気候変動問題コミュニケーション:若い人たちへ
前回の記事を読んだ若い人から「私は気候変動問題について関心があるのだが、周りの大人が耳を貸してくれない。どうしたらいいのでしょうか。」という質問をいただきました。実は、こういう若者の声はよく聞きます。
そこで、今回は若い人たちに向けてのメッセージです。そんな若い人達とどう接したらいいのかと思う大人の方にも参考になるかもしれません。
気候変動コミュニケーション
気候変動についてのコミュニケーション、特に無関心層への啓発について書いた記事に対して、いくつか意見や質問をいただいた中で若い人からのものがありました。
「私は気候変動問題について関心があるのだが、周りの大人が耳を貸してくれない。どうしたらいいのでしょうか。」
実は気候変動問題について講演やワークショップなどで話をする時、若い人達からこういう声はよく聞きます。そういう話を聞くために参加しているわけなので熱心な人が多いのですが、自分たちがいくら声を上げても周りの大人は聞いてくれないどころか、いやな顔をされたり「そんなことをいう暇があったら勉強しなさい。」と言われるというのです。
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