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異文化コミュニケーション的交渉術(座席)

交渉を行う際、通常対峙して座ります。

大きな長テーブルを真ん中に置いて、代表が真ん中に座り、両脇に参謀や担当責任者が座り、お互いの顔を真正面から見る形式が一般的です。

この座り方は、敵対している的な印象をお互いに持ってしまいます。これでは相手が得する分、こちらが損をするといった考え方になりがちで、お互いの顔色、表情、一挙一動を見ながら、隙あらば一挙に攻める戦(いくさ)的な交渉になりがちです。

もちろん、そんな交渉もあるかもしれませんが、基本的にWIN-WINになるべく相手の立場も配慮し、こちらも譲歩するところは譲歩するといった関係を構築することで、長い付き合いをしていくことの方が「お互いのため」ということを忘れないでほしいと思います。

そこで、そうならないようにするちょっとした工夫をお教えします。二つの丸いテーブルを会場に準備することです。

仲間同士が顔を見合わせることができる安心感と、交渉相手を真正面から見なくてすむため相手の意見を真正面から受ける必要がなく、負の感情が湧き上がってくることを回避することができるようになります。

この座り方によって、お互いに冷静に交渉に臨めます。是非試してみて下さい。


異文化コミュニケーション研究所(R)
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