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【Glocal Shift Programme】個人探求課題設定編

高校生プログラムでレポート登場久しぶりの「マリン」ことインターン生三谷です🐧
3月の個人探求最終報告会&オープンセッションに向けて高校生が一生懸命、一人ひとりの関心のある社会課題について解決策提案を考えています。今回11/19は「課題設定編」についてのワークショップでした。

~前回・前々回のワークショップレポート~

▼提案する社会課題のテーマ・トピックを見つけるために、自分の関心を整理する「個人探求キックオフ」&「自分と社会の探索」

▼自分の関心を中心に社会の出来事をリサーチする「社会の探索編」

〇いつもお決まりの「チェックイン」

毎回恒例になっているチェックイン。今回は初心に帰ってなぜチェックインをするのかを共有してからチェックインを始めました。

★チェックインの目的★
参加者が、「今・この時間」に集中するために、
①メンバーが今の素直な気持ちや状況を把握しあうことでお互いを気遣い合い協力しやすくする。
②1人1回発言してスタートすることにより、自発的な発言のハードルを下げる。

▼チェックインで話した内容
・最近の関心のある出来事は?
・今日は何を学んで帰りたい?
・今日帰る頃にはどんな状態でいたい?

〇最近関心のある出来事は?(一部抜粋)
・数学の問題
・自分はなぜこんなにモテないのか
・夜の女王のアリア(オペラの曲)
・なぜ人間は眠くなるのだろう

〇今日何を学んで帰りたい?(一部抜粋)
・社会課題の課題設定について考えてきたので、もっと深掘りしたい。
・自分が取り扱うテーマについて決まっていないので、明確にしたい。
・自分が気になることを明確にして色々な人と話したい。

〇今日帰る頃にはどんな状態でいたい?
・自分が何に興味があるか掴んで帰りたい
・帰るときは頭の中で整理できている状態にしたい。
・今日やることを理解した状態

チェックインの様子

〇今日のGOAL

・個人のテーマを設定する
・個人探究の自分の目的を言語化する(なぜそれに取り組むかの意味)

〇「リサーチ」内容の共有

前回のワークから2週間の間に、各自宿題として、自分の関心のあるテーマについて記事や書籍などを用いてリサーチ(調べ学習)を行いました。このリサーチの狙いは、自分の周辺で起こっている社会の変化を知ることで、将来大きなインパクトになりそうな「兆し」を捉えることです。

調べてきたことを個人で整理した後、ペアで共有し合いました。

ワークはそれぞれの心地よい場所で実施。立ちあがって調べてきたことを共有するペアもいました。

〇今の高校生が興味を持っているテーマとは!

リサ―チの内容を基に、自身が関心のあるテーマ(仮)を全体で共有しました。以下、抜粋して紹介します。

★「日本国内のデジタルデバイス・IT人材の不足について」

● IT人材の不足について、情報格差・貧富の差・過疎地域の差の視点に興味がある
● ITの教育を受けようとするとお金がかかってしまう。だからIT人材はなかなか増えないのではないか?
● ITって『難しい』と思ってしまうのは、今まで学ぶ機会が少なかったからではないか?
→学べる環境があるか、ないかの違い

このテーマをシェアしてくれたメンバーから「みんなITについてどう思う?」という問いが投げかけられました。

Q:みんなITについてどう思う?どういうイメージを持っている?
・中学の授業でゲームを作る機会があったけど、仕組みや基礎がわからなかった
・難しい
・使い方は簡単だけど、仕組みが難しい
・頭の良い人が使うもののイメージがある
・人間よりも賢くなってしまうかもしれない…!

★「政治参加~政治家と関わることができる街頭演説をどう活かすか~」

・政治参加を促すには街頭演説のような直接的な繋がりが必要だと考えている
・有権者と候補者の心理的な距離が遠い
・街頭演説・政治家と関わることで生活が変わるという実感が必要
・政治家と近い距離で会話をする機会が大切

★「日本の飢餓」

・問題点は、子どもたちへの悪影響
・原因は相対的貧困(平均年収の半分以下)、気候変動、食品ロスが関係する
・理想な状態は食品ロスがなくなってみんなに食料が良く届く状態
余った食材をどう活かすかに興味がある
→フードバンクやフェアトレード認証などを参考に

★「メイク×メンタルヘルス」

・メイクの基準は人それぞれ
・社会に出たらメイクが必要、学校は本業が勉強だからメイクがNGとかなくしていきたい
→学校はメイクはNGで会社ではメイクが必須の矛盾。
・メンタルヘルスは個人の問題と決めつけるのはよくない
→メイクを通してリラックスや安心感を得られるようにしたい


上記のテーマをより深く、面白い課題設定にするために、主題とトピックの違いについてレクチャーを行いました。

残りの時間は、グローカルのスタッフやプロボノの美沙さん、インターン生2人、スタッフがサポートに入りながら自分の関心のあるテーマを参考に課題設定に取り組みました。

関心のあるテーマを要素に分けて分析している様子

〇課題設定に取り組んでみての振り返り(一部抜粋)

・なぜこの課題に取り組むのか決まっていなかった。インターン生の高津くんと一緒にやっていたら見つけることが出来たからよかった。
・関心のあるテーマはあるけど、それをなぜ探求したいのか考える部分が難しかった。次回までに根拠となるもっと具体的な資料を調べたい。

高校生が取り組みたいテーマについて「なぜそれを選んだのか?」「それを探求して自分がどう変化したいか?」など個人的にインタビューをしていると、もっと聞きたい、もっと引き出したいと思うことが次々と出てきて、わくわくしている間に、驚くほど時間があっという間に過ぎた1日でした。

次回のワークショップは、約1か月後に高校生同士でお互いのテーマについて相互レビューをします。
一人ひとりの課題設定や解決の提案が今からどれだけ進化していくのか、楽しみです~!
最後までお読みいただきありがとうございました🌞

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成果のお披露目は3月11日(土)午後『オープンセッション』を予定しています📅内容が気になっている方はぜひスケジュールに入れておいてください


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