ってもなかった 

愛は嘘つきなのか

君に絡まった あの過去を 

今僕はここで解きたい


愛が 行方不明

愛してるは 結びなく 響く

わたしの過去は 最高難易度の知恵の輪

あなたに 解ける?



夜遅くそばにいて 一緒に待っててくれた 

穏やかな朝日を 2人でずっと


あなたとこうしているとき 幸せだったよ



君が眠るまで 僕は歌を歌おう


あなたの声を聴きながら眠る幸せ

優しさに涙が出るよ



君には何もないんだって

死にたい夜も きっとあったって

君は僕の光

だから 君のその手引いてゆく


真っ暗な道を歩いていた

あなたと出会った

わたしは光なの?

あなたを呑み込んでしまいそうなのに




汚れたこの世界で 僕らは失って 

あの鳥たちに追いつけなかった


きれいだったあの頃

あのとき あなたと出会えていたら 良かったね

そうしたら あの鳥たちにも会えたかな



だから 君を傷つけ 自分も傷つけたよ

認めてほしくて 自分の存在を


わたしは闇

あなたを呑み込むの

あなたを 支えられなかった



帰り道 瞬く星の灯は涙を照らした

僕はどこへ行けば

君を傷つけたこの空が嫌いで

帰り道 瞬く星の灯よ

僕を殺してよ 光のない僕を

行かないで ずっと不安で

心はいつも苦しくて


涙は心を洗うから

きれいな目で 帰り道をよく見てね

空は悪くないから

星の灯に悪いこと させちゃダメ

あなたの光 わたしが呑み込んでしまったから

わたしが悪いの

あなたを苦しめてばかり






🌸この記事は仲川光さんの企画参加記事です🌸


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