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発信は「I」で、人を巻き込み、結果を残す

発信は「I」で、人を巻き込み、結果を残す

「私はこうしたい」
「私はこうする」

僕は、主語を「I」(私)にしてコミュニケーションすることは
ビジネスではとても大切なことだと思っています。

ビジネスは約束です。
約束を果たすことで信頼は生まれます。

発信は「I」(私は)で、人を巻き込み、結果を残す

の本当の意味は、
「当事者意識をもって何事にも取り組みましょう!」
のメッセージでもあります。

当事者意識を高める一番簡単な方法は
主語を「I」(私)にして考え、発信していていくことです。

リクルートの社内で繰り返し語られる言葉に、
「で、お前はどうしたいの?」があります。

部下「相談があって・・・、実は〇〇〇が●●●で・・・」
上司「で、お前はどうしたいの?」

答えを「I」(私)で返すほかない見事な切り替えしだと思います。

自分はどうしたいかを考える。
考えた結論を「I」(私)で発信していく。

この繰り返しによって、当事者意識が高まっていくのだと思います。

当事者意識が無いと以下のような症状になります。

・誰かが何とかしてくれると考える
・いい訳、責任逃れをする
・受動的になる

組織やチームというものを理屈のレベルで理解していない、もしくは目標や管理がしっかりとされていないなどの理由で当事者意識を持てていない人もいるかもしれません。

しかし、大抵の当事者意識の低い人は
以下の特徴を持っていると考えています。

「自分がリーダーとして苦労したことのない人」

要はリーダーシップ(当事者意識)経験の浅い人は、目の前にある物事を自分事として捉えることができないのです。

詳しくは元マッキンゼーの伊賀泰代さん(ちきりん)の名ブログを読んでいただきたい。何度読んでも素晴らしすぎて感嘆しかでないです。

リーダーシップ経験の乏しい人はどうしても受動的な態度になるために、組織の中で良いフォロワーとしても力を発揮することもできません。

良いフォロワーとは、組織やチームで起きていることを自分事と捉え、リーダーが手の回っていないタスクを先回りして処理することができます。

また、チーム内で誰のタスクか明確でないものを積極的に拾えたりします。

自分とチームを重ね合わせ、チームのゴール達成のために、今、自分が何をすべきなのかを見通せるフィルターを持っているのです。


そのフィルターは残念ながらリーダーシップ体験でしか養われません。


どれだけフォロワーの仕事を続けていてもフォロワーは上手くならないです。フォロワーを上達させるには、リーダーシップ体験が必要なのです。


学生時代であれば部活、文化祭、クラブ活動、etc...
ビジネスであればチームをまとめる、プロジェクトを推進する、etc...

リーダーシップの機会は何でもいいのです。
大事なことは、目的を定め、方向性を決め、メンバーに周知させ、タスクを振り分け、完了を確認しながら、PDCAを回していく。このプロセスを人を巻き込みながら進めていくことが、どれだけ大変なことかを体験している必要があるのです。


組織やチームの足を引っ張る行為を無自覚に続けている人は、チームで成果を出すことが、どれだけ難しいことなのかを理解できないのです。


一度でもリーダーシップを発揮し、チームを牽引し、そのプロセスの中で苦労した人だけが、目の前で起こる自チームの物事を自分毎として捉えることができるのです。

しかし、日本ではリーダーシップについて問われる場面は極めてまれです。

ビジネスだけに限らず、学生の時分においてもリーダーシップを求められたり、問われた経験を一度も持っていない人も多いのではないでしょうか。


なぜ、日本ではリーダーシップが問われないのでしょうか。


日本では「リーダーシップはトップや役職の上の人が発揮するもの」の考えや、思考様式が強いからだと思っています。

しかし、これは間違った考え方だと言わざるを得ません。

リーダーシップは全員に求められる必須のスキルなのです。


また、リーダーシップはスキルなので後天的に学ぶことができます。
訓練で誰でもリーダーシップを身に着けることは可能です。
その為には主語を「I」(私)にして発信することがスタート地点です。


ゆえに、

発信は「I」で、人を巻き込み、結果を残す



こんにちは。最後までお読み頂きましてありがとうございます。このnoteは僕のつたない経営や、インナーブランディングを行う中でのつまづきや失敗からの学びです。少しでも何か皆様のお役に立てたら嬉しいです。サポートはより良い会社づくりのための社員に配るお菓子代に使わせていただきます!