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PRコミュニティ勉強会レポート「スタートアップ企業がテレビに出るために実践してきたこと」【講師:カウシェ原田七穂さん】

こんにちは!グローバル・ブレインで投資先のPR支援をしている松井です。

GBでは投資先の企業支援の一環として、PR担当の皆さんと気軽に相談し合える「GB PRコミュニティ」を運営しており、勉強会やワークショップを毎月開催しています。

今回は、最近テレビの情報番組に良く取り上げられている投資先のカウシェ・原田七穂さんをスピーカーにお招きし、「スタートアップ企業がテレビに出るために実践してきたこと」を登壇していただきました。

原田七穂さん
<経歴> 
2013年 越境メディア「Japacolle」コンテンツマーケティング 
2016年 ECアプリ「Cart」営業・マーケティング 
2019年 美容医療口コミアプリ「トリビュー」営業 
2022年 お買い物アプリ「カウシェ」広報・マーケティング

テレビに出るために実践してきたことの中でも、特に有用なポイントをまとめて解説いただいたので、簡単に紹介します!

1. テレビ露出の「機会創出」と「売り込み方」

  • メディアが来る広報勉強会やイベントへ積極的に参加する

  • スタートアップで協力して、テレビ局への共同プロモートを行う

  • 一度露出したら、同じ局内の番組での連鎖を狙う

  • インバウンドの問い合わせは逃さないように工夫する

2. 出演時の心構え・正しい情報を報道してもらうために

  • 事前の撮影時質問確認、回答作成、取材対応者とのリハーサルを実施

  • 撮影前の時点で自社サービスのことを知らない人たちにも理解できるように何度も社内で練習してブラッシュアップ(自分の祖父母にも理解してもらうような気持ちで)

  • 撮影時には、情報を正しく理解していただけたか、齟齬がないか最終チェック

3. テレビ制作スタッフへの協力

  • 撮影動線の準備、確認は済ませておく

  • 会場は縦長構造だとテレビ制作スタッフが撮りやすい

  • プロダクトがアプリやWebサービスなら、制作スタッフが接写で撮影できるように端末を用意しておく

  • 取材対象のユーザー・パートナー企業と事前に連携しておき、取材がスムーズに進むように段取りする

4. 社内調整

  • 取材対応OKなユーザー・パートナー企業などを事前に確認しておき、いつでも連絡できるようにしておく

  • 社内・パートナー等への期待値コントロールもしておく

  • 放送確定後はCSへの共有、サーバー負荷対策、検索対策も怠らない

  •  撮影用の会社ロゴTシャツ、ジャケット、革靴、ヘアセット品などは常備しておく

  • 取材対応テンプレの作成も忘れずに

5. テレビの反響・放送後の対応

  • テレビ担当者への番組終了後の感謝の連絡

  • 次の露出への連鎖の作り方を検討する

  • テレビ露出での反響を定量化する

カウシェで初めて広報キャリアをスタートし、リレーションがないところから試行錯誤しながら実績を出してきた原田さん。これまで属人化していたTV番組とのリレーションが上手に言語化されており、すぐにでも取り組めそうなノウハウとして分かりやすく説明いただきました。

後半の質疑応答パートでは、参加者から次々と質問や意見が飛び出し、とても質の高いディスカッションに。今回参加された広報担当者のみなさんからも多くの感想コメントをいただいたので、その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

株式会社Voicy 榎本彩花さん
勉強会のテーマが明確に定められており、かつ、カウシェ原田さんがテーマに沿って情報を整理してお話ししてくださったことで、短時間で非常に濃い学びがありました。
特に、メディアの方とやりとりをする際の話し方や距離感は、対面で伺うからこそ得られるもので、とても勉強になりました。
また、スタートアップ広報の方との繋がりもでき心強かったです。
初参加で不安な部分もありましたが、今後も定期的に参加し、学びと交流を深めていきたいです!

Antway(つくりおき.jp) 斉藤喜子さん
マスメディアにたくさん取り上げられているカウシェさんの実例は、知名度や予算に限りがあるスタートアップの当社でも取り入れられる再現性の高い方法ばかりで大変参考になりました。
参加された他のスタートアップ広報の方とも課題感や取り組んでいることなどの情報交換ができ、それにもモチベーションを頂きました!

GBPRコミュニティでは、今後もPRについて勉強会など企画予定です。GBの投資先企業限定となりますが、参加ご希望の方はこちらまでご連絡ください🙋‍♀️


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