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【Glocal Shift Programme】〜座談会編〜

こんにちは!インターン生のみぞです🐶

今回は3月25日に開催されたグローカルシフトプログラム座談会の様子をお届けします。

2022年度のグローカルシフトプログラムは個人探究最終報告会を終え、最後のワークショップとして参加者の高校生が将来を見据える機会として座談会を開催しました。

座談会には3人のゲストを招待し、「異なる世代の大人(ロールモデル)に出会い、対話を行うことで、学校や家とは違う環境でゆるやかに自分の人生を考える場」を提供することを目的としています。また、過去年度にグローカルシフトプログラムに参加していた高校生・大学生も招き、プログラム参加者の縦のつながりを形成することも目的としています。

▼座談会にお越しいただいたゲスト▼

三ツ木 隆将 氏/three tree design 代表
前原 祐作 氏/株式会社Q’s取締役DAIDOKORO店長
福島 花梨 氏/立命館大学国際関係学部6年生/Your own_.共同代表

座談会ゲストの紹介は下記の記事をご覧ください👀

◯チェックイン

毎回恒例のチェックイン。このメンバーでチェックインをするのも今回で最後となりました。

チェックインでは、今の気持ち、最近の自分ニュース、「もしいま一億円があったら何に使いたい?」という3点を共有しました。

・世界5周したい!
・世界の美味しいものを食べてまわりたい
・一人暮らしができる家がほしい
・留学したい!
・貯金していつかの自分のために使いたい

参加者の発言より一部抜粋

◯パネルディスカッション

パネルディスカッションではゲストの自己紹介からスタートし、ゲスト同士での対話や参加者からの質問に答える質疑応答を中心に行いました。

パネルディスカッションのモデレーターはHilaさんが務めました✨

▼三ツ木 隆将 氏

三ツ木さんはご自身の学生生活での挫折経験や、三ツ木さんが学生だった1993年当時にポピュラーでなかった「留学」をしようと決意したきっかけについて話してくださいました。

▼前原 祐作 氏

前原さんはご自身の学生生活を振り返り、「中学生のころは成績もオール5で生徒会長・野球部キャプテンを務め、絵に描いたような優等生だったけれど実は捻くれていました」と語ってくださいました。

前原さんの身の回りには留学する人や休学する人、仕事を辞める人などがいたことで、留学や休学に対するハードルが下がっていったそうです。「持ってるもの(立場、肩書きなど)を捨ててる人ってかっこいいじゃないですか」という前原さんの言葉は、とても印象的でした。今まで築き上げてきたものをいったん捨ててみる、捨てることによって可能性が広がることもあるし、捨てたからと知って今まで得てきたものがなくなるわけじゃない。「新しい自分になる、リセットする感覚にも近いのかな」と感じました。

▼福島 花梨 氏

福島さんは「私が高校生のときは、勉強の成績は良くなかったけれど、ジャスティン・ビーバーの音楽を聞いて英語を頑張ろうと決意しました」と、ご自身の高校生活について、また、大学生になってからの活動についてお話ししてくださいました。

「日本には似ている人ばっかりだ!」と嫌気がさして海外に飛び出したけれど、海外に行ってみて初めて、自分が日本人であるという実感を得たという福島さん。日本という環境を手放してみて学ぶことができたという福島さんの経験や前原さんの「捨ててみる」ことについて、「アンラーニング」という言葉で「いまあるものを捨てることで学ぶ」ということを学びました✨

アンラーニングについて、三ツ木さんの経験をお話ししていただきました。「自分は気にしていることでも、周りは気にしていないことって意外とあるんですよ。いろんなことをやっていると何かを辞めたり手放したりすることもあるけど、それらは決して無駄ではなく、自分の一部になっているんだと思います。捨てているように見えるけど、どんどん自分の幹は太くなっていくはずです」という三ツ木さんからのメッセージは、これからの進路で取捨選択をしなければならない場面に出会うことになる高校生に勇気を与えられたのではないでしょうか。

当日のグラフィックレコーディングは外崎さんが務めました✨

チェックインでは海外についての話題が多く出ましたが、今回のゲストの皆さんは偶然にも海外を経験したメンバーばかり👀質疑応答では海外に行くことや留学についての質問が上がりました。

【質疑応答の様子】
質問:海外に行く自信や勇気がないのですが、日本でも波瀾万丈な人生を送ることはできますか。
前原さん:海外に行っても、おもんない人はおもんないです!海外に行ったからといって波乱万丈な人生を送れるわけではありません!高級ホテルばかりではなくゲストハウスに泊まってみるとか、なるべく自分が話すきっかけのない人と話してみるのが大事だと思います。
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質問:学歴に固執してやりたいことに踏み切れません。どうすれば皆さんみたいに得たものを捨てられますか。
福島さん:学歴はあったらお得。なくたって他でカバーできます。もし就きたい会社があって、休学せずに卒業することが就職のための必須条件なら、大学を休学せずに卒業することも「やりたいこと」のうちになるんじゃないかな。

