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2022.6.20 リアル拠点"Livin'G East"の立ち上げと進捗、今後の期待!

前回3月の投稿で、『逆転の発想のコワーキングスペース(既存のコミュニティ/人間関係ソフトウェアがベースとなった拠点/ハードウェア)が、協働(共働)や共創につながりやすいのではないか』という仮説を立てさせてもらいました。
今回は、そこから約4ヶ月が経過して、実際のところ、どんな状況か簡単に記します。

ちなみに現時点での、Livin'G(以下、LVG)入居者(レギュラープラン。ライトプラン計)は個人が約30名、法人が3社です~。
皆さん毎日ずーっと居る訳ではないので、まだまだキャパはあり、追加メンバーも募集しています!!

<KEY POINT>

①「ソフトからハード」の発想は、心理的安全性が早い段階で確保される!
②リアルとリモートのバランスを取りながら、入居者の熱量を最大化するためには工夫が必要!
③Workだけじゃない、メンバーの背後にあるLifeに触れることが大事! そして何より、みんな違ってて、それがいいですね(やっぱり多様性って、すばらしい!)

<KEY POINTの補足解説>

①これは予想通りです。
入居初日から「あー、オンラインでは何度かトークしてましたが、リアルでははじめましてですねー!」という感じでした。
そして、ハッシュタグ満載のメンバープロフィールシートのシェアを通じて、各自の得意技に沿ったコードネーム(あだ名)で呼び合うところがスタートラインでした。
もちろん、LVGで全く初めてあう方々もいますが、間をつなぐコネクターが多いことは、やはり心理的に安全性を確保しやすかったです。
また、元キリン、スプリングバレーのファウンダーでもあるWさんとの話の中で、速攻でビールサーバーを導入したのは、アフター5のチームビルディングに相当貢献しました🍺

既存のコワーキング/シェアオフィスにおいて、ここまでのスピード感で入居者同士がコネクト出来るかと言えば、、、成否は分かりませんが、既に4年近く活動しているGENERYSならでは人間関係があったのはかなりアドバンテージと言えましょう。


②入居メンバーは地方や海外在住でリモート中心の方もいますし、普段はリアルでLVGに来ている方でも、曜日によっては自宅からリモート参加ということも多いです。
LVG入居者間では、LINEWORKSでコミュニケーションをとっていますが、どうしても会ったその場で、リアルにちょっと話して解決することが増えます。そもそも、その課題がどのようなプロセスで解消されたのかが、リモートの方にはうまく伝わらないという問題もあります。
リモート中心メンバーの知見スキルや人脈もすばらしいリソースですので、いわゆる「オンとオフの分断」は避けることが、LVGとしての価値創出の最大化につながることは間違いありません。
そのため、リモート中心のメンバーのエンゲージメントをいかに高めるかについてはいくつか工夫しています。

  • 月2回の入居者定例ミーティング(情報共有やアイディア出し)は、リモート参加はもちろん、欠席者にはなるべく早めにミーティング録画を視聴してもらう。

  • 過去のミーティング動画はLINEWORKSの掲示版に蓄積し、後で入居頂いた方もキャッチアップできるようにする。

  • 欲しい設備やすごしやすい空間にするためのアイディア・改善点は、なるべく多くの意見を拾うため、リアル参加はポストイット、リモート参加者はチャットに書いてもらう。

  • ポストイットはスキャンOCRして、議論の経過をすべて蓄積しているmiroにアップしておく。達成されたアイディアや購入した設備については、ミッション完了のスタンプを押して消し込んでいく。


③みなさん本業(2nd Place)をお持ちで、基本それに注力しています。でも、それだけだと物足りない、視野を広げたい、本業とは別に将来本格的にチャレンジしたい構想があるけど、一人だと自信がない。背中を押してくれる同志がほしい、、、とか多いです。
だだそれって、面と向かって、改まってプレゼンテーションするとなると急にハードルが上がります。
そこで、アフター5に美味しいクラフトビール片手に雑談している中で「実は、いつかやってみたいことがあるんだけど・・・」みたいな感じで口火が切られます。

そうすると興味を持った何人かが集まってきて「ところで何でそれにチャレンジしたいの?」「実は若い頃に、僕の生き方にとても影響を与えた、原点とも言えるこんな体験があって・・・」
ついつい夜が更けるのも忘れて、その方のLife Storyをみんなで聞く会になってたりして(笑)
「よし!それなら、私はこの部分ならスキルがあるのでお手伝いできそうだよ」となると、Workに戻っていきます。つまり、WorkとLifeは行ったり来たりするもので、決した切り離せないものなんですね。
「ワーク・ライフ・バランス」は決して二者択一で双方のウェイトバランスを取るものではなくて、一心同体、絡まり合って考えていくものですよね。
なので、みなさんと一緒に考えたLivin'G(Live in Generys)の理念である「Workだけじゃない、あなたのLifeにもう一つの"リビング"を ~C0-Living is Co-Creating!共働 共生 共創~」はまさに、LVGが向かっていくべき針路として的確なものだなぁと感じている今日この頃です。


<現時点での総括/まだまだこれからですが・・・>

次なる課題は、このような、コミュニティ・オリエンテッドな拠点から本当に課題解決や事業価値創出ができるか、はたまた、プロジェクトを組成できる蓋然性が高まるかです。
率直に言えば、現時点では期待は高いものの、まだ確信までは至っていません。
入居者はもちろん、それぞれの本業(2nd Place)に集中しつつ、Livin'Gの多様性をエッセンスとして、さらにスケールしたり、周縁地に視野を拡大したりすること目指しています。

とはいえ、やはりまずは2nd Placeが最優先で当たり前なので、例えば以下のギモンが湧いてきます。
・雇用関係や業務委託契約がないなかで、一定のリソース提供を求められる共働プロジェクトに参加してくれるのか?
・実際にビジネスに着手した際に、クオリティコントロールは誰がするのか?
・顧客との間に何かトラブルがあったら誰が責任を取るのか?
・仮にうまく収益が生まれたときに、貢献度の測定やレベシェアのフレームワークはどうするのか?LVGというプラットフォームにどの程度収益を落とすのか?そんなことで揉めるのではないか?

それでも、なお期待感が高いのは、
「3rd Placeでも健全に稼ぎながら、みんなでその喜びを分かち合う!」というのが、
間違いなく人生を豊かにすることであり、Withコロナ時代/リモートワーク環境下、2nd Place一極異存からの脱却と相まって「3rdPlaceでも稼ぐ」流れが今後ますます増えるような気がしてならないからです~。

一つでも、二つでも、そんな具体的な事案を、このLVGから産み出したいと思います!
そんななか、入居者Aさん(60歳を起点に、役員まで務めたグローバルカンパニーをすっぱり退職し、シニア世代のリブートする事業で起業!)が、前職のご縁で案件をお持ち頂きました。
現在、多種多様なスキルをもった入居メンバー10名程度が、バーチャルカンパニー的に動き始めましたー!!乞うご期待。

<追伸>

先日、2年4ヶ月ぶりに日本に帰国した、GENERYS共同創業者の潮来さん(在:シンガポール)がLivin'G Eastに初来訪しました!!
コロナ前は毎月のオフ会のたびに日本に来て頂いてましたが、リアルで会うのは、ホント久しぶりでした。
8月頃?までしばらく日本に滞在するとのことなので、リアル潮来さんにも会いに来てください(笑)


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