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05170524 90分ぐらいのカタルシス

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小麦の郷(ライフのパン屋)のピザは定期的に食べたくなる。夜、妻と買い物に行って夕飯として買う。値引きされたパンたちの誘惑をふりきり、定価で購入するほどには引力がある。
その他買い出しもする。調味料としてのレモン汁を切らしていて、物色していると、ポッカレモンのデカい瓶のものを発見する。(炭酸水で割ってしまえばレモン炭酸飲料になるのでは)という期待がふくらみ、購入する。帰ってためす。レモンフレーバー入りの炭酸水を0、CCレモンを10とすると2くらいの甘みの飲み物ができた。いかに市販の炭酸のやつが甘いのかを痛感する日だった。クエン酸さん(敬称)由来の味をたのしめそうな夏がはじまる。


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中学校のメンバーで集まって韓国料理を囲う。4年ぶりだった。
この4年の間に、異動がありまた東京に帰ってきたひと、一度地元に戻りまた東京に来たひとびと、東京に居続けたひとびとといったなんやかんやで東京にいまいるひとたちで盛り上がる。毎度この場にいるのが中学生時代からは考えられないと思いつつ、だいぶ時はたったなあと思いながら帰り道を歩く。


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とり胸肉を叩いて、ひらべったくして、チキンカツレツを作る。
胸肉レシピ界のなかでも相当ジューシーでおいしかった。


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蔵前のスパイス屋さんにはじめて行く。コンビニの居抜きっぽい内装だけど、現地感がすごかった。吟味していくつかのスパイスとバスマティ米を調達する。


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朝、ベランダの柵にとんぼがとまっているのを見つける。だいぶ新緑色をしていて、成人になりたてのとんぼだった(と打ち込んで成人に成るという二重になっていたこと、そもそも人ではないことに気づく)。しばらくしてまたベランダを見るととんぼはいなくなっていた。
健康診断に行く。退職後、任意継続の制度で会社の健康組合に加入していたら検診が受けられてラッキーとなって今日を迎える。しかし、会社をさぼっているわけではないので、そんなにラッキーではなかったかもしれない。


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銀行で新札に両替する。2024年5月時点では、キャッシュカードを使って1日10枚無料で両替できる銀行が多いようだった。それより多くの新札を用意するには、複数の銀行を回るもしくは複数日訪れる必要がある。
昼、ロックバンド9mm Parabellum Bulletの爆音視聴会というイベントに行く。ライブ映像作品の発売を記念して、メンバーのトーク&ライブハウス環境で映像を見るというものだった。楽器の中音がなくてもスピーカーだけでそれなりの迫力があった。空間があることそしてPAの偉大さを実感する。しかし武道館公演2時間超を座って見るのは大変だった。ライブは自由に体を動かすことでもたらされる高揚があるようだ。


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今日も銀行にいく。銀行に(いかないと)いけないときはある。


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結婚式前日。この日がもっとも似合う映画といえばドラえもんのあれだと思い、探したらアマプラにあった。映画単体ではなく傑作選の1エピソードだった。そして27分でびっくりする。90分ぐらいの感動があったような記憶があったのに。成人して小学校を訪れるような、スケールの変化を感じながら再生する。
大山ドラえもんの声、源家の変な家(2階の謎のバルコニー空間?があった)、剛田家で行われた2次会の打ち合わせに出木杉さん(敬称)がいたことのうれしさ(現実ならおとなになってもつきあう組み合わせではないだろう)、先生の話を親切によって打ち切るのび太・・・わすれていた細かいところを補完しながら、90分ぐらいのカタルシスをばっちり味わえて安堵する。ここでいうカタルシスは展開による余韻といった意味合いを持つ。ドラえもんに夢中になっていた時間は、永久不滅ポイントとして残っていた。気持ちは昂ぶり明日が近づいていく。

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