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【活動報告】COLORFUL〜未来を創造する進路支援プログラム〜今年度も都立高校での活動がスタートしました!

特定非営利活動法人glolab (グロラボ)では、六郷工科高等学校(定時制、東京都大田区)と連携しCOLORFUL〜未来を創造する進路支援プログラム〜
5月よりスタートしました。この記事では、プログラムの概要と六郷工科高等学校での実施状況をご紹介します!

COLORFUL〜未来を創造する進路支援プログラム〜とは?

キャリア発達の理論をもとに開発した3コースを通じて、外国にルーツを持つ高校生を進路伴走支援プログラムです。

このプログラムを通じて一番実現したいことは、
外国にルーツを持つ高校生が主体的に進路を選択できる力を育むことです。具体的には、
・自己肯定感、自己効力感を高める
・社会を形成する仕事や営みを知り、多様な進路の可能性があることを知る
・将来の姿を描き、計画をし行動することで、自らの人生を創造していく

また、 このプログラムに関わる多様なステークホルダーが生徒の(潜在的な)能力や可能性への理解を深め、刺激を得る機会となることも目指しています。

六郷工科高等学校での取り組み状況

*コースの内容を企画する段階で、進路指導室の先生に生徒の状況をヒアリングし、生徒の日本語能力や進路の希望等を踏まえてカスタマイズしています。

【自己理解コース】
・目的:大人との対話や交流を通じて、
    ・多様な進路の可能性を知る
    ・自分への理解を深め、簡単な日本語で説明できる
    ・学び(学校生活)へのモチベーションを高める
・対象:1年生1名
・期間や回数:5月、6月、7月、9月の計4回(60分/回)。
       進路講和やホームルームの時間を利用。
・主な内容(予定):
 ・自己紹介ゲーム
 ・近い年代の社会人の先輩との交流
 ・楽しく日本語を学ぶためのヒント
 ・日本語で自分の考えや思い、意見を伝える練習
・第1〜2回目の様子:
 第1回は5月29日に実施。対象の男子生徒の方は、簡単な日本語であれば
 意思疎通ができること、またほぼマンツーマンでのコース実施となる
 ため、まずは手作りのカードを使った自己紹介ゲームでお互いのことを
 楽しみながら知ることにしました。また、英語で話したり、翻訳アプリを  
 使ったり、日本語以外の方法でもコミュニケーションを図りました。
 自己紹介の中で彼が教えてくれたParagiという曲がとても素敵なのでぜひ 
 聴いてみてください。
 第2回は6月27日に実施。フィリピン出身の社会人の先輩*の学生時代の
 ストーリーをインタビュー形式で伺いました。最初は恥ずかしそうにして
 いた生徒が、先輩がフィリピンの同じ地域出身ということも知って、少し 
 ずつ自分から発言したり、先輩の話を聞きながら一生懸命に回答を
 日本語で書き留めている様子が印象的でした。

 *社会人の先輩:フィリピンにルーツを持つ若者の団体「Tayo」のMikaさんにご協力いただきました!

【みらいプラニングコース】
・目的:希望する進路を実現するために
    ・計画をたてることができる
    ・適切なツールやリソースを活用し情報収集ができる
    ・必要なアクションを起こすことができる
・対象:2年生1名、3年生2名
・期間や回数:6月、7月、9月、12月の計4回(60分/回)。
       進路講和やホームルームの時間を利用。
・主な内容(予定):
 ・進路の選択肢について
 ・進路に向けて今年度取り組みたいことを計画する
 ・計画したことの状況をシェアと大人からのサポート提供
第1回目の様子:初回は6月27日に実施しました。残念ながら体調不良で
 2名欠席となったため、3年生1名とマンツーマンで行いました。
 進学の例を説明しながら、生徒の希望する進路や準備状況について
 確認をし、受験に向けてのアドバイスを提供しました。
 昨年から当プログラムに参加してくれている生徒であるため、気兼ねなく
 自分の進路の希望やご家族からのサポート状況などを話してくれる姿に、
 信頼関係ができていることを感じて嬉しくなりました。

引き続き、回を重ねるごとに生徒の変化や成長を本人も周囲の私たちも感じられるコースにしていきたいと思います。今後の活動アップデートをお楽しみに!

担当:城島 サナ(コーディネーター)


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