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子供への気持ち

先日、たまたま長男を迎えに教室まで行くことがあった
妻が居らず「雨の中面倒くさいな」と思いながら徒歩で学校へ
廊下が一部濡れていてスリッパが滑り、転倒
昇降口から三階まで上がって「どこやったかな」とか考えながら教室の入り口を見たら、長男が神妙な顔で担任の先生と話している
その横にはヘラヘラした同級生
僕を見つけた担任が寄ってくる
長男の神妙な顔から反射的に長男がなんかしたなぁと思うが先生が言うには同級生に悪口を言われて長男が怒ったとの事
加害者にも被害者にもなって欲しくないけど、やっぱり加害者の方が気が重くなるので少し安心した
安心したら疑問が浮かんできた
「なんで同級生あんなヘラヘラしてるん?」
本当にヘラヘラしてる、なんならニヤニヤもしてる
途端に腹が立ってきた、廊下濡れてて滑って転ぶし先生から注意を受けてヘラヘラしてるし

なんとなく先生の話も終わり、ヘラヘラニヤニヤしたまま同級生が息子に謝ってる

わざとらしく姿勢を正し首だけで頭を下げているが顔はニヤけたままだ

釈然としない表情で謝罪を受ける長男
本当に腹が立ってる
ずっと同級生を睨んでた
お前のその不遜な態度はなんだと

僕の怒りを察したのか荷物を持った長男と共に担任が寄ってきてまた説明?釈明?を始める
曰く、普段は笑って許しているところを今日は長男くんが熱くなってしまって云々
僕としては事実を羅列してくれるだけで良かったのに、何となく言い訳っぽい
何だかその担任教師の態度にも腹立たしくなってしまい、黙っておこうと思っていたのについ言ってしまった
「同級生くんずっとヘラヘラしてますよね?あれでいいんですかね?なんか謝っていたけど、長男と同級生くんの間でかなり感情に温度差ありませんか?」
言ってしまったので仕方ない担任教師のリアクションを待っていたが
「そうですねぇ」とクレーム対応のマニュアルみたいな返事が返ってきた
直ぐに反省して諦めた
今自分がする事は長男の同級生を非難する事じゃなくて長男に寄り添う事だし、担任教師の立場から僕の言葉に同意するなんて出来ないのは考えたら分かる
長男に肯定と励ましの言葉かけ担任教師に挨拶をしてその場を離れた

帰り道に同級生の親見つけたら睨んでやろうと考える位にはまだ腹が立っていたが、そんな事は起こらず無事に帰宅した

普段から別に子供を甘やかしたりベタベタしたりしない、所謂溺愛している訳ではないと自認しているが子供が落ち込んでいる現場に遭遇したら自分でも驚くほど感情的になるんだと自認した
ちょっとの反省とやっぱり他所の子キライと担任教師へのすこしの不信感を抱いた午後だった。


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