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夏休みの日記まとめ書き

8月13日(木)サウナと浮世絵展に行った

今日から5連休。とてもうれしい。目覚ましをかけずに寝て、起きたのは8時半ごろだった。
午前中、ヨーグルトやバナナを食べて、フォームローラーを転がしながら清田隆之『さよなら、俺たち』を読了。自分自身の体験や相談者さんから聞いた話を掘り下げながらジェンダーについて丁寧に語っていく姿勢が、いつもながらとても誠実だなと思う。
清田さんの言う「俺たち」とシスターフッド的な文脈の「私たち」、どこがどう違うのか考える。「俺たち」としてひとまとめにしているか、ひとりひとりを個として尊重しているかの違いな気がした。

気になっていた東京都美術館の浮世絵三大コレクション展、当日でも予約が取れたので14時50分の枠を予約。せっかく上野に出るならサウナに行こうと思い立ち、昼ごろ家を出発する。smart stay SHIZUKUという、今年できたばかりのカプセルホテルでサウナ利用。普段60分700円のところがレディースデーで90分700円になっていた。ありがたい。コンパクトな施設だけれど、サウナは温度湿度とも申し分なかった。サウナ内にBGMやテレビがないのも落ち着けていい。ほぼ貸し切りで短時間でもしっかりリフレッシュできた。タオルアメニティも完備だし、木曜にさくっと気分転換したいときは通うしかないな。

上野公園を突っ切って東京都美術館へ。サウナでいい感じに整ったら腹ペコになってしまったので、併設のカフェでモンブランとコーヒーをお腹に入れてから、浮世絵展へ。本当は、サンドイッチでもあればよかったのだけれど。本当に連日ケーキを食べていてしんどくなってきた。

完全予約制で時間入場だったのに、前半部はかなり混んでいた。浮世絵は一点一点の作品が小さいので、細部までしっかり見ようとすると近づかざるを得ず、どうしても密になってしまう。年のいった男女が何組も絵の前で雑談していて、平時なら気にならないけどちょっといらっとしてしまう。人混みに過敏になっている。
喜多川歌麿の美人画には、女性の内面が描かれているという説明書きあり。そう言われて見てみるとたしかにいろいろ伝わってくるものがある。文や書物を読んでいる女性が多い。国芳の、蛸が主人公の東海道五十三次シリーズに笑った。
雷雨が来ていたので、雨宿りして天候が落ち着いてから外に。虹が大きくかかっていてびっくり。

帰ってトマトなどを食べた。汗だくになりながら筋トレもした。


8月14日(金) 君が好きで君になりたいくらい

ここ数週間、今日のために生きてきたと言っても過言ではない。待ちに待った船木結さんのバースデーイベントだった。当選したのが奇跡だ。近所のカフェでモーニングするも、どうしてもゆったりした気持ちになれずそわそわしてしまう。自家製コーンスープは美味しかった。

昼過ぎにみなとみらいのランドマークホールに向かう。
船木さんは5月生まれなので、予定通り3月に卒業していれば行われなかったはずなかったはずのイベントで、しかも一度はコロナで中止になったため、三か月遅れでの開催だった。いろんな意味で感慨深い。

久々に会う船木結さんは本当に可愛くて素敵だった。オープニングのリリウム曲から素晴らしい完成度で、たくさん練習したこと、そして心から楽しんでいることが伝わってきて泣きそうになる。
トークもダンスも歌も神すぎた。アイドルとしての船木さんの魅力を余すところなく引き出す完璧なセットリストだった。選曲に込められた意味をいろいろ考えてしまう。Berryz工房「単純すぎなの私・・・」は恋に夢中な女の子の可愛い曲、というイメージだったけれど、船木さんが歌う「君が好きで君になりたいくらい君が好きで」というサビ歌詞を聞いたら、「私の船木さんへの気持ちを船木さんが代弁してくれている」という気持ちになってしまった。極めつけに「来年も変わらず君を応援してる」って。卒業していてもしていなくても本当にそうしようと心から思う。
エンディングのトークでの伊勢鈴蘭さんとのバトルについての話。生き生きと伊勢さんをネタにしている船木さんが大好きだし、船木さんとの絡みが増えてどんどん魅力が増していく伊勢さんのことも私はどんどん好きになっていきます。
配布されたのはマスクに密着するタイプのフェイスシールドで、興奮して呼吸が荒くなると、こもった水蒸気が水滴になって垂れてきた。マスクだけより全然不衛生なのでは、と心配になる。
さらにエンディングで、「変に期待持たせたくないから言っとくけど、卒業はするから!」とあっけらかんと言う船木さんに泣かされて、最終的にフェイスシールドの中がまじでぐちゃぐちゃになりました。

