【実施報告】都立高校での進路支援プログラムを実施しました。
特定非営利活動法人glolab (グロラボ）では、昨年より交流のある東京都立六郷工科学校(東京都大田区)にて、進路支援プログラムの提供を今年度より行っています。進路支援プログラムに関するプレスリリースはこちら。
6月〜7月にかけて、生徒たちには各コースを通じて自己理解や仕事及び高校における就職活動の仕組みへの理解を深める機会提供を行いました。
自己理解コース（1~2年生対象）
コース概要
■ 参加者・人数 ：六郷工科高等学校定時制 1~2年生 3名
■ 講義形式：対面
■ 実施体制： glolab ファシリテーター1名、ボランティア2~3名
■ 実施回数・時間：全7回（予定）/月1~2回実施（1時間/回）
■ 目的：自己理解を深めながら、自己肯定感や自己効力感を高めていく。
■ ゴール（コース終了後に目指す生徒の状態）：
自分に向き合い、自己理解を深めている
自己肯定感や自己効力感が高まっている
周囲からの影響について理解を深めている
6月〜7月の実施状況
＜6月＞
6月は参加生徒たちとglolabの実施メンバーとの心理的な距離を近づけることを意図して、初回は「好きな有名人や憧れの人について語ろう」というテーマでワークを行いました。生徒に好きな人物を語ってもらう過程の中で、どうしてその人物が好きなのかという点を深掘りし、言語化していくことにより、生徒自身が大事にしている考えや価値観を可視化していくことができました。それにより生徒自身の内省に繋がるだけでなく、参加者同士の相互理解、多様な考えや価値観の共有をすることができました。
また、キャリア教育の観点から「キャリアとは何か？」ということや卒業後の進路を考えていくためのフレームワーク（キャリアの６ステップ）についてもレクチャーを行いました。
＜7月＞
7月はglolab制作の進路支援動画 シリーズ（「今日から！」第５話）及びワークシートを使い、自己理解を深めるためのワークに取り組みました。
生徒の皆さんにはまず「自己理解」の意味を知ってもらった上で、ワークシートの質問に回答していく形で、多面的に自分自身を振り返ってもらいました。また、ワークシートに取り組んだ感想を共有をすることで、日本語で話す練習を兼ねながら、自分のことについて言語化し内省を深めてもらいました。
仕事理解＆就活準備コース（3年生対象）
コース概要
■ 参加者・人数 ：六郷工科高等学校定時制 3年生 4名
■ 講義形式：対面
■ 実施体制： glolab ファシリテーター1名、ボランティア2~3名
■ 実施回数・時間：全10回（予定）。月1~2回実施（1時間/回）
■ 目的：高校における就職活動の仕組みを理解した上で、就職に向けた準備をする。
■ ゴール（コース終了後に目指す生徒の状態）：
自分なりになぜ仕事をしたいのかを考え、他者に伝えることができる
就職活動の準備をすることができる
■ 備考：
このコースは、対象生徒のの進路希望を踏まえ、進路支援プログラムにおける「仕事理解」コースと「みらいプランニングコース」をカスタマイズして提供しています。
6月〜7月の実施状況
＜6月＞
初回は1~2年生同様に「キャリアとは何か」ということや「キャリアの６ステップ」について説明をした上で、高校就職における３つ方法（高校斡旋、自己開拓、縁故）や一般的な活動スケジュールについて解説しました。
高校での就職活動（主に高校斡旋において）では、学業を妨げないことを前提としたルールや慣習（例：1人1社制）があるため、社会人の就職活動とは異なる部分が多々あります。そういったルールを初めて知った生徒からは驚きの声が上がっていました。
＜7月＞
7月は「求人票の読み方を学ぶ」に焦点をあててコースを実施しました。
求人票には大事な内容がさまざま書かれていますが、１つ１つの項目の意味合いや書かれている内容を理解することは日本人であっても難しい側面があります。そこで、 glolab作成の求人票の読み方解説ガイドと実際の求人票をサンプルとして使いながら、特に着目すべき項目や注意が必要な箇所を中心に説明を行いました。
報告：城島・柴山
■ 東京都立六郷工科高等学校
公式サイト：http://www.rokugokoka-h.metro.tokyo.jp/tei/teijisei.html
■ glolab 基本情報
公式サイト ：https://www.glolab.org/
公式Facebook：https://www.facebook.com/glolab-924880294361144/
公式Twitter：https://twitter.com/glolab2
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？