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ニューキャリア論の代表的な概念:バウンダリーレスキャリアとプロティアンキャリア

こんにちは
株式会社グローバル・プランニング 広報担当です。

先日、時代の変化に伴って、キャリア論が変わっていることについて、その背景とキャリア論とニューキャリア論の定義などに関してまとめました。
時代に合わせて自分の働き方も見直していく必要があると感じています。

今回は、時代の変化とともにさまざまな働き方が可能になったことで生まれた、ニューキャリア論(変化が激しい世の中に対応し、自らのキャリアを柔軟に管理する)に関して、代表的なもの2つを簡単に紹介します。
別の記事でより詳しく説明できればと思っていますので、今回は、概要のみの説明を考えています。


背景

代表的な概念を紹介する前に、改めておさらいをします。
従来のキャリア論は「一つの企業に長期間勤め上げ、徐々に昇進していく」という考えがメインでした。
これは、終身雇用制をイメージするとわかりやすいですが、安定性とキャリアパスの予測が可能であることが重要視されています。
一方で、急速な技術革新や働き方の多様化、グローバル化が進む中で、この伝統的な考え方が合わないケースが発生してきました。

そこで生まれたのがニューキャリア論です。
これは、安定したキャリアパスが現実的ではないと考える人が増えたことにより誕生したと考えられています。
自分でキャリアパスを定め、それに必要な知識やスキルを自ら学習していくことを重要視しています。

キャリア論、ニューキャリア論、どちらが正しい、間違っているということはなく、自分の今後のキャリアに合わせて選択していくことが重要と思うので、自分に合った考え方を取り入れていきましょう。

バウンダリーレスキャリア

バウンダリーレスキャリアは、1990年代に、経営学者のマイケル・アーサーとデニース・ルソーにより提唱されました。
これは、特定の組織に縛られず、個人が自らスキルと人脈を活用して、異なる業界や職種を自由に選択するキャリアパスのことを示しています。
個人が自身のキャリアを主体的に管理し、選択することがバウンダリーレスキャリアが大切にしていることです。
従来のように企業の指示や企業が設定したキャリアパスに従うだけでなく、自分自身の目標や価値観、仕事観に基づいてキャリアの方向性を決定していきます。

プロティアンキャリア

プロティアンキャリアは、1970年代に、キャリア研究者のダグラス・ホールによって提唱されました。
キャリアは組織によって決定されるものではなく、個人が自らの手で作り上げていくべきものであると主張されています。
つまり、これは、個人が自分のキャリア設定、管理し、自己成長を追求することを大切にという考え方です。
昇進や給与アップといった外的な成功よりも、自己成長や仕事への満足感といった内的な成功が重要視されます。
バウンダリーレスキャリアと同様に、自分の目標や価値観、仕事観に基づいてキャリアパスを決めていきます。


株式会社グローバル・プランニング
代表取締役 金賢守(キムヒョンス)
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