見出し画像

感情のコントロール

「怒り」や「不安」そして「後悔」は人の心を奪います。
奪われてしまうと、頭からそのことが離れず、何度も、何度も同じ「感情」が心を支配し、
疲れ果てるまで繰り返されてしまいます。

  過去の出来事に対するものが、「怒り」「不安」「後悔」
  未来の出来事に対するものが、「不安」
  他人に対するものが、「怒り」

どれも『現在』でも、また『自分』のことではありません。
つまり何もできないのです。

頭では分かっていても、私たちは囚われてしまう。
囚われとは、読んで字の如く、人を囲いの中に閉じ込めることです。

囚われ状態から、脱出しようと「もがいている」のかもしれませんが、過去や未来、他人のことは何もできないのですから、
無意味に神経をすり減らし、膨大なエネルギーと時間を無駄にしていることになります。

そして、何よりも問題なのは、他のことに集中することができないことです。
有限の人生を、そんな無駄なことに費やすのはもったいない。

頭では分かっているのですから、後は心にそれを理解させるだけです。
囚われて「もがいている」人は、実は外に出る「扉」に気が付かないだけです。

さて、どうするのが良いのか?

五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を刺激することだそうです。
全ての言葉に、「覚える」が付いていますが、この「覚」とは、自然に入ってくる状態を指します。
五感を使って、自然な自分を「自覚」することが大切です。

ある本に書かれたことを紹介します。

数粒のレーズンをお皿に入れ、一粒、一粒に全神経を集中し風味を味わう。
一粒口に入れたときの感触、嚙んだときに広がる風味、噛みしめたときの音、それら五感の一つ一つに全神経を集中させる。
次に、レーズン同様に、「自分の呼吸」にも五感を使って15分程集中する。

すると、囚われの世界の外に出ているそうです。

是非、お試しください。


島崎ふみひこ
異文化コミュニケーション研究所(R)
https://www.globalforce.link/
日本企業のダイバーシティ教育、高度外国人財の採用・活用


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?