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ほるん

今から1年以上前の話になる。 2017/01/07、我が家の愛モルモット、ほるんが亡くなった。ほるん、という名前はわたしが子どもながらに直感でつけた名前。ホルンという金管楽器が存在することもろくに知らなかったのに、何故その三文字を組み合わせたか、今となっては誰にもわからない不思議。 ほるんが我が家に来てから、8年と4ヶ月が経った。ほるんの挙動は徐々に鈍っていったし、毛はパサついて静電気を帯びていた。一方でわたしはほるんの居る実家を出て、新たな生活を始め、ほるん(7〜8

    • キプロスへ行った

      夏といえば、海。 海といえば、地中海。 地中海に浮かぶ島、キプロス島へ行った。 トルコ、シリア、レバノン、ヨルダン、イスラエルに囲まれる島……の治安は素晴らしく良かった。 のどかな街並みの中に建つ家。 子羊に蹴破られそうな木製のドアに南京錠がひとつ。 共にキプロスへ飛んだ3人目のルームメイトは、建築学科らしく「このいびつな造形の建築物は〜」と考察していた。わたしも建築概論を履修していたので、彼の言うことも少しは理解できて楽しめた。 キプロス島の砂の色と、建築物の

      • 3人目のルームメイト

        3人目の同居人が我が家にやってきたのは、何故か彼がスイカをいくつも所持していたから。 同居人1「スイカ食べたい。スイカ持ってる友達呼んでいい?」 これが始まり。 スイカを抱えて我が家にやってきた3人目の同居人は、そのまま我が家に住み着いた。 我が家には4枚ほどフトンがあるんだけれども、ロフトに2枚、ロフトの下に2枚敷いてあって、私と彼はいつも下で寝ている。いつも隣で豪快にいびきをかくのでうるさい。 彼はロックミュージックが大好きで、いつもお気に入りのロックを聴

        • 2人目のルームメイト

          2人目はわたしと同じ学年学科、デザイン情報学科の2年生。 掃除洗濯洗い物、といった家事の8割は彼がやってくれているんじゃなかろうか。というくらいに働き者。 あまりの主婦力にわたしたちは彼を「ママ」と呼び始めているし、彼もそれに違和感なく返事を返す。 彼のママ具合は主婦力だけではない。 ダイニングで音楽を聴きながらコーヒーを飲んで、本を読むその姿は昼下がりのマダムそのもの。 わたしたちが馬鹿騒ぎをしている時も、静かに笑っているような印象。 そんな2人目のルームメイ

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          1人目のルームメイト

          最初の居候、映像学科の1年生はとんでもなく顔の整った青年。身長は183.5センチ。勤勉で、とくに哲学が好きで、日常会話に哲学用語を持ち出してくる。彼は主に食器洗いを担当してくれていて、調理担当の日も多い。 このミートソースにはごまドレッシングとポン酢を混ぜて作ったらしいけど何故か美味しかった。 彼の食生活は面白い。枕元に食パンを置いて寝る。彼曰く「起床即パン」を実行したいがためらしい。朝はベッドから起き上がって朝ごはんを食べることすら面倒なんだそう。わたしの場合、朝ごはん

          1人目のルームメイト

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          4人暮らしが面白いので記録しておこうと思う。 はじまりは、映像学科の1年生がうちに居候するようになったこと。 往復4時間かけて実家から通学していたところを拾った。 そもそも、わたしの家は1人暮らしに向かない。 家具一式を置いてスペースの余る部屋が2つ。 ふとんが2枚敷ける広さのロフト付き。 むしろ今まで1人暮らしを貫いていたのが謎。 そんなわたしたちの生活を覗きにほぼ毎日のように友人がうちにくるようになった。 ふらっと遊びにきたはずのデザイン情報学科2年生と建築学

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