卒業公演の案内がないままコロナ禍に突入したときには、もう会うことが叶わないまま卒業してしまうかもしれないと半ば本気で覚悟していた。だけど先月はインターネットサイン会当選した上にオンラインのお話会で感謝の気持ちを直接伝えられたし、こうして歌い踊る生の船木さんをまた見ることができて、感無量だし思い残すことはないです。もちろんできるだけ長く在籍してほしいし、あと何回でも会う機会があったらそれはもちろんすごく、ものすごく嬉しいけれど。
改めて18歳のお誕生日おめでとうございます&アイドルになってくれて本当にありがとうございます。


8月15日(土) 整体で褒められた

暑すぎて脳みそが溶けている。
仕事か日記書きか詩作をしようと思うも、まったく何もやる気が起きない。詩のノートを広げても汗しか出てこない。言語野が死んでる。
じっとしていても汗。くるみやヨーグルトや水を口に運んだだけで汗。扇風機、一番強い設定にしても風がぬるくて汗。
日中の記憶がほとんどない。暑いのになぜかサムゲタン風の鳥がゆを作って食べた。

夕方、予約していた渋谷のゴッドハンド整体へ。腰と胃腸の調子悪いことを伝え、そのへんを重点的にやってもらう。左右の肋骨の位置がずれていると指摘され、胃がふくらんでいるせいだと言われる。ウエストのくびれの高さが違ったのもそのせいか、と納得。
基本はいつも通りの流れの施術だったけれど、いつもしびれたり激痛が走る太ももや尻がほとんど痛くなかった。
そして、股関節や肩周りの動きを見ながら「筋肉は柔らかくて動きがいいし、骨盤もしっかりしてるから大丈夫ですよ」と言われる。
生まれて初めて骨盤を褒められた。
生まれて初めて肩のこわばりも巻き肩も指摘されなかった。
「骨盤が後傾してる」「普通の施術が通用しない難しい骨格」「このままじゃ四十肩」とか言われ続けてきた人生だったのに。
筋トレを始めて筋肉がついて脂肪が減って、正しい姿勢が維持できるようになってきた自覚はあった。フォームローラーを毎日転がすようになってから柔軟性が高まってきた気もしていた。
でも、これまでも、ヨガに通って自分では調子がいいと思っていてもぎっくり腰を発症したりしていたので、自分の身体のことを自分がちゃんとわかっているという確信が持てなかったのだ。だからゴットハンドのプロにお墨付きがもらえてめちゃくちゃ嬉しかった!「筋トレ&ストレッチ&フォームローラーで人生が変わる!」ってタイトルの新書書こうかな(長い)。
でも、調子に乗ったり金をケチったりせず、月一はマッサージや整体に通いたい。セルフケアできるようになったからこそわかる、プロが施してくれるケアのありがたみ。
毎度だけど、たった4000円で顔のたるみまでとってくれて輪郭がキュッとするのがありがたい。顔面に金かけたくない人間なので。

意気揚々と趣味の集まりに向かい、その後帰宅。

冷房が苦手で、冷房の効いた部屋に長くいると決まって鼻炎になったり四肢のだるさなどが出るので、今年はまだ一度もエアコンのスイッチを入れず粘っていたのだけれど、T氏に「冷房で死ぬことはないけど、冷房入れないと死ぬかもしれないから、つけたほうがいい」と言われて、めちゃくちゃ説得力があるなと思った。
言うことを聞いて風呂上がりに冷房をつけてみたら、最初は異臭がしたけれど超快適だった。ありがとう文明の利器。しかしやはり冷えすぎるので冬用掛け布団をひっぱりだしてくる。


8月16日(日)  別腹かき氷

冷房! 最高! よく眠れたし詩の編集作業もすいすい進む。
foufouのワンピースにパーティー用のボレロを羽織って出かける。今日はメイコと紀尾井町のホテルニューオータニのKATO'sでかき氷を食べるのだ。
永田町から5分ほどの距離を歩いただけで、日差しにやられる。しかしこの5分がホテルの素敵なかき氷をさらに美味しくしてくれたと思えばなんてことはない。
かき氷はメイコはイチゴ味、私は和三盆味をチョイス。

