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企画・ブランディング・編集を四半世紀、生業に。「旅」の小さなメディア、キャンプ場も運営…

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企画・ブランディング・編集を四半世紀、生業に。「旅」の小さなメディア、キャンプ場も運営中。 ■Office-WEB→https://office-glass.jp ■旅メディア→https://slowjourneys.jp ■キャンプ場→https://foun-p.com

マガジン

  • 広い農園に1区画だけ。未来につながるキャンプ場をつくった話。

    自力でキャンプ場開設を考える方、キャンプ好きな方、未来へ何かをつなぎたい方などのために、自分が興した「農園と農業の価値を伝えるためのキャンプ場」づくりの記事をまとめています。たくさんの方の参考になれば嬉しいです。 記事は今後も不定期で追加していきますので、お楽しみに!

最近の記事

サウナができた。きっと、極上だ、気分が。

更新がすっかり滞っていました(いつも通り?)。 年明けから本格的に造りはじめたサウナ。 仕事の合間に大坂から和歌山へ出向き、おおよそひと月半で完成。 今回はその振り返りです。 なんせ、低予算でないと。 そもそもはテントサウナくんがカラスの襲撃に遭ってしまったことから始まった、というか決めたサウナづくり。 ↓過去記事参照。 私のキャンプ場「Mandarin Field」は、 日本における柑橘のふるさと、和歌山県海南市の下津にあります。 しかも山の上。 そこからの眺めがとに

    • テントサウナは1シーズンでアウトになりました。そんじゃ、サウナ小屋をつくろう、と決めた。

      どうも、和歌山の海南市にある山の上のみかん園で、1区画貸切型のキャンプ場を運営している橋本です。 しばらく間が空いてしまいました。 今日は、今シーズン多くのお客さんにご利用いただいたテントサウナについて、来期の予定も合わせてご報告です。 予想外のアクシデントも加わり、テントサウナはあえなく廃棄・・・ さて、運営しているキャンプ場「Mandarin Field」では、今年の1月からテントサウナを設置しています。 ※詳しくは下記ご参照くださいね。 社会が再始動し始めた春あた

      • 重い腰を上げ、雑誌出版の挑戦を始めようか。

        昔から腰は重い方です。が、動き出したら早い方です。 考え、調べ、検証することに多くの時間を割き、決まってから動くタイプだからですが。そのスタイルで振り返ると25年、雑誌の世界にいます。 今年から現場に積極的に関わらなくなっているから、いました、かも。 そんな僕が、いよいよ重い腰を上げようと思うに至ったので、少し記しておきます。 今さら、雑誌なんて。と思うこともあるけれど。 読みたい雑誌が見当たらない、部屋に飾りたい雑誌を見かけなくなった。 この数年、ずっと思っています。

        • 「いま」を表現するだけのマガジンの終わり。

          2023年から、関西ではマガジンの現場から少し距離を置くようにしています。いち読者に数十年ぶりに戻ったわけですが、書店で書棚を物色しても、手に取るマガジンはあっても、お金を出して買いたいものがないんですね。 それって何でだろ、ってことをちょっと考えてみました。 “振り切れない”ところに無理がある。 結論から書くと、「いま」を表現することに熱量を込めているマガジンは、つまらないということ。 インターネットがなかった時代はそれが価値だったと思います。 当時派お店でも食べ物の味

        サウナができた。きっと、極上だ、気分が。

        • テントサウナは1シーズンでアウトになりました。そんじゃ、サウナ小屋をつくろう、と決めた。

        • 重い腰を上げ、雑誌出版の挑戦を始めようか。

        • 「いま」を表現するだけのマガジンの終わり。

        マガジン

        • 広い農園に1区画だけ。未来につながるキャンプ場をつくった話。
          17本

        記事

          関西では珍しい、「1区画だけの貸切キャンプ場」を一年運営して思うこと。

          こんばんは。ずいぶん投稿に時間が空いてしまいました。 2021年後半からほぼDIYでつくりはじめ、2022年6月にキャンプ場「Mandarin Field」をオープンして一年が経ちました。 関西には多くの個性的なキャンプ場があります。個人的に好きなフィールドも多々。それらとはちょっと違う場所をつくろう。 その意気込みが夏の水不足でヘロヘロになったり、秋は台風で一ヶ月間週末が全てキャンセルになりめげそうになるなど、気持ちの浮き沈みも激しい一年でしたが、2年目に入り、ちょっと振