当日の発言より一部抜粋

……と、このようにパネルディスカッションが進みました。「海外」「アンラーニング」「捨ててみる」といったキーワードも飛び出し、場も暖まったところで、続いてはフィッシュボウルに移りました。

外崎さんのグラフィックレコーディングがこちらです☝️

◯フィッシュボウル

座談会後半のフィッシュボウル形式での対話のテーマは「当たり前の手放し方とは?」です。パネルディスカッションで出た話題と繋げて対話を進めていきました。

グローカルシフトプログラムの今年度参加者だけでなく、過去年度参加者とゲストも混ざって行われた対話は、自然と大学や将来の話に向かっていきました。

フィッシュボウルのファシリテーターは木下さんが務めました✨

このnoteではフィッシュボウルでの対話の内容を全てお伝えすることはできませんが、一部抜粋してお届けします。

発言者をわかりやすくするため、絵文字を使用します!
🟥:ゲスト
🟦:今年度参加者
🟨:過去年度参加者
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🟨:過去に習い事をお休みするという決断はしたことがある。けれど、大学って人生に関わるものだから、やりたいことがあっても休学してまでやろうと思えない。当たり前を手放した先に人生の不安定があると思うと手放せない。
🟨:「手放す」ってネガティブな感じのする言葉だから踏み込めないんじゃないかな。「飛び込む」って言い換えてみたらチャレンジできるかも。
🟦:でも「飛び込む」ってバンジージャンプみたいでちょっと怖い感じもする。もし命が2つあるならチャレンジしてみたいかも。
木下さん:たしかに、進路選択も「もう一度やり直せる」なら選択肢が増えるはずですよね。冷静ないつもの選択ではなく、いつもなら選ばない「手放す」という選択を意識的に選んでみることが必要なのかも。
🟥前原さん:怖いけどあえて飛び込む。普通に考えて「バカだな」と思うことをやってみる。当たり前を手放すには「意識的にバカをやる賢さ」が必要なんだと思う。
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🟥三ツ木さん:人生のレールなんて、もともとないのにあるかのように思えてくる。ここから外れたら戻れないと思ってしまう。「この選択を乗り越えられない」と感じたときは、まだ準備ができていないだけ。いったん置いておいて、違うことをやってみるのもアリ。
木下さん:まだみんなは手放さなくてもいいくらい持てるものがある。持っているものが少ないから手放すのがいっそう怖いと思うのかもね。
🟥三ツ木さん:手放していって、自然と残るものがある。きっとそれが自分にとって大切なもの。
🟦:私の親は「好きなことをやりなさい」と言ってくれる。周りの環境も「当たり前」や「手放す勇気」につながっているのかも。環境に恵まれているなと感じている。今日のゲストの皆さんのお話を聞て、留学する勇気が芽生えました!

フィッシュボウルの様子
外崎さんのグラフィックレコーディングはこちらです☝️

◯チェックアウト

チェックアウトでは、「今日1番印象に残っていること」「気づいたこと・感じたこと・学んだこと」「今後の進路選択の抱負」について共有しました。

【チェックアウト】
・「あえて手放す」ことが新しい選択肢になり得るんだなと学んだ。レールに敷かれた道だけじゃなく、やりたいことや、こころが踊る方に進んでいきたい。
「賢くバカになる」ことで失うだけじゃなく、得られるものがあると知った。いままで計画することや計画に沿って動くことが大切だと思っていたけど、計画した上で知らないところに飛び込むのも楽しそうだと思った。
・すきなことをしてもいい、なりたいひとになっていい……そんな勇気をもらえた。将来のために我慢するのをやめようと思う!ただひたすら勉強してしんどい思いするよりも、すきなことをしながら勉強したい
「当たり前を捨てれない自分を認める」という言葉が印象に残った。今まで自分の進路について、周りの意見に沿って生きてきたので、やりたいことを見つめ直して自分で生きられるようになりたいと思えた。

当たり前を捨ててみたい、捨てなくてもいい、なりたい自分になっていい……参加者にそれぞれの学びが生まれた座談会となりました🌱これからの高校生・大学生の活躍にもご期待ください🌸

◯おわりに

この座談会をもって、2022年度グローカルシフトプログラムは修了となります。

改めまして、プログラムに関わってくださった皆様、noteを通してプログラムを見守ってくださった皆様、ありがとうございました。

これからも、グローカルセンターでは学生に向けての学びの場を作り、つなげていきます。また別の機会に皆様とお会いできることを楽しみにしております。今後ともよろしくお願いいたします。

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