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「硝子日和」のこと

私はガラス作家で本を書く人ではないので、文章を書かなくても生きていけるのですが…最近文字離れの生活のせいか(歳のせいか?)物忘れがひどく、言葉での表現がおぼつかない時があり、背筋の凍る思いをすることが多くなりました。

あれほど慣れ親しんでいたはずの言葉たちが、赤の他人のようになっていくのは寂しいです。つい最近も大好きだったビートルズの曲名がすぐに思い出せなくて…悲しかった。
  
友人のK氏は、まるで遊んでいるかのように暇に任せて次から次へと飄々と本を書いているかのようでした。少なくとの私にはそう思えたのですが、もしかしたら夜中に頭を抱えていたのかもしれません。私にはK氏のように物語を紡ぐ才能はないけれど、短い文を自由に書いて楽しむくらいならできるかもしれないと思いこの「硝子日和」を立ち上げることにしました。

ステンドグラスを作っているならこれはもう硝子の話に決まっているだろうと思った方に最初にお詫びいたします。「硝子日和」は硝子と共に生活している私の思いつきで書かれた日記のようなものです。だから硝子に限らず色々なことが書かれています…正確にはこれから書いていく予定です。今は手始めに過去に書いたものをすこしずつ紹介してみようと試みています。

エンジンをかけようとセルを回した段階で、実はまだアクアセルを踏んでいません。どこへ行くのかも、どれだけ遠くへ行くのかも、何をしに行くのかもわかりません。どうか長い目で見守ってください。


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