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GMOサインの働く人・文化・環境のこと~IT業界未経験だった広報担当の視点から~

はじめまして、「電子印鑑GMOサイン」広報担当の山下と申します。
昨年、異業種から、GMOサインを運用・開発するGMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社(以下GMO-GSHD)に入社しました。日常では、1児の母として育児に奮闘しています。
 
今回は転職してみて感じた、GMO-GSHDで働く人や、企業文化、仕事環境についてお伝えいたします。
 

GMOサインの公式キャラクター「山田くん」「石島さん」

IT業界での働き方にカルチャーショック

前職は“紙文化”が根強く残る業界で働いていました。
例えば、稟議は紙で起案・申請・回覧されていましたし、他にもハンコ欄があるものは紙で申請されることがほとんどでした。
一部デジタル化されていた業務もあり、2020年4月に初の緊急事態宣言が発出された際は、在宅勤務に切り替わりました。頻繁ではなかったものの、在宅勤務日に契約書・申込書の処理や稟議書類の回覧のため、急きょ“押印出社”することもありました。

そんな時、子どもの通う保育園が長期休園になりました。

育児と仕事の本格的な両立がせまる中、電子契約というサービスを知りました。調べるうちに「電子契約がもっと普及・浸透すれば、誰もが自分に合った働き方を選択できるのでは」と考えるに至り、思い切ってGMO-GSHDに転職しました。

入社早々、驚いたこと

それまでは1日に何枚もの紙資料を扱っていたため、第1にペーパーレスが徹底されていることに驚きました。第2に、多くのパートナーがフルリモート勤務で、オフィスにほとんど人がいなかったことです(GMO-GSHDでは、まん延防止等重点措置および緊急事態宣言期間中は原則出社禁止・許可制だった)。
 
IT企業かつGMOサインを扱う会社として、当然のことかもしれません。
ですが、全ての業務のクラウド化、とりわけ電子契約がもたらす働き方の柔軟性に驚きを隠せませんでした。現在は週1出社のハイブリッド勤務(回数はチームによる)が主ですが、コロナ禍以降フルリモート勤務を続けるパートナーは一定数います。

今では度重なる保育園の休園もフルリモート勤務で柔軟に対応。
お絵かき帳にひらがなを書き足したり、
パソコン前スペースを奪還したりする“業務”も難なくこなせるように

入社後に直面した業界用語の難しさ

IT業界で使われる用語は英語圏からの概念や言葉が多く、業界未経験だったため「カタカナ語や略語が多く難しいな」と、すぐさま自身の課題が浮き彫りになりました。
日進月歩のIT技術や用語を猛勉強する中、入社直後に担当したプレスリリースは『導入支援』サービス開始のお知らせでした。
2021年8月に開始した『導入支援』は、GMOサインの導入を検討される企業さま向けにサービスが浸透・定着するまで専属担当者が個別支援するサービスです。当初「オンボーディング支援」というサービス名を予定していました。
しかし、カスタマーサクセスチーム高玉による記事の通り、「オンボーディングって何ですか?」と投げかけました。広報なのに無知を露呈しお恥ずかしいのですが、異業種からきた私にとってオンボーディングという言葉に馴染みがなかったのです。また、少しカタカナ語疲れしていたのかもしれません。

お客さま視点で「聴く」

プレスを出す間際に、企画・制作チームには申し訳なく思いつつも「響きはかっこいいけど、幅広い業界のお客さまに難なく伝わるサービス名なのでしょうか…」と正直に伝えてみました。すると高玉をはじめとするカスタマーサクセスチームはこの意見を真正面から受け入れ、再考すると即答しました。そして翌日、サービス名を『導入支援』に変更すると決定してくれたのです。
 
これは、いちサービス名の、些細なエピソードに過ぎません。
ですが、GMOサインで働くパートナーたちの【お客さま視点】―「お客さまがどう感じるか?」「お客さまにとって違和感や問題点はないか?」の視点―を肌で感じ、入社直後の私は嬉しくなりました。
 
以降もパートナーに宿るお客さま視点は、例えば、事業責任者・開発・クリエイティブ・営業・カスタマーサポート・カスタマーサクセスの各代表者が集まる、サービス開発ミーティングでも目の当たりにします。
お客さまのために意見交換や議論をするのに、社歴や立場は関係なく、忖度も必要なく、オープンな企業文化です。

コトをITで変えていく。

GMO-GSHDミッションの通り、私たちが提供したいのは「電子印鑑GMOサイン」そのものではなく、その先にある、“働きやすさ”や”生活のしやすさ“です。
 
一方で、世間では働き方改革、DX、ワーケーションと言われていますが、…押印出社経験があるからこそ、紙文化から脱却できない複雑な背景や、電子契約を導入しづらい理由を抱える組織があることを、身をもって理解しています。
この先、産学官民問わず電子契約サービスが広く一般的になれば、現在さまざまな事情で導入が難しい業界でも検討しやすくなるときが来ると信じています。その時に、数ある電子契約サービスの中から多くの皆さまにGMOサインを選んでいただけますよう、引き続きより良いプロダクト作りに取り組んでまいります。
 
note「GMOサインの作り方」では、これまで通り開発秘話やイベント裏話のほか、手に取って触れられるサービスではないからこそサービスに込める私たちの想いや温もりを、積極的に発信し続けてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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