          関西では珍しい、「1区画だけの貸切キャンプ場」を一年運営して思うこと。

          伝えたい情報を選ぶ方法について。

          編集を生業としていると、 たまに「知り得ていることをもっと発信したらいいのに」と言われることがあります。 コレは明確にNOです。私感ですが。 知っていることだけを話したり発信するのは世間話と同じものだし、ね。 では、情報を仕事として扱う人間がプライベートで出すものって何か、と。 知っていることをたくさん出すだけでは意味がない時代。 雑誌をメインで扱っていた頃は、オフィスに日々たくさんのDMや資料が届いていました。 消費期限は長いもの、短いもの、プレスリリースとして追加で

          伝えたい情報を選ぶ方法について。

          新たな(考え方の)キャンプ場を次のステージへ上げる。

          こんにちは。 今日は編集実務的話ではなく、編集者の頭の中を形にした(と思っている)キャンプ場の、新たな動きについて。 二人三脚のはずなのに、俺は何をしている? これまでの思いや気づきを形にすべく、昨年の1月から独りで作業に取りかかり、今年の6月に本オープンした私のキャンプ場Mandarin Field。 冠に「Foundation Camp」とつけています。私たちが人として生きるうえでの「基盤」を感じる、に触れる、について考える、という意味です。 過去の記事で思いはある程

          新たな(考え方の)キャンプ場を次のステージへ上げる。

          編集とは何する者ぞ。

          noteを開設して以来、ちょうどキャンプ場を造りはじめていたこともあり、それらに関することばかり綴っていた2022年。 というわけで2023年からは生業としている「編集」に関することも、きちんと綴っていこうと考えています。 どうせすぐ脱線するに決まっているのですが、思いに温度があるうちに、まずはひとつ。今回はそもそも論的な、「編集」について。 森は広くて、深い。 編集者と聞くと、マガジンや新聞、近年ではWEBなど、主に媒体で活躍する人のことを想像する人が多いと思います。が

          編集とは何する者ぞ。

          「うぉおおおおお〜!」と叫びたいがために、テントサウナを導入したというお話。

          #サウナ ちょうど一年前の今頃から本格的にDIY作業を始めて、『みかん園の中に1区画だけ、貸切のキャンプ場」をつくりました。 開設に至った理由は以下で書いていますが(気になったら読んでみてくださいね)、昨年6月になんとかオープンし、秋は台風襲来でお客さんに使ってもらえず、11月と12月はみかんの収穫時期のため、キャンプにはいいシーズンなのだけれどクローズ。 で、1月から再開したのだけれど、その際、テントサウナを導入しました。 サウナだって、気遣いゼロで満喫したい。

          「うぉおおおおお〜!」と叫びたいがために、テントサウナを導入したというお話。

          ニッチになった、編集の仕事について。

          今日は、四半世紀ほど本業としている「編集」という仕事について、 振り返りと現状、自分が進むべき未来について書いてみたいと思います。 熱量高めな人がいる場所、それが「マガジン」の編集だった。 私が属している編集という分野はとても裾野が広い。その中で長らく生業としているのは「雑誌(マガジン)」を中心とするエリアです。 子供の頃から、知らない世界の窓を開けてくれる雑誌が大好き。 とはいえお金があるわけではないから、書店で立ち読みしたり、廃品回収に並ぶモノを拝借したり、してきま

