縁起物は“おせち”だけじゃない!西京焼き4種を楽しむミールキットでおめでたい新年を
はじめに
こんにちは。株式会社ぐるなび プロモーション事業部 事業統括室 室長の安藤京介です。先月からスタートした、ぐるなび×名店シェフのコラボレーションによる「ぐるなび Premium Meal Kit」をご紹介させていただく本企画。今回はその第2弾として、お正月にもぴったりな「西京焼き」のミールキットをご紹介します。
開発にお力添えいただいたのは、ミシュランガイドで4年連続二つ星に掲載されている「銀座しのはら」の篠原武将シェフ。自宅でも気軽に名店の西京焼きが楽しめるよう、上手な焼き方のポイントも丁寧に教えていただきました。
素材の美味しさをぐんと引き上げる西京焼き
西京焼きをご紹介する前に、まずは「懐石料理」についてあらためて触れさせてください。茶の湯の発展とともに広まった懐石料理は、もともとはお茶をいただく前に茶室でふるまわれる一汁三菜を基本とする食事です。侘び・寂びを料理で表現するため、四季を感じる旬の食材のみを使い、その食材の風味を最大限に活かした薄目の味付けが特徴となっています。そして、忘れてはならないのが“おもてなしの心”。温かい料理は温かいうちに、冷たい料理は冷たいうちに、お皿の温度にも配慮して絶妙なタイミングで提供されるホスピタリティの高さも特筆すべき特徴です。
西京焼きは、そんな懐石料理の中でも代表的な料理であり、京都の白味噌をベースにした漬け床に食材を漬けてから焼き上げる調理法です。白味噌は西京味噌とも呼ばれ、京都が主な生産地。赤味噌よりも含まれる麹の割合が高く塩分が少ないため、ほんのり甘く、まろやかな味わいとなります。この白味噌に、みりんや酒などを加えて漬け床を作り、そこに魚や肉などを漬けると、麹によってタンパク質が分解されてやわらかくなり、うま味成分であるグルタミン酸が増加します。それが西京焼きの美味しさの理由なのです。
今回ご紹介するのは、「銀座しのはら」で実際に提供されている西京焼きを、自宅でも気軽に楽しめるよう開発したミールキット。銀鱈(ギンダラ)、鮭、帆立、そして北寄貝の4種類を詰め合わせたスペシャルなセットとなっています。
繊細で美しい日本料理の真髄を極める「銀座しのはら」
「銀座しのはら」が、篠原シェフの故郷でもある滋賀県から移転オープンしたのは2016年のこと。それまでの10年間ですでに全国区の人気を獲得していた同店は、銀座へ移転した翌年にはミシュランの星を獲得。最初は一つ星、その翌年からは4年連続で二つ星に掲載される名実ともに日本を代表する日本料理店の一つと言えます。
店内はわずか12席のカウンターのみ。3か月前に解禁される予約は、またたく間に埋まってしまう予約困難店でもある「銀座しのはら」。常に、どうしたらお客さまに喜んでもらえるかを考えているという篠原シェフによる、伝統や格式の高さは守りながらも日々アップデートを重ねる料理は、思わず息をのむほどの美しい盛り付けが「まるで絵画のよう」と絶賛されています。
そんな「銀座しのはら」での西京焼きは、懐石料理のメインとも言える「八寸」の一品として登場することが多い定番料理の一つ。もちろん、季節ごとの素材を使って丁寧に仕込まれています。西京焼きはスーパー等でも購入できますが、日頃から西京焼きを口にしている人ならなおのこと、このミールキットの素晴らしさを実感いただけると思います!
お正月にぴったりな縁起物としてもおすすめ
さて、お正月の定番はおせち料理ですが、お正月休みの後半にはちょっと飽きてしまう……という方も少なくないはず。あるいは「おせち料理そのものが苦手……」という方もいらっしゃるかも知れません。そんな時にも「銀座しのはら 西京焼きのミールキット4種」はぴったりです。懐石料理の八寸はお酒の肴として楽しむ目的もあるので、西京焼きはとにかく日本酒とよく合いますし、ごはんのお供としてもかなり優秀。日本の伝統料理をしっかり味わいながら、お腹も心も満たされるお正月が過ごせるはずです。
ちなみに、おせち料理にはさまざまな縁起の良い要素がありますが、今回の西京焼き4種の中にもしっかり縁起物が含まれています。この記事のために調べてみたので、すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、ぜひここで披露させてください!
