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大事な決断をするときにこそ、自分の声を聞こう

人生の中で、「ここは間違えちゃいけない」っていう大事な選択を迫られることってありますよね。

それは入る学校を考える時かもしれないし、
結婚相手を選ぶ時かもしれないし、
就職や転職を考える時かもしれません。

そんな局面で、あなたはどんな風に決断をしていますか?

今回は、わたしが大学四回生のときに、進路について悩んだときのことを書いていきたいと思います。

四回生の夏、院試の季節

わたしはとある大学の工学部四回生でした。
四回生に上がると同時に所属の研究室が決まり、院生の先輩や教授の先生と研究を進めていく日々。

理系の学部生は、90%以上が大学院へ進学するため、夏に向けて同級生との話題も院試についてが増えていきました。

どんな過去問が出るだの、あの研究室は倍率が高いから賢いやつじゃなきゃ入れないだの、

わたしがそこで最初に感じた疑問は、
「どうして大学院へ進学するのか?」を誰も真剣に考えていなかったこと。

理系の学生は院に行くものだから。
学部卒だと就職に不利だから。
ほとんどの人が明確な理由もなく(もしくは理由を必要とせず)、進学を決めている印象がありました。

自分の頭で考えてみる

人に聞いても明確な理由が分からなかったので、そうなると自分で考えるしかありません。

院試受験スケジュールのギリギリまで、自分が考えられる方法で情報を集めてみることにしました。

自分が興味のある会社の採用データ(学部卒と院卒の割合や離職率)を調べてみたり、就職関連のネット記事や掲示板を読んだり、研究室やサークルの院生の先輩に話を聞いてみたり。

もちろん学部卒にも院卒にもメリット・デメリットは存在していたわけですが、最終的にわたしの選択を決めた一番大きな要素は

卒業して「やりたいこと」を仕事にする未来の自分を想像したら、心がワクワクしたから

でした。

今の専門分野をつきつめていける研究も楽しいには楽しかったのですが、もっとたくさんの人と触れ合ったり、様々な分野にチャレンジできる方がわたしには良かったのです。

進学ではなく卒業すると伝えたら…

何とか自分のこころも決まり、結論を所属研究室の教授に報告することに。

何となくそうだろうなーと思ってはいましたが、
「は?何いってんの?」的な反応をされました笑

・学部卒の知識なんて院卒に比べたら全然たいしたことない
・研究の「け」の字も実践していないうちからどうして研究を手放すのか?
・就職したら会社の方針に従った活動しかできない、自分の探求心を追えるのは大学にいる間だけ
・学部卒では学校推薦はもらえない

他にもいくつか言われた気がしますが、全部分かった上で決断したことだったので、まったく揺るぐことなく教授との面談は終了。

そして就職。待っていた未来とは・・・?

無事に兼ねてから志望していたSIerへの就職が決まり、
システムエンジニアとして働く日々が始まりました。

ブラックめと言われるだけのことはあり、残業が多い月や休日出勤、深夜帯の電話対応なんかもありましたが
・とんでもない台数のサーバーを使ってのシステム設計
・日本全国で使われるサービスの内容を考案
・各メーカーの最先端の製品や技術を習得

と、大学の研究室にいる間はおよそ出来なかったであろうたくさんの経験をさせてもらい、はっきりいって
めちゃめちゃ楽しかったです。笑

入社三年目になったとき、もしあの時進学することにしていたら、自分はここまでの二年間をこの会社でなく学校で過ごしていたのか・・・と考えたら

「あの時就職することに決めて、本当に良かった」
と思いました。

もちろん、大学院を経験していないわたしには、院でしか経験のできないことの真価というものは分かりません。

でも、これだけは言えると思います。

「大事なのは、自分の頭で考え、決めること」

人は失敗したくない生き物なので、
・多くの人が正解だという方を選びたい
・世間的に価値があると言われていることをやりたい
そういった欲求があるのが普通ですよね。
人生に大きな影響を与えるような決断であればなおさら。

でも、やはり優先すべきなのは自分なんです。
人に決められたこと、自分以外の誰かの価値観に従ったことには違和感が生まれます。

仮に、決断したその先で失敗することがあったって、死ぬほど悩んで出した結論だったのなら、それも受け入れられるんじゃないでしょうか。

そう思って、わたしはいつも
自分のこころの声を聞くことを大事にしています。



ここまで読んで頂いてありがとうございました。
どなたかの参考になりましたら嬉しいです。

#コラム #大学生 #思い出 #考え方

記事だけでなく、こんなところまで目を通して頂いてありがとうございます^^ 普段は肝っ玉母さんを演じていますが、こんなわたしをサポートして頂ける方の前ではごろにゃん甘えたい欲望が抑えきれません(:Д:) 何よりも、応援したいと思ってくださったそのお気持ちに感謝いたします