          ニッチになった、編集の仕事について。

          はじまりのはじまりは1台のアメ車でした。

          しばらくnoteから遠のいていました。 もうひとつの本業である編集業務がちょっと詰まっていたのと、11月12月はキャンプ場のあるみかん園が収穫期のため、キャンプ場をお休みしているから、です。 ある日突然出てきた探し物。 農園の中にキャンプ場を創ろう、誰もが自然と向き合える場を創ろう。 そんなことを思い立ち、作業を始めたのがちょうど1年前です。 話はその半年前の春に遡ります。 いつも車の整備をお願いしているショップオーナーから「今日のオークションに出ますよ!」と電話をも

          はじまりのはじまりは1台のアメ車でした。

          キャンプ場で、お客さんと農園主の笑顔を増やしていくための作戦。

          バタバタしている間に、すっかり秋の気配です。 みかん山の中の貸切キャンプ(グランピング)施設「Mandarin Field」では、ありがたいことに夏休みはたくさんの方にお越しいただけました。 しかし、ここの運営で利益を出すまでは、正直、いきません。 では、どうするの? 今日はそんなお話です。 想定外だった、客層。しかし理由を聞いて納得。 7月あたりから、ポツリポツリと予約が入り始めました。 おもしろいのは、「なっぷ」で予約したのち、ほとんどの方がMandarin Fiel

          キャンプ場で、お客さんと農園主の笑顔を増やしていくための作戦。

          キャンプ場オープン→まだ認知激低→挑戦は続く。

          省農薬みかん園のなかに、1区画だけのキャンプスペースをつくって、はや2ヶ月。 実はお客さんは、ほとんどいませんw。 理由はふたつ。 利用料金が高いから、そして、どう使っていいかわからないから。 関西は全国的に見て、キャンプ場へ支出する金額が低いと業界内では言われています。そして、これまでにないスタイルだと、自分が一番手になりたくはない、なんて心理が働くそうです(ユーザーさんのご意見より)。 開設したからには稼働させたいところではありますが、新しいものやことを生み出すというこ

          キャンプ場オープン→まだ認知激低→挑戦は続く。

          キャンプ場つくったあとは、チームのリビルドにとりかかる。急ぎで。

          イーロン・マスク氏は、リモートワークは一部の優秀な社員に限ることになる、的な発言をしたそうな。 これ、人材を抱える多くの人が同じようなことを考えていると思う。 私も同じく。 というわけでキャンプ場づくりが一段落し、次は急ピッチでチームリビルドにとりかかることにした。 小さな会社をつくったワケ。 7年前、それまで9年間個人事業主としてやってきた仕事を、法人組織にしました。これは、大きな決断だった。 法人化を決意した理由は2つ。 1.振り向けば、編集業の美学に心躍らし・燃やす

          キャンプ場つくったあとは、チームのリビルドにとりかかる。急ぎで。

          不親切な旅メディアをつくった理由。

          2021年も終わりが見えた時期、静かに旅のメディアを立ち上げました。 サイト内でマネタイズしない。不定期で更新する。情報過多にしない。 イマドキの考え方に逆行していますね。 でも、それが必要だと思いました。 情報は、動くためにある。 インターネットにつなぐために毎度毎度〝ピーひゃらららら、ガガガガ・・・〟とやり始めた頃、僕は雑誌の世界に入りました。世界中で手元ではないどこかに情報を集め始めている時期だから、当然、インターネットでほしい情報に巡り会えることは少ない。 結局

          不親切な旅メディアをつくった理由。

          キャンプ場オープン。         が、闘いはここから。

          昨年12月から始まった、1区画だけのキャンプ場開設計画。 紆余曲折、トラブルいろいろな日々を終え、昨日無事にオープンしました。 詳細は下記リンクをぜひご覧ください。 思い返せば、ずっと温めていた、僕が思うキャンプ場をつくろうと思い立ち、それを知った知人が「下津きょうだいみかん山」の農園主・大柿さんを紹介してくれて、一気に加速した計画でした。 予算はかけられない、しかし、妥協はできない。 その結果、できる限り自分でつくる、という選択肢を手にしたのでした。 プロでないとできな

          キャンプ場オープン。         が、闘いはここから。