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ルールがあると自由になれる

今日はルールについて書こうかと思います。
皆さんはルールについてどんな印象をもっていますか?

恐らく「ルールとかホント嫌だ!」とか思っていませんか?
多くの日本人はルールについて、大なり小なりの嫌悪感を頂いているのだろうと僕は肌感覚で思うのです。統計的な根拠はありません。(笑)
根拠が薄いことを承知の上で進めます。


ルールが嫌いになる1つのきっかけに校則があるかと思います。
あのがんじがらめのヤツですね。


上から締め付けられる感じがするのでしょうか。
尾崎豊の名曲「15の夜」にもこうあります。

盗んだバイクで走りだす 行き先もわからぬまま
暗い夜のとばりの中へ
誰にも縛られたくないと 逃げ込んだこの夜に
自由になれた気がした 15の夜


多感な時に「個」を押さえつけられた反動が出ている人もいるかもしれませんね。
自由という言葉に憧れていた時代ってあったな~なんて思います。
ハズイですが・・・・。ww


最近、僕は会社を経営していて強く思うのは「ルールって大事」ということです。ルールがない組織はバラバラになり易いですし、第一働いていてストレスが高いと思うのです。ルールがあるから、その中で自由にやれるのです。


そんな事を感じて昨日こんなツイートをしました。


この中で外資(アメリカ)の企業に少しだけ触れているのですが、僕はこの外資のクライアントと仕事をして衝撃を受けました。それはルールについての厳格さが組織文化になっていることに驚きました。誰もルールを破らないのです。


例えばですが、業務を進めていくのに社内ルールというものがあります。往々にして、そのような社内ルールは偉い人から破っていきます。でも、その外資企業はみんなが当然のように守るのです。


これは中々びっくりしました。
内資の企業は、という括りはいささか大きすぎますが、社内ルールを守らない人は沢山いらっしゃいました。

「大丈夫ですか?そんなことして?」

と、僕が訪ねても

「あー、大丈夫大丈夫。問題ないから」

みたいな感じです。


大小ありますが、皆さんも何となくイメージできるのではないでしょうか。

で、違いはどこから来るのかというのが論点です。

僕の結論からいうと「国の成り立ち」が大きいのでは?と思っています。


外資の企業はアメリカ本社の企業なのですが、アメリカは自由の国と呼ばれる国です。ヨーロッパで迫害を受けていた人たちが自由を求めてアメリカ大陸を目指すところから物語はスタートします。アメリカにはヨーロッパのような階級身分制度もなく、宗教による抑圧もありません。


要は横一線からのスタートなのです。
みんなが平等であり、自分の頑張り次第で富を得ることもできたのです。これがアメリカンドリームというやつですね。(ものすごい粗い説明ですが・・・)


日本人にとっての「自由」とは与えられ済みの所与のもので、そこに殊更に価値があるとの自覚は薄いと思います。

しかし、アメリカにおける「自由」は自らの力で勝ち取った自由です。なので、とても大切で価値のあるものなのです。なので、アメリカでは個人の権利や、自由や価値観が尊重される土壌があるのだと思います。



ビジネスでも一緒です。
外資でも特にアメリカ系の企業はルールを守ることに厳格だし、ルールを作り替えることにも積極的な感じがします。ルールは自分の権利を守るものだし、チームや組織を機能させるために必要不可欠なものとの認識があるのです。

日本では職場でのルールは最小限にしようという機運が高まっています。いわゆるティール組織や、ホラクラシー組織の流行りだと思います。


僕もルールは最小限にしたいと思っている口なのですが、無いと困るルールは意外たくさんあります。ルールが無いと個人が勝手に判断し始めます。当然組織はバラバラになっていきます。行きつく先は相互不信だったりします。

必要なルールを整備すること、そのルールを厳格に守ること。
ルールが時代に合わなくなれば、ルールを変更すればいいのです。


僕の会社もルールの整備が追い付いていないと感じています。
無いと困るルールを速やかに整備して、個人がその上で自由に能力を発揮できる土台をしっかりと作っていく2020年にしたいと考えています。

こんにちは。最後までお読み頂きましてありがとうございます。このnoteは僕のつたない経営や、インナーブランディングを行う中でのつまづきや失敗からの学びです。少しでも何か皆様のお役に立てたら嬉しいです。サポートはより良い会社づくりのための社員に配るお菓子代に使わせていただきます!