まずは銀鱈。お正月に食べるタラには「1年間食に困ることなく“多良福(たらふく)”食べられますように」という願いが込められています。西京焼きでも銀鱈は大定番ですが、たっぷり乗った脂が西京味噌によってほっこりとした旨みに変わり、お酒もごはんもすすむ一品です。
北寄貝は加熱すると色が紅白になる縁起物。西京焼きにするとどうしても硬くなりやすいのですが、それを上回るうま味が楽しめます。
帆立は「海扇」とも呼ばれ、殻の形が扇のように広がっていることから、末広がりにつながる縁起物としておせち料理やお祝い事にもよく使われています。西京焼きとしても昔から人気があり、帆立本来のうま味を味わい尽くせます。
鮭も実は縁起物。川で生まれて海へ出た後、過酷な環境を生き抜いて再び川へ戻ってくることから、わざわいを「避ける」、「栄える」という縁起の良い魚でもあるのです。皮が少し焦げるくらいまで焼いた脂の乗った鮭は、ご飯との相性が抜群です!
焼き加減が難しい?シェフ本人による解説動画で失敗知らず!
さて、ここまで「銀座しのはら 西京焼きのミールキット4種」の魅力をお伝えしてきましたが、「はたして本当に自宅でも上手に焼けるのだろうか?」と不安に思う方がいらっしゃるかも知れませんね。でも安心してください!篠原シェフご本人による解説動画もご用意させていただきました。
https://youtu.be/rGx1W0W32t0
ミールキットを開封してパッケージから取り出し、漬け床を拭き取るところから丁寧に実演。焦がしすぎないように均一に火を入れるコツなど、篠原シェフらしいきめ細やかなアドバイスがたっぷり詰まった約7分間の動画です。これさえあれば、安心して自宅でも美味しい西京焼きが楽しめますよ。
ミールキットの内容は以下の通り。2〜3人前の材料を漬け床に漬けた状態でお届けします。
・西京漬け 各2切
北寄貝
帆立
銀鱈
鮭
冷凍でのお届けとなりますので、調理の約2時間前に常温で解凍してから調理を開始するのがポイントです。上記の解説動画のほかにも、詳しい調理手順をまとめたリーフレットが同梱されていますので、そちらも合わせてお使いいただけます。
3か月先の予約はすぐに満席!銀座しのはら渾身の西京焼きを自宅で
「日本伝統の味をご家庭でも楽しんでいただきたいという思いで、丁寧に丁寧に作った西京焼きです」と篠原シェフ。お酒の肴にもごはんのお供にもぴったりなので、ご家族でお楽しみいただけるのも嬉しいですね。2024年のお正月のテーブルには、おせち料理だけではなく縁起物の西京焼き4種を加えて、素敵な新年を迎えてみるのはいかがでしょうか。
篠原シェフの思いがたっぷり込められたミールキットは、お歳暮などの贈り物としても喜ばれること間違いなし! シックな化粧箱入りのギフト用、縁起物の代表格・鮑だけのミールキットもありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
「銀座しのはら」の商品一覧を見る▶︎
https://gpmk.jp/pages/shinohara
新年に向けた限定商品も登場
最後に年始に向けた新商品をご紹介します。
まずは、お正月には欠かせないお雑煮。「甲賀の丸餅」を使用し、鯛・鴨・車海老など豪華食材を合わせています。なかでもこだわったのは日本料理の粋ともいうべき“出汁”。 「小さい頃、父親が毎年、年越しそばを作ってくれていて、年が明けるとその残った出汁でお雑煮を仕立ててくれてたんですが、それがとても美味しくて。そんな記憶もあって、今回は“出汁”にこだわったお雑煮を作りました」と篠原シェフ。
そして、「しのはら」常連のお客さまから「今年はいつ始まるの?」と心待ちにする声も多いという、からすみが旬を迎える秋冬にのみ提供される「半生からすみ餅」。冬の定番メニューとして愛され続ける、「しのはら」の名物料理がご家庭で簡単に調理でき、お召し上がりいただけます。
それではまた、次回のnoteでお会いしましょう!