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からだの芯から健康になる 京丹後 野木源

私たち、日本青年会議所 近畿地区 京都ブロック協議会 グローバル人財育成委員会では2021年の一年間で、より地域にSDGsを浸透させることを目指します。今回は、SDGsに積極的な企業である株式会社野木源さんの取組を投稿いたします。

取材協力:株式会社野木源

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1.野木源とは・・・
㈱野木源は、京都府北部、健康長寿のまち京丹後市にあります。
近畿最大級のブナ林から供給される豊富な水と日本海のミネラルたっぷりの潮風を受け育まれた農産物は自然の甘みが凝縮されています。
野木源のお米や近隣農家のお野菜をはじめ厳選した京丹後の産品を取扱い、「からだの芯から健康になる」をコンセプトに京丹後のお米・お野菜などを用い、お菓子やお惣菜を製造しています。
また環境負荷の低減や、「食」の重要性と「いのち」の尊さを知る機会と情報共有・収集を目的に出張授業・職場体験を展開しています。

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2.SDGsを取り組むきっかけ
農業は自然の影響を非常に受けやすい産業の一つです。
地球温暖化やゲリラ豪雨等の異常気象により、安定した品質の農産物の提供が危ぶまれており、環境悪化の一因となっている温室効果ガスのCO2やメタンガスなど、農業を営む上で直接発生、間接的に発生させてしまうことがあります。
環境に配慮しつつ、それを付加価値の一つとしてビジネスに結びつけていくことが、持続的に農業を営み続けるには必須であると考え、多くではないですができることからチャレンジしています。

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3.実際に取り組んでいるSDGs
①BDFの活用
畑などを耕すトラクタの燃料の多くは軽油です。丹後地域でてんぷら廃油を回収している「エコネット丹後」では、この天ぷら廃油をバイオディーゼル燃料(BDF)として農家に提供を行っており、野木源でも使用しております。普通排気ガスというのは化学的で臭いですが、このBDFの排気ガスは天ぷらの香りがほのかに漂います。

てんてこ米 あいがも部隊

②有機質肥料の積極的利用
お米や野菜を栽培する上で必要になるのは、栄養になる「肥料」です。
肥料は化学肥料と有機質肥料など、燃料を精製する時にできた不要なものを材料にしている「化学肥料」と動物や植物、海藻や鉱石などを材料にしたものがあります。動植物や自然界から手に入り、かつ循環が生まれるものを「有機質肥料」と呼んでいます。
・化学肥料は即効性があり、安定的、安価、苦味(化学的な)がある。
・有機質肥料は遅効性で、若干不安定、高価、甘みがある。
といったとこが特徴で、化学肥料を使うことで安価なお野菜やお米が市場に出回りやすいです。その一方通行な栽培を続けることが温室効果ガスの増加⇒異常気象などに繋がることがわかっていながら目の前のビジネスのために泣く泣く変化できない農家さんも多いです。

有機入りの肥料

4.今後の展望
石油をベースにした農業用機械がまだまだ主力であり、代替燃料や電気などのエネルギーをもとにした農業用機械が開発されるのを心待ちにしています。それまでは先述したBDFや、有機質肥料を使いCO2やメタンガスの排出削減に貢献したいと考えています。
また、地域内消費(地産地消)を実現するために地域内物流のプラットフォームを地域商社の丹後王国さんとタッグを組んでやっていきたいと考えております。

4世代揃い踏み

 今回ご協力いただきました株式会社野木源様、ありがとうございました。      

株式会社野木源


        公益社団法人日本青年会議所 近畿地区                     京都ブロック協議会 グローバル人財育成委員会

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