かき氷のてっぺんのマカロンが最高に可愛い。「クリスマスツリーの星みたいなもんかな」byメイコ。
砂糖と氷に飽きてきそうな頃に求肥や白玉や小豆が出てきて最後まで楽しく食べられた。ティーポットのたっぷりハーブティー(お代わりまでした)のおかげで寒くもならなかったし。
外に出て行く勇気を得て、日陰なき道を四ツ谷方面に向かう。メイコが見つけてくれたカフェ・ミクニへ。住宅街の中、知らなければ絶対通り過ぎる奥まった古民家で雰囲気のあるカフェだった。

お庭が見える奥まった席に案内されて嬉しい。


かき氷をなかったことにしてランチコースを食べ始める私たち。甘いとしょっぱいは別腹!
前菜がじゃがいものポタージュで歓喜するメイコ。メインのカレーソースの豚バラ肉も柔らかくて本当に美味しかった。
おしゃれな古民家カフェで美しい庭を眺め、芸術的なお料理をいただきながらゲスな話をする私たち。凡例「ネットストーカー検定5級」
ショーウィンドウを見に行って美しいケーキの数々に心惹かれつつ、お腹の中の氷水と白玉を思い出して泣く泣く諦める。またお茶しに来ようと決意。

帰りに上智大学の教会を見にいく。ミサ的な催しをやっているところで中には入れなかったけれど、外から見てもステンドグラスが美しくて素敵だった。猫にも会えた。
もう少しメイコとおしゃべりしたかったけれど、お腹いっぱいすぎて解散。

帰って村井理子『兄の終い』を一気に読む。不仲の兄が突然死したと知らされた著者が、葬儀や後片付けに奮闘する五日間を描いたエッセイ。兄の子どもたちや元奥さんとの距離感や、兄についての淡々とした語りがとてもいい。『あんぱんジャムパンクリームパン』を読んだときも思ったけれど、やはり私はこの著者の文章がものすごく好きだ。訳書も読んでみたい。 
自分も両親の死後の片付けをするのだよなと考えつつ、どちらかといえば自分が片付けられる側になることを想像してしまう。散らかった部屋を見渡して焦燥感を覚える。


8月17日(月) 台湾ブームの予感とペンネーム人格問題

今日の正午が詩の教室の課題提出の〆切だった。出かける直前まで、どの詩を提出するか迷っていたが、なんとか無事に送信。

今日もfoufouのワンピースを着て、パーティー用のクラッチバッグを持って出かける。毎日がちょっとしたパーティーという気概を忘れてはいけない。
今日は伏見ふしぎちゃんと女子会。街歩きするには暑すぎるということで駅直結の商業施設・コレド室町テラスから一歩も出ずに過ごすことになったのだった。落ち合ってすぐ、地下の魚盛で、煮魚とフライと刺身が食べられるという贅沢なランチを食した。

その後、施設内に立ち並ぶ台湾雑貨のショップや出店をひやかす。台湾茶の香水屋さんで試させてもらった日本限定の香りがうっとりするほどいい匂いで二人ともときめきまくったのだけれど、私は自分の手首に吹きかけたら全然違うつんとした匂いになってしまって泣きそうになった。洋服やコスメと同じで、好きでも自分に似合わないものってあるんだなあと痛感する。よくよく考えると、好きで買ったはずの香水が肌にのせると何かイメージと違うというのはこれまでも何度か経験があった。いつか自分に合ってちゃんと好きだと思える香りがいつか見つかったらいいなあ。台湾茶の香水、本当にいい匂いだったんだけどなあ(未練)。

書店の平積みの棚や韓国文学棚、詩集の棚など見ながら、ふしぎちゃんと最近読んでよかった本を言い合う。『あんぱんジャムパンクリームパン』の布教に成功してうれしい。

台湾カフェに移動してアフタヌーンティー。

初めて食べた氷の載った豆花が独特の食感でさっぱり食べられてはまりそう。先日近所のカフェで食べたルーロー飯もおいしかったし、じっくり何杯も味わえる台湾茶も好きだし、個人的に台湾食ブームがきそうだ。

お茶をしながら、詩作についてや仕事についてたくさん話をした。ふしぎちゃんと仕事の話をしていると、異業種なのに共通点がいろいろ見つかってとても面白い。組織のなかでの自分の生かし方についてとか。おじさんに対して思うこととか。
あとはペンネームの自分と本名の自分のずれについて話した。ふしぎちゃんはペンネームの自分が仕事を侵食してくるような感覚を持っていて、私は、本名で書いた詩を見せるのは恥ずかしくないけれどペンネームでは詩が書けないと思っていた。お互い、相手についてはペンネームと本人像が一致していると感じているのに、自分についてはそうではないのが面白かった。私にとっての「早乙女ぐりこ」はおそらく、実際の自分や自分の周りの人間を俯瞰で見て面白がってネタにしているネット上(あるいは同人誌上)の人格というイメージで、趣味や仕事上のリアルな人格を捨象して、ある一部分の要素だけを煮詰めたような存在なのだった。だから、早乙女ぐりことして詩を書こうとしてもなかなかうまくいかないのかなと思った。詩の教室で学んだことやペンネームについて話ができて、また自分の表現について考えるきっかけになった。

ふしぎちゃんとは在宅中もLINE通話で飲んだりしていたし、そのときも同じようにあれこれ話していたけれど、こうして美味しいものを一緒に食べたり同じ本や雑貨を手に取りながら対面で話ができると満たされ方が全然違うなと思った。

素晴らしい五連休だった。帰って、日付が変わるころまで明日納期の仕事を必死でやった。


8月18日(火)不毛な仕事といつもの蕎麦屋

六日ぶりの出社。件の仕事でペアを組んでいるおじさんに設定された不毛な打ち合わせ。やる気がないので家でのんびりとコーヒーを飲んでからゆったり出社する。するといつまでたっても打ち合わせ相手が現れず、忘れているのかと思って連絡すると「午後からのつもりでいました」とのこと。沖縄時間も大概にしてくれ。まあたしかに開始時間決めていなかったですけど。

そしてやっぱり担当分の仕事で2、3割の力しか発揮出さずに完成形の見えない中途半端な制作物を持ってきており、私の方は8、9割方できていたのでもやもやすることになった。絶対今日の午前中にやっつけで仕事したでしょ。本人は全然気にせず「今日は目線合わせができてよかった」と満足げだけど、何度も打ち合わせ設定されて話し合う時間が無駄だから本当にさっさと進めてほしい。でもこれまでの経験上どうせ次の打ち合わせのときも5割くらいしか出来上がってこない。なんならこれまでの打ち合わせで詰めた仕事もまだ彼の担当分だけ上がってこない。

しゃんぶるぶらんしゅも完成形の見えないところから何度も話し合って、草稿も2,3割しかできていない状態のものを見せ合ってどうしたらよりよい作品になるか二人で考えて、全体のバランスを見ながら一冊の本を完成させていくのだけれど、それはお互いの書き物にリスペクトがあって、会って話している時間が楽しいと思えるからこそ成立するやり方なんだなと改めて思った。おじさんと打ち合わせをしていても全然楽しくないから個人作業ベースでやりたい。でも向こうは楽しいんだろうなあ。今日も今日とて打ち合わせ後に飲みに行きたそうな雰囲気を出されたので、コロナと熱中症がこわいからといってきっぱり断りました。

そんなこんなで嫌になって退勤。スタバで時間をつぶしてT氏といつもの蕎麦屋で待ち合わせる。愚痴りながら食べても鴨肉のローストと日本酒はやはり美味しい。期間限定のそばがきもとてもよかった。もちもちした食感の食べ物が好きすぎる。飲み終わるころにはすっかり楽しくなっていた。


8月19日(水) 適当に部屋を掃除したらハッピーが次々舞い込んできた一日の話

今日からまた三連休。今日は18時半に職場近くの歯医者の予約を入れているので出社してもいいのだが、全然行きたくないので行かないことにする。

昨晩たくさん飲んだので、冷房の効いた部屋で思う存分朝寝をした。

気になっている喫茶店や近所のカレー屋に行きたいけれど、相変わらずおなかの調子がよくないし外食続きで体重が減らなくなるのもこわいので我慢。思い立って部屋の掃除を始める。ドラゴンボールばりに家中のそこかしこに散らばった本を拾い集め、本棚の隙間や、百均のA4サイズ段ボールに収納していく。瞬く間に段ボール三箱がいっぱいになる。本棚を増築するか本を手放すかしないと根本的解決にならないのはわかっているのだけれど、そんな気力はないのでとりあえずの応急処置。それでも床が広くなってだいぶすっきりした。続いてゴミのようでゴミじゃないものとガチのゴミを分けてゴミ袋に放り込んでいく。あとは、ステイホーム中からたまりにたまった段ボールをつぶして資源ゴミに出せたら完璧なのだけれどそこまでは行きつかず。

掃除中にメールをチェックしたら、文筆活動の関係でとても嬉しい連絡が来ていた。5月文フリが中止だったり、日記(これ)もとりあえず一年続けてひと段落してしまったり、気持ちが詩作に向いていたりで、最近はなかなか文章を書いたり本を作ることに対してモチベーションを保ちにくいところがあったのだけれど、そんな中でもささやかにできることを続けていると、思いもよらぬところで見つけてもらえたりするのだなあと思う。もうしばらく経ったら告知できるかも。

歯医者の定期健診に行く直前に慌てて口腔内のブラッシングとフロスを頑張る。一夜漬けよりたちが悪い。
ここ最近、右も左も上の奥歯がもやもやしたり歯磨きでしみる感じがあって、そもそもそのさらに奥にあった親知らずが抜歯前にばかでかい虫歯だったので、隣接する奥歯たちは絶対虫歯になっているに違いないと思って、検診とかいって油断させておいてなんならまた出合い頭に麻酔ぶっさされて神経ぶちぶち抜かれるんでしょ、と覚悟して行った。しかし、「ちゃんとブラッシングできているし、ところどころ歯茎の腫れはあるけれど歯の状態には何の問題もないですね」と言われて拍子抜け。
なんの自覚症状もなかったのに口内ボロボロで大量に虫歯発生していた9か月前。自覚症状しかないのにクリーンな口内を褒められるなう。私はもう何を信じたらいいのかわかりません。医者を信じればいいのだと思うけれど、どうせまた数か月後に検診に行ったらこりゃひどい虫歯だとか言われて神経抜かれるんでしょ、という疑いを捨てきれずにいる。まあ医者と自分の身体感覚に対する疑念は深まる一方だけれど、なんにせよ虫歯がなくて、治療に金と時間がかからずにすんだのは本当によかった。部屋もちょっときれいになったしうれしいメールも来たし良い一日だ。

と思いながら食材を購入して帰宅し、梅干しとめかぶをのせた豆腐麺という、ハイパー夏バテ手抜きメニューを食す。

来月友人たちと都内ホテルステイをするつもりなのだが、日程調整等が済んだので予約ページを開いたら、期間終了していたはずのタイムセールが復活していて、覚悟していた予算(お高い)より一万円近く安く泊まれる&朝食つき&併設のスパも無料で入れるプランで予約ができた。そのプランがなくなってしまったと思ってしゅんとしていたので、予想外の復活を喜び合う。何か悪いことがあれば厄年のせいにして、いいことがあれば日ごろの行いがいいからだと常に言い合っている私たちだが、今回もメイコから「日ごろの行いだね!」と連絡が来て、たしかに私、今日部屋掃除したしな、と思う。

そして、今日の幸福はこれで終わらなかった。

母親から弟夫婦のところの第二子が無事生まれたと取り急ぎの連絡が来たのだ。甥、爆誕である。こういうご時世なので子の父親である弟さえ立ち会えず、私たちが会えるのは当分先のことになると思うけれど、新しい命が生まれて病院のふかふかのベッドで両手を顔の横に持ち上げてすやすや眠っている(参考画像・姪)のを想像するだけで、心がほわんほわんとあったかく、しみじみとうれしさが湧いてくる。二年前に世界一可愛い姪が爆誕してから、姪が成長していく姿を見せてくれるだけでめちゃくちゃ幸せで楽しかったのに、さらに「世界一可愛い」がもう一人増えるの? 幸福が二倍? ってか無限大? どうなっちゃうの? やばい! 
私は部屋の掃除以外何もしていないのにこんな幸せをわけてもらっていいのだろうか。せめて姪と甥の太いオタクになって、イベントごとに課金していくことで返したいと思う。

本当にいい一日だったなあと思いながらラメダリコさんの新作アクセサリー情報を見ていたら、全然新作じゃないバングルがすてきでほしくなったので迷わずぽちった。これもタイミング。だって、めちゃくちゃ幸せな気持ちのときにタイミングよく出会ったすてきなアクセサリーって、間違いなくお守りとして最強最高じゃない?

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日記を読んでくださってありがとうございます。サポートは文学フリマ東京で頒布する同人誌の製作(+お酒とサウナ)に使わせていただきます。