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「褒めて育てる」とは?

子どもがまだ小さい頃、友人と「褒めて育てる」について話をしたことがある


正直言って、私は反対だった


理解できなかったから


子どもは叱られて学んで育っていくと思っていたし


振り返れば、私の子育ては褒めて育てるどころか、ルールを決めて、厳しく育てる…だった気がする



今でも「そんなに怒らなくてもいいのに…」と周りのママに言われたことを思い出す



あぁ… 今となれば、なんであんなに怒ってしまったんだろう…と胸が痛くなる





その当時、余裕もなかったが


そもそも、私はどうしても「褒めて育てる」が理解できなかった



叱らずに、子どもを育てることは私にとっても難しかったし、



しかもうちは年子だ!



穏やかに余裕を持って育てるなんて不可能だ!と言い訳をしていた






人材育成の仕事を始めてから、たくさんのスキルを学ぶことになり


いつしか「これは子育てにも通用する概念だ」と考え、多くのスキルを実践するようになる


そこで初めて「褒めて育てる」ということが理解できるようになった




要するにこういうことだ



褒めるタイミングは論理的、それは達成ができた時のみである


もちろん達成できるということは、その前にゴール設定ができていなければいけないということだ




さらに、ゴール設定も難しい



まずは、達成可能な目標か、達成するのにちょうどいいサイズの目標かなど考えなければいけない


親の期待や周りに流された目的ではないか、しっかり考えることが重要だ



また、SMART ゴールを指標にするとわかりやすいかもしれない


Specific (詳しく・具体的)

Measurable (評価基準が明確)

Achievable (達成可能)

Realistic (Relevant) (現実的)

Timeframe (いつまでに達成するかが明確)


*SMARTの定義は色々あるので、調べましょう




さて、ゴールが決まってからも微妙な距離感でのサポートが必要だ


自分でやらせなければいけないが、ただ勝手にやらせるのではなく、よく観て、よく聞いて、よくサポートして、応援してあげるべきなのだ!!



自立させることは一人でやらせることではない


何度も言うが「子離れ・独り立ち」は親が無関心になることではないのだ



また、履き違えては行けないのは、いつも褒めることが良いわけではないということ


適切な声がけとモチベーション維持が成功と成長の鍵となる




親のエゴや期待はゴール設定の邪魔であり、「褒める」ことが困難な状況を作りがちである


達成困難で、苦しく、いつもイライラし、


たとえ目的を達成したとしても


無理して頑張りすぎて、健康的な「褒めて育てる」状態にはならない


なんとも絶妙なバランスが必要なのだ




そして、遂に、達成した時には大いに褒めてあげるのだ!!



大袈裟に涙を流して喜び、具体的に達成したことを褒めてあげよう!



このタイミングこそが「褒める」タイミングである





今は「褒めて育てる」ことの重要性を大きく感じ、実践するようにしている



「褒めて育てる」は簡単ではない


でも、やり方を間違えないように


しっかり子どもを褒めてあげたい!

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