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カナダでの携帯契約

(本日の写真: Emerald Lake, Yoho National Park, Canada)

本記事のターゲット読者
【渡航先】カナダ

渡航先に到着してから真っ先にやりたいことの一つに携帯の契約がありますす。

本記事ではカナダの携帯事情と、個人的経験に基づくお勧めの契約方法を書いていきたいと思います。

端末はどうする?

過去記事にも書きましたが、今後近隣諸国への旅行を考えているのであれば、SIMフリーの端末をあらかじめ用意することをお勧めいたします。

カナダの携帯の特徴

カナダの携帯は以下の特徴があります。

1. 着信・発信共に料金が発生する
2. 指定エリア外への発信はLong Distance(長距離)通話となり、別料金が発生したり、そもそも電話出来なかったりする
3. プランによって夜や週末など特定の時間帯であれば無制限通話が出来る

1.は日本とは全く違いますね。
電話を受けるだけで料金が発生しますので、基本的に連絡はMessengerアプリ(カナダだとWhatsappが人気)やメールでやり取りすることが節約につながります。

2.がちょっと曲者で、プランによってはカナダ国内でも指定エリア外での利用が制限されてたり、別料金となることがあります。
滞在中の自分の行動範囲を考慮して、プランを決めて下さい。

プリペイド?それともマンスリー?

日本ではほとんどの方が月額制のプランに入っているかと思いますが、カナダでは使い方によってはプリペイドという選択肢もありです。

月額制のプランと違って、取得に細かい手続きが不要であったり、都度必要に応じてチャージすることができるので無駄が少ないことがメリットです。
一方で使い方によっては月額制より割高になったり、チャージする手間が面倒というのがデメリットになります。

滞在期間にもよりますが、もし半年、1年以上カナダに滞在する予定があるのであれば、そしてその先に完全な移住の可能性も視野に入れているのであれば、マンスリーにするのがお勧めです。
マンスリープランを契約し、毎月の支払いを確実に行うことによって、クレジットヒストリー (信用履歴) を築いていくことができるからです。
カナダではクレジットカード1枚作るのにも、将来的に車や家を購入するのにも、クレジットヒストリーが肝要となります。
この人は経済的に信をおける人なのかを判断する上で重要な指標となっており、当然のことながら一朝一夕では築くことが出来ません。
また海外からの移住者は、その国での経済活動の履歴が全くないため、非常に不利なスタートとなります。
そこでこういった携帯の契約等から地道にクレジットヒストリーを築き上げていくことが中長的に大事となります。

どこの事業者がオススメ?

日本では携帯事業が3社(2020年からは4社)による寡占市場となっておりますが、カナダでは2020年現在多数の携帯事業者がサービスを提供しています。
(以下は一部の業者です。)

- Koodo
- Rogers
- Telus
- Bell
- Virgin

さぁこの中でどの事業者が良くて、どのプランがいいのかと言う事なんですが、結論から言ってしまうと大手を中心に基本的に大同小異です。
携帯市場が成熟している国ということもあり、また競争原理がきちんと働いているのでしょう、よほどの僻地とかに行くのでなければ、サービスの質にはあまり差がないと聞いております。
したがってまずは自分の携帯の使い方をもとに、ひと月ごとに必要な通話時間とデータ容量で最安プランを選んでも後悔はしないでしょう。
ただ前述のように、プランによっては指定エリア外では別料金が発生したりもするので、自分の行動範囲も考慮しましょう。

まずはショッピングモールに行け!

とはいうものの、各社常にいろいろなキャンペーンをやっていたりして、単純な横並び比較は難しかったりもします。
そこで個人的にオススメなのは、ショッピングモールに行って携帯契約の代理店の人と話をすることです。
そこで自分の要件を伝えるとお勧めのプランを教えてくれるでしょう。
実際自分も相談した翌日からVirgin Mobileのキャンペーンが始まることを代理店の人との会話の中から知り、大変お得なプランを契約することができました。

契約に必要なもの

マンスリープランを契約するにあたって以下のものが必要となりますので、準備していきましょう。

- 身分証明書 (パスポート)
- クレジットカード
- (現地で勤務される方は)Social Insurance Number (社会保険番号)の発行書類
- カナダ国内の住所(これはAirBnbの滞在先で大丈夫です。)

支払いは現地のクレジットカードで!

前述のように、クレジットヒストリーを築き上げていく上で携帯の契約は1つの手段となり得るのですが、現地のクレジットカードで支払うことによってより早くクレジットヒストリーを作ることができます。
契約時には無理でしたら、極力早い時期に現地のクレジットカードを取得して、それを支払い方法に指定しましょう。


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