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「本ってどうやって探したらいいの?」大垣書店 堀川新文化ビルヂング店に行ってきました! 【フィールドワーク②】

こんにちは!グローカルセンターインターン生のベルです。

高校生が社会課題への提案を行い、また自分自身の人生を深めていく「グローカルシフトプログラム」🌻

本日は、京都の西陣地区にある、地域に寄り添った書店、「大垣書店 堀川新文化ビルヂング店」へフィールドワークに行ってきました!

フィールドワークスタート!

現地の大垣書店 堀川新文化ビルヂング店に集まってチェックイン。「こんなオシャレな本屋さんは見たことない!!」と高校生のみんなもワクワクしていました。

高校生のみんなは、「本屋さんで本を探す方法を知りたい!」「自分の興味が、取り組みたい課題の難しい内容にどのようにつながっていくのか気になる!」といった気持ちを抱きながら、フィールドワークが本格的にスタートしました。

大垣書店って??

近年、書店が衰退している中で、大垣書店は店舗を増やしていくことができているそうです。その理由は、「大垣書店は地域に根ざした書店だから」だそうです。

大垣書店は地域に合わせた書店を目指し、1人でも多くの人に本と触れ合ってもらうことを意識して運営を行っているそうです。その結果、「ここに本屋さんができてよかった」と地域の方に言われることもあると仰っていました。

また各支店が地域性に合わせて書籍を取り揃えており、店舗ごとに品揃えが違うそうです。ちなみに、堀川新文化ビルヂング店の周辺の地域では子育て世帯が多いため、絵本や子供向け文庫の品揃えを充実させることを意識しているのだとか👀

また、同じビルの中にはギャラリーや活版印刷の印刷スペースがあります。ビルがある西陣の地域がモノづくりの盛んな地域であることから、このようなスペースを設けているのだそうです。大垣書店は本の販売以外の側面でも地域に根ざした本屋さんを目指しているということが分かりますね。

本ってどうやって探すの?

自分自身が気になることから繋げる!

フィールドワークが始まる前に参加者に事前課題として渡されていた、「後世への最大遺物」という書籍は参加者たちの課題観を見つけるために渡されていたものでした。

本の探し方についてのレクチャーを担当してくださった大垣さんに伝えていただいた、本を探していくうえで鍵となるポイントは2つ!

1つ目は課題を解決しなければいけないという気持ちに引っ張られすぎるのではなく、「自分のやりたいことをやる!」という気持ちを持つということ。

2つ目は「将来(人生の向こう50年でできること)に何を残すのか」ということ。「課題を解決することよりも、自分がそこで何をすればその課題につながっていくのかということをまず考えていく。そうすることによって、より確かでより小さな1歩から考えていくことができる」と高校生の皆に伝えていただきました。

本を探していく中で注意すべきこと

本を探すときに注意することについてもレクチャーしていただきました。

それは、「本を読んだとしても、やりたいことは書いていないということだよ」と話す大垣さん。「本は今まで他の人がやってきたことが書いてあるだけ。しかし、実際にあったことだから先行事例として参考にすることができる」と教えてくださいました。ですが、あくまでも他の人のことは参考にする程度に留めながら探求に取り組むのがちょうど良い、と本を活用する際に留意することについても伝えていただきました。

また、その著者が信用できる人なのかどうか、しっかりと吟味する必要性とその方法についてもレクチャーしていただきました。

インターネットを使った本の探し方

続いて、本に目星をつけるためにインターネットを使った本の探し方を教えてもらいました!

最初にやることは、
step 1  何か1つ、興味を惹かれるキーワードを見つけること。
だそうです。このキーワードがないと何も始まりません!

step 2 キーワードを検索してみて見つかった論文を読んで、自分の興味関心に少しでも合いそうならその論文の参考文献を見てみること。

step 3 その参考にされた書物を見に行ったり、論文を書いた人を検索をして他にどのようなものを書いているのかを調べたりすること。

このような手順を踏むことによって、自分の調べたいことにより適したものが見つかっていくのだと、情報の探し方について丁寧に教えてくださいました。つまり、資料を探す時にやるべきことはとにかく調べるということですね!

本屋さんでの効率的な本の探し方

本を探すときには、一人でじっくり探すのももちろんいいですが、時には書店の人に頼って探してみるのも手段のひとつとして活用してみてほしい、と大垣さんは伝えてくださいました。書店の人は本のことをある程度知っているので、自分に合った興味のある本を紹介してくれることもあるのだそうです。

自分がその本に興味があるかを見分ける5step!!

step1 表紙を見る→本を取り出してみる。
step2 本の表紙、もしくは裏表紙に書かれている概要を読む。
step3 目次を見る。
step4 前書き、はしがきを見る。
step5 物足りなかったら、その本の参考文献を見て調べる。

このステップを通して自分に合う本を探していくと、より良い本に出会えると教えていただきました。このプログラムの活動だけでなく、これからの生活や学業にも活かせそうな方法ですね✨️

実際に本を探してみよう!!

本の探し方のレクチャーを受けた高校生のみんなは、早速1階の書籍販売コーナーへ向かいました。自分が興味や関心のあるコーナーの前で、自分が本当に興味のあるものはどんな本なのか、その本は役立つかどうかなどを吟味しながら、今後の活動に活かせそうな書籍を探していました!レクチャーを思い出しながら本を探すみんなの瞳はキラキラとしていて、どの本を選ぶか悩みながらも、どこか楽しそうな表情でした。

フィールドワークを終えた学生の声

・フィールドワークを通して、書籍やその情報の原点・源流(本質)に近づいていくことがいいと知ることができた。
・レクチャーを受けて、これから論文などを読む時には参考文献を見ていきたいと思った。
・インターネットで関連していることがあったらどんどん調べていきたい。
・この大垣書店 堀川新文化ビルヂング店は「地域に根ざした本屋さん」で、染物の展覧会が行われているなど、地域文化が活かされていると感じた。

高校生の発言より一部抜粋

できるだけ後悔しない本の選び方を

今回のフィールドワークで大切なことは、本を買って後悔しないことだと僕は思います。これは、「将来(人生の向こう50年でできること)に何を残すのか」という大垣さんの言葉にもあるように、本当に自分のやりたいことをもとに本を探すことが重要だと感じたからです。それに加えてその本が本当に自分に合っているのかということを確かめる必要もあります。自分との対話、そして本との対話を繰り返すことによってより後悔しない本を選ぶことができると思